四国河川ニュース《10/26(土)〜11 /1(金)》No.63


1.南海地震を想定し防災訓練実施.
〜整備局、県(徳島県、香川県等)とテレビ会議で情報連携を実施〜
                     (徳島県、香川県、愛媛県、高知県)

○四国地方整備局は、10月28日に総合防災訓練を実施しました。(当初は9月2日を予定していましたが、出水により延期されていました。)
○訓練は、7時に四国沖を震源地とする地震(規模:マグニチュード8.4、管内震度:四国全域6弱以上、津波あり)が発生したという想定のもとに、勤務地への参集、
  ヘリコプター出動による情報収集・伝達や河川・道路・港湾空港等の施設の被災対策等の訓練を行いました。
  また今年初めて県の災害対策本部とのテレビ会議により情報交換を行いました。
○各事務所においては、それぞれ独自の取り組み、訓練を実施しました。例えば高知工事事務所では、「ちびっ子地域住民受け入れ訓練」を行いました
※事務所近隣の港孕(みなとはらみ)保育園より避難してきた園児等約100名を事務所に受け入れ、スムーズに誘導する訓練を行いました。
  また、園児や引率の先生には災害対策室を見学していただき地震に対する備えについて理解を深めてもらいました。

2.石手川ダム、連休に小雨があったものの貯水率は45.4%に〜
  ラジオ毎日放送「ありがとう浜村淳です」で松山市節水対策とり上げられる。
               (重信川水系、愛媛県)

○石手川ダム流域では1日(土)〜3日にかけ約17ミリの降雨があったもののダムの貯水率、地下水位の回復にはつながりませんでした。
  貯水率は本日5日8時現在45.4%と先週と比べ0.6%と低下しています。引きつづき市民の皆さんの節水の協力が必要です。
○本日、朝「ありがとう浜村淳です」(毎日放送)でとりあげられていました。
  松山市の節水機器などへの補助制度(食器洗い機購入補助、購入費を2万円を上限とした半額補助)は、慢性的な水不足に対応するための対策として、
  家庭での節水促進の一環として11月1日より市公営企業局で申請を受け付けているものです。

  石手川ダム、現在の取水制限(10月6日午前0時より): 上水   15.0%
                                    農水   33.0%
                                   かんがい 33.0%
                       11月5日8時 現在貯水率 45.4 %
          ※ 現在の給水制限(10月28日午後2時から):上水道50%減圧給水

四国の渇水情報については、以下のURLをご覧ください。
     http://www.river.or.jp/shikoku/index.html

3.第7回那賀川流域フォーラム2030開催される
                           (那賀川水系、徳島県)

○10月26日(土)、委員(全委員35人)、運営会議委員(全委員5人)参加のもと、第7回「那賀川流域フォーラム2030」が、那賀川上流域の木頭村文化会館で開催されました。
○前回の那賀川の治水上の課題を踏まえて、今回から本格的なグループ討議を開始。
○その中で、山地保全や上流からの土砂の問題、長安口ダムの堆砂問題、一部の無堤地区の問題、河道内樹木の問題等が課題として討議されました。
○次回は、11月30日(土)に木沢村・四季美谷温泉にて、利水をテーマに行われる予定です。どなたでも参加できますので、興味のある方は、ご聴講下さい。

4.「第2回 宝のみずべ探し隊バスツアー」
  〜四国のみずべ八十八ヶ所 愛媛部会〜
                                  (愛媛県)

○10月19日(土)20日(日)、「四国のみずべ八十八カ所」の選定作業の一つとして、みずべ候補地をバスでめぐる「第2回宝のみずべ探し隊バスツアー」を行いました。
○隊員に応募した183名は愛媛県内を3つのコースに分かれて、
  ・「東予コース」は四国最大級の新居浜マリーナ、しまなみ海道を望む来島海峡展望など6ヶ所、
  ・「中予コース」は紅葉と渓谷美の鉄砲石川、夕日が自慢のふたみシーサイド公園など4ヶ所、
  ・「南予コース」は野村ダムの朝霧湖や国立公園にも指定されている成川渓谷など4ヶ所をまわりました。
○参加されたみなさんは、家族や友達同士で水中観察や簡易水質検査したり、それらの様子を写真にとってフォトコンテストに応募したりして、
  秋の一日を存分に楽しんでいただいた様子でした。

5.防災心得十箇条シリーズ
    〜 もっと多くの人に伝えたい〜 行政の防災十箇条

○平成13年9月6日、高知県の西南部を記録的豪雨が襲って千戸を超える住宅が大きな被害をもたらしました。
  災害から1年後の9月4日、NHK総合テレビ「スタジオパーク」の中で、その豪雨災害を体験された方々にお寄せ頂いたご意見・感想をもとにとりまとめた、
  災害時における「住民の防災十箇条」が取り上げられ、大きな反響がありました。
○今回は、その災害時における住民の防災心得につづき、行政関係者や消防団員の心得、学校再開のための心得、ボランティア活動支援のための心得を
  十箇条として作成しました。
  
最初に「行政の防災心得十箇条」を紹介します。 

   『行政の防災心得十箇条』
   1.日頃から職員の防災意識を高めること。
   2.危機管理マニュアルをつくること。
   3.マニュアルどおりに行かない事態を想定すること。
   4.非常時にはトップが即断即決すること。
   5.災害弱者の被災状況を早急に把握すること。
   6.避難場所は高い位置に設定すること。
   7.お年寄りが歩ける避難路をつくること。
   8.培われてきた相互扶助の精神を活かすこと。
   9.民間、ボランティアの方等と連携すること。
   10.他の行政機関との連絡を取り合うこと。


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    ■連絡先■
      四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
      〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
      FAX 087-851-8474(河川計画課)

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