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四国河川ニュース

1/23(土)〜 2/5(金)》674

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2016.2.8発行】

 

 

 

○四国・水こぼれ話談話室Vol.309

○「効果の見える治水事業」 愛媛県 新たな海岸保全基本計画に基づく海岸保全施設の整備について 基本理念『人も自然も愛顔あふれるえひめの海岸づくり』 土木部河川港湾局港湾海岸課長 清 家 伸 二

 

 

○今週のニュース

○「吉野川水系ミズベリング徳島会議(中流編)〜吉野川中流域の未来を考える会議〜」を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

○「ホタルが乱舞する土器川を目指して」 〜ホタルの幼虫放流21年目に突入〜 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

 

四国・水こぼれ話談話室Vol.309

 

1.「効果の見える治水事業」 愛媛県 新たな海岸保全基本計画に基づく海岸保全施設の整備について 基本理念『人も自然も愛顔あふれるえひめの海岸づくり』 土木部河川港湾局港湾海岸課長 清 家 伸 二

 

○愛媛県では、海岸に面した地域の安全を確保するとともに、海岸の持つ良好な自然環境の整備と保全を図り、また人々の多様な利用が適正に行われるよう、海岸法第2条の3の規定に基づき、平成1512月に海岸保全基本計画(豊後水道東沿岸、伊予灘沿岸、燧灘沿岸)を策定し、海岸保全施設の整備を進めてきました。しかし、近い将来発生が予想されている南海トラフ地震等に備えた地震・津波対策、安全で適切な維持管理、海岸環境の保全活動のさらなる取組強化のため、平成27年9月に新たな海岸保全基本計画を策定しました。

○新たな基本計画では、平成26年6月に県が発表した設計津波(L1津波)に対する海岸保全施設の整備を基本としておりますが、県南西部の宇和海沿岸では4mを越える既設堤防の嵩上げが必要となる海岸もあり、大規模な堤防整備による海浜利用や漁業活動及び景観などへの影響が懸念されるため、各地域における合意形成を図りつつ、関係市町と連携のうえ、ハード・ソフト両面での総合的な防災対策を推進することとしています。

○また、限られた予算で効果的な海岸整備を進めるため、従来までの「整備対象海岸」(約340km)の中から、防護面における対策の緊急性や背後の重要度、さらに、背後地における防災上重要施設の立地状況等の観点より絞り込みを行い、「重点整備海岸」(約130km)を新たに選定しました。

○重点整備海岸は、整備対象海岸の延長の約4割ですが、県内の浸水面積の約7割が防護されることから、各海岸管理者において、概ね20年間で「重点整備海岸」を計画的に整備していくこととしています。

 

                         

今週のニュース

    

1.「吉野川水系ミズベリング徳島会議(中流編)〜吉野川中流域の未来を考える会議〜」を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

○平成28127日(水)、美馬市四国三郎の郷で吉野川中流域の未来を考えようと、吉野川水系ミズベリング徳島会議(中流編)〜吉野川中流域の未来を考える会議〜(主催:水辺の楽校運営協議会)が開催されました。

○吉野川の中流域(徳島県の方にとっては上流域)に位置する美馬市・つるぎ町・東みよし町・三好市において川で活動を展開している方々総勢18名に集まっていただき、活発な意見交換がなされました。

○様々な方面から自由な発想で語られた夢は、以下のようなものです。

【川へのアプローチ】

 ・吉野川が楽しく遊べる川になればよい。

 ・子どものころから川へ近づくことを上手に教える。

 ・川は危険であることを教えた上で、大人が安全を担保し、子どもを川で遊ばせる。

 ・吉野川を子どもたちにとって大人になっても語れる思い出を作れる環境にしていく。

【川の施設】

 ・カヌーやかんどり船が泊まれる「川の駅」を作る。

 ・河川にアクセスしやすい坂路を作る。

 ・河川敷でラリーをしたい。

 ・水辺プールを作る。滑り台やロープなどで川の中へ入れる環境づくり。

【川の利用】

 ・吉野川の竹林を資源として利用する仕組みを作る。

 ・川でのイベントにするのにお伺いをたてるのはやめる。

 ・吉野川中流域を世界遺産にするような環境作りを目指す。

 ・吉野川本川で20km下る筏レース。

 ・ミズベリングを通して、地域の方々のネットワークづくりをする。

○吉野川水系ミズベリング徳島会議では、平成27年度は、平成2777日に新町川水際公園で「水辺に乾杯in新町川」、平成28127日に吉野川中流域で意見交換会を行いました。今後も地域の方々と連携し、「ミズベリング」に取り組んでいきたいと思います。

 

2.「ホタルが乱舞する土器川を目指して」 〜ホタルの幼虫放流21年目に突入〜 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○土器川生物公園内のホタル水路で、2月1日に土器川沿川の垂水小学校(54)、ひつじヶ丘保育園(25)の児童の参加で、ゲンジボタルの幼虫(300)と餌となるカワニナの放流(平成8年から開始)を実施しました。

○当日は、幼虫の放流前に土器川の説明とホタルの生態について学習し、きれいな水でなければホタルは生きられないなど、河川をきれいに大切にすることの大事さをホタルの生態を通じて学びました。

○土器川生物公園では毎年6月に「ホタルまつり」を開催しており、今回放流した幼虫が成虫になって美しく輝きながら夜空を飛び回ることを期待して児童は幼虫の放流を行っていました。

 

 

 

 

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