四国河川ニュース《11/16(土)〜11 /22(金)》No.66


1.四国地方整備局渇水状況
 〜石手川ダムは第6次取水制限に取水制限を強化〜
                        (吉野川水系、重信川水系)

○重信川水系石手川ダムでは梅雨時期に少雨であったことより6月下旬より取水制限を実施し、9月上旬より上水道の水圧調整が実施されておりますが、
  11月18日に渇水調整協議会を開催し、第6次取水制限(上水18%、農水50%、かんがい50%制限)に強化されました。
  25日8時現在の石手川ダムの貯水率は41.2%となっています。
○吉野川水系銅山川ダム群では15日よりの1次取水制限(工業用水20%制限)が引き続き実施されています。
  25日8時現在の銅山川ダム群(富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダム)の貯水率54.4%となっています。
○四国地方整備局渇水対策本部設置期間中の四国地方の渇水情報については
   http://www.river.or.jp/shikoku/index.html で情報提供を行います。(但し、土日はシステム上更新していません)
○四国地方整備局渇水対策本部といたしましても、今後一層の節水を呼びかけるものであり、住民の皆様への節水のご協力をお願いいたします。

2.「四国河川愛護支援センター」開設される
                   (徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

○11月11日(月)、四国各県に「四国河川愛護支援センター」(愛称:水すましネットワーク)が開設されました。
○この支援センターは、「住民参加型の川づくり」を実践するために、市民団体間の情報交流や市民と行政の連携をはかることを目的とし、
  ・四国を中心とした「川づくり」の先進事例紹介
  ・小中学校における環境学習の推進    
  ・河川管理等の要望
  ・自然再生事業の要望
  などの相談窓口として、四国河川文化ネットワーク※が運営するものです。
○各県「四国河川愛護支援センター」連絡先
    徳島県:大谷國廣 (TEL/FAX) 0883-79-2257 /0883-79-3537
   香川県:田川健三 (TEL/FAX) 0877-24-8816 /0877-24-8863
   愛媛県:坂本芳則 (TEL/FAX) 0893-25-2773 /0893-25-5706
   高知県:西内燦夫 (TEL/FAX) 0880-35-4822 /0880-34-1967
○各県のとりまとめは、愛媛県大洲市の「四国河川愛護支援センター事務局」が行います。
     四国河川愛護支援センター事務局(山本さゆり)
     〒795-0052
     愛媛県大洲市若宮地先1869-1 肱川河川防災ステーション 内
      TEL・FAX 0893-59-1750
      e-mail: mananet@shikoku.ne.jp 
       ※四国河川文化ネットワーク
          四国4県の河川愛護等の市民団体が連携して「河川環境の保全と想像」を目指すことを目的に、河川文化の研究や情報共有を図るため、
           平成14年3月に設立されました。
          詳しくは、 http://www.shikoku.ne.jp/the-mananet/

3.今週30日、第8回「那賀川流域フォーラム2030」開催(予定)
                             (那賀川水系徳島県)

○11月30日(土)13:00から、第8回「那賀川流域フォーラム2030」が那賀川上流域の木沢村・四季美谷温泉で開催されます。 
○前回の那賀川の治水上の課題を踏まえたグループ討議を経て今回は、 那賀川流域の利水をテーマに勉強会が行われます。
○どなたでも傍聴できますので、興味のある方は、ご参加下さい。
 

4.整備局、四県の河川管理事務担当者会の開催
                         (肱川水系愛媛県)

○去る11月7日、8日の両日、河川管理事務担当者打合会が、大洲工事事務所主催のもと国立大洲青年の家で行われました。 
○本会は、平成8年度に高知工事事務所を皮切りに始まり四国4県の河川管理担当者も参加して、四国地方整備局の全河川関係事務所が持ち回りで開催しており、
  今年度の大洲工事事務所でちょうど1周することになりました。
○打合会は7日の午後に本会議、8日午前中に現地見学会を実施しました。
○会議では、実務担当者から29にも及ぶ提案議題が提出され活発な議論が交わされました。
  私たちの「知っていること」の多くは、実は「聞いたこと」で経験で理解することが私たちには大事であるとの共通認識や県、国との連携を必要であると認識が出来ました。

5.国土交通省・「手づくり郷土(ふるさと)賞」・地域整備部門
   「ほわいとファームが受賞」
                       (肱川水系、愛媛県)

○愛媛県野村町の「農業公園ほわいとファーム」が良質の社会資本として国土交通大臣表彰の「第17回手づくり郷土賞」を受け、11月19日に同所で認定伝達式が行われた。
○手づくり郷土賞は、国土交通省が昭和61年度に創設され、今年で17回目を迎えます。初年度の昭和61年に、野村ダムも栄えある賞を受賞していますが、
  野村町の施設としては2年連続、三件目の受賞となる。
○当日は晴天の中、関係者出席のもと国土交通大臣直筆の認定書を野村ダム管理所長から、地元野村町長に授与しました。
○地域整備部門で受賞した同公園は、野村ダム湖畔にあり、総事業費約10億円をかけ2000年七月に開業。敷地約3haに野村町の基幹産業であるミルクを活用して、
  ミルクの施設を設け、町としての野村ダム周辺整備の一貫とし、産業・観光の拠点として、住民間のコミュニケーション及び都市との交流を図る場となっています。
  敷地内には、ほかに河川をもっと自然な姿に戻そうとして地元ボランティア活動を中心に「ホタルが自生する里づくり」も試みられています。 

6.防災心得十箇条シリーズ 〜 もっと多くの人に伝えたい〜 
  『学校再開のための心得十箇条』

○高知県西南部豪雨災害を体験された方々にお寄せ頂いたご意見・ご感想をもとに作成した防災心得十箇条シリーズは、最後に
  「学校再開のための心得十箇条」を紹介します。これまでの防災心得に込められた思いが多くの人に共有され、地域の防災施策に反映されることを願っています。 
   『学校再開のための心得十箇条』
   1.学校再開は児童、家庭のためであると考えること。
   2.児童や家庭の安否・被災状況を把握すること。
   3.校舎の泥を洗い流す水を確保すること。
   4.トイレを使えるようにすること。
   5.飲み水を確保すること。
   6.登下校の安全を確保すること。
   7.雑巾、タオル、バケツを確保すること。
   8.今ある物で対応すること。
   9.児童への連絡のために家庭訪問を行うこと。
   10.職員が力を合わせて明るく乗り越えること。 
○河川ニュース62号から紹介してきました「防災心得十箇条シリーズ」を取りまとめたリーフレントを作成しました。
  ご希望の方は四国地方整備局、河川部、防災対策官(TEL087-851-8061(内線3125)まで連絡していただければお送りします。


   「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
    また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

    ■連絡先■
      四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)

四国地方整備局 ホームページURL(河川)
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 四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)
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