四国河川ニュース《12/7(土)〜12 /13(金)》No.69
1.石手川ダム、吉野川水系銅山川ダム群、取水制限続く、
〜本格的冬期渇水に〜 (吉野川水系、重信川水系)
○重信川水系石手川ダムでは、第6次取水制限(上水18%、農水50%、かんがい50%制限)、松山市上水道の水圧調整が引き続き実施されています。
石手川ダムの16日8時現在、貯水率は37.8%となっています。
○吉野川水系銅山川ダム群では2次取水制限(工業用水25%制限)が引き続き実施されています。
16日0時現在の銅山川ダム群(富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム)の貯水率は47.0%となっています。
○四国地方整備局渇水対策本部設置期間中の四国地方の渇水情報についてはhttp://www.river.or.jp/shikoku/index.html で情報提供を行います。
(但し、土日はシステム上更新していません)
2.三崎町の子供達が水源池野村ダムで植樹 (肱川水系)
○平成14年12月9日、野村ダムから水を供給している「三崎町」の議会議長ほか住民14名、小学生18名、中学生16名及び高校生10名の総勢58名の方々が
水源地の野村ダムに植樹をしました。
○植樹は、水源地の野村町長も出席して行われ、苗木は「桜」で平成14年度にちなんで14本が植樹されました。
○参加者はこのあと、野村ダム堤体内見学を行い、ダムの役割を学びました。
3.管内2級河川の河川整備基本方針、河川整備計画策定状況
〜河川整備基本方針14河川、河川整備計画11本策定〜
○四国地方における県知事が管理する2級河川の洪水、高潮等による災害の発生の防止や河川環境の整備と保全を図るための基本的な方針を定めた河川整備基本方針、並びに
河川の整備の実施に関する具体的な施設の計画を定めた河川整備計画の策定状況(11月5日現在)は、下記のとおりです。
・香川県(綾川、香東川、大束川、高瀬川、別当川、湊川)
・愛媛県(須賀川、北川、洗地川、宮前川)
・高知県(新川川、和食川、以布利川、下田川)
凡例:赤文字は基本方針のみ策定、以外は基本方針、整備計画とも策定
○河川管理者である各県において、今後も安全で安心できる国土の形成ならびにより良い河川環境の整備をはかるため、その他の河川についても順次、
河川整備方針等の策定を進めていきます。
4.【四国のみずべ八十八ヵ所愛媛部会推薦カ所30ヵ所が決定】
○「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会愛媛部会では、応募のあった愛媛県内全127カ所の候補地について、「みずべと人との関わり」をキーワードに審査を行い、
愛媛部会としての推薦30カ所を選定しました。
○選定された30ヵ所は、以下のカ所です。
◎・・・「是非みずべ八十八ヵ所に選定すべきカ所」(10ヵ所)
宮窪瀬戸、面河渓谷、滑川渓谷、三ケ村泉、松山三津内港、
重信川湧水群(杖の淵他2ヵ所含む)、御幸橋、肱川河口(長浜大橋)、
内子の屋根付き橋(ふもと川他1ヵ所含む)、遊子の段畑
○・・・「みずべ八十八ヵ所に選定すべきカ所」(10ヵ所)
武丈公園と加茂川、河原津海岸、魔戸の滝、来島海峡展望、西条アクアトピア、重信川河口、白猪の滝、御三戸、佐田岬からの夕陽、薬師谷渓谷
△・・・「みずべ八十八ヵ所に選定してもよいカ所」(10ヵ所)
○関川河口周辺と干潟、富郷渓谷、新居浜マリーナ、○衝上断層公園、
○小田深山、大洲を流れる肱川、滑床渓谷、岩松川、白滝、桂川渓谷
※△のうち「みずべ八十八ヵ所に選定してもよいカ所」のうち○のものは、愛媛部会として特に推薦するカ所
5.第6回四国のみずべ八十八カ所実行委員会の開催
○「四国のみずべ八十八カ所実行委員会を12月16日(月)13時30分より香川県高松市西の丸町、ホテルニューフロンティアにおいて、開催します。
○実行委員会は、「四国のみずべ八十八カ所」の公募平成13年9月1日より開始し平成14年9月30日まで行いました。
第6回委員会では、「みずべ八十八カ所」の応募結果の報告及び、選定後の活動等について審議が行われます。
○四国の水辺八十八カ所は、自然や歴史、「歴史、文化、風土に潜む魅力創出」「地域の特長を生かした活性化」等の視点から選定される河川や滝、湖、池、水路、砂浜、水路
などの水辺が対象。
6.「重信川河川技術懇談会」の設立 (重信川水系)
○11月25日(月)、松山市内において、「重信川河川技術懇談会」が設立され、第1回重信川河川技術懇談会が開催されました。
○この懇談会は、重信川河川整備計画策定に先立つ河道計画の立案にあたり、学識経験者や研究機関、河川管理者の方々から技術的な面の指導・助言をいただくために
設立されたものです。
7.【重信川講座−自然再生シンポジウム−開催】 (重信川水系)
○12月18日(水)、愛媛大学において全学学生を対象に、愛媛大学工学部・教育学部重信川研究グループ・松山工事事務所の共催で、河川整備・環境保全と学生による
サポート活動に関するシンポジウム「重信川講座−自然再生シンポジウム−」 が開催されます。
○このシンポジウムは、「重信川いきいきネットワーク事業計画の策定にあたり、愛媛大学によるPI手法の検討や計画策定・維持管理への参加の一貫として、計画策定作業への
大学生の参加を募るために開催されるものです。
○特別講演「重信川と泉」(水をきれいにする会の武井代表)、「重信川の自然」(愛媛大学工学部増田助教授)の後、河川環境に関するディスカッションが行われる予定です。
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また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
FAX 087-851-8474(河川計画課)