四国河川ニュース《10/19(土)〜10 /25(金)》No.62


1.10月28日から松山市50%減圧給水制限に強化
  〜平成6年7月以来、8年3ヵ月ぶり〜
       (重信川水系、愛媛県)

○水不足の続く松山市は本日(28日)から上水道の給水制限を現在の平均25%減圧から50%減圧に強化することになりました。
○50%減圧の実施は平成6年7月20日以来、約8年3ヵ月ぶりになります。 
○石手川ダム流域では19日(土)〜21日にかけ約14ミリの降雨があったもののダムの貯水率、地下水位の回復にはつながっていません。
  貯水率は本日28日7時現在46.0%と先週と比べ1.1%と低下しています。引きつづき節水が必要です。
  石手川ダム、現在の取水制限(10月6日午前0時より):上水   15.0%
                                   農水   33.0%
                                  かんがい 33.0%
                     10月28日7時 現在貯水率 46.0 %

         ※ 現在の給水制限(10月28日午後2時から):上水道50%減圧給水

四国の渇水情報については、以下のURLをご覧ください。
     http://www.river.or.jp/shikoku/index.html

2.四国地方整備局、本日(28日)は防災訓練を実施
  〜南海地震を想定し午前7時〜13時まで参集訓練、防災訓練実施〜

○9月2日に予定していた防災訓練が豪雨災害のため延期していたものです。管内の直轄事務所だけでなく4県とも連携して多くの職員が参加し実施します。

3.砂防講習会「地名と土砂災害」開催
                            (吉野川水系、徳島県)

○10月21日に四国山地砂防工事事務所会議室において、小川豊氏を講師に「地名と土砂災害」というテーマで、職員及び砂防ボランティアを対象に、
  約2時間の講習会が開催されました。行なっていただきました。
○小川豊氏は、昭和58年に徳島工事事務所副所長を退官された後、「危険地帯がわかる地名」や「漫画一休河川」等数多くの論文・書籍を執筆され、
  平成6年に第13回日本地名研究賞、平成9年に土砂災害防止功労者(建設大臣表彰)を受賞されるなど、全国各地でご活躍されております。
○今回の講習会は、職員及び砂防ボランティアの技術向上を目的として、7月の末峯助教授(京都大)による「斜面・崩壊等に関する砂防勉強会」に引き続き開催したものです。
○講演では、職員等の事前アンケートに対する回答や、特に役立つ災害の語源について、非常に分かりやすく且つ面白く説明して頂きました。
○講演の一部を紹介。
  @滝では住むな竜が出る。→滝の名の付く所は、土石流が出る。
  A池のない池田は、イケズで土砂崩れ。
  Bハ行とカ行の組み合せは要注意。(EX ハカ、ハコ→はぐ意味)
  C東が付く処:東に位置しない場合は、ひび割れ傾く意味。
  D西が付く処:西に位置しない場合は、にじれる(侵食)意味。
○今後とも、このような講習会を開催し、技術力向上策を積極的に進めて行く所存です。

4.いのっ子あつまれ!「工事中の放水路トンネルを探検しよう!」
  〜宇治川流域の治水・浄化のしくみを見学しよう〜      
                            (仁淀川水系、高知県)

○ディスカバー伊野探検隊(伊野町教育委員会)では、伊野を知りたい、伊野のいろんなところへ行ってみたい子供さん・保護者のみなさんと町内を探検してます。
  今回は、宇治川にそって伊野町を水害から守るしくみや浄化の施設を探検します。
◎日 時   : 11月10日(日)10時〜14時 雨天決行
◎集合場所  : 伊野町 県合同調査
◎参加者   : 伊野町在住の小・中・高校生・保護者・教職員
◎探検コース : 枝川ポンプ場(町)〜 新宇治川放水路(国)〜 水水浄化施設(国)
○延長約2.6q、直径7mの新宇治川放水路トンネルは、現在220m掘削が進んでいます。
  開かれた公共工事現場をめざし、工事現場見学を積極的に受け入れており、今までも多くの地元子供会や住民の方々が訪れています。
○新宇治川放水路トンネルの特徴は、自由断面掘削機による掘削とウオータータイト・トンネル(完全止水型)です。
 11月末になれば、コンクリート覆工(最大40N/mm2)も始まりますので、一度見学に訪れてください。 
○お問い合わせは下記まで
   高知工事事務所工務第三課 吉良、宮地(tel088ー833−0111)


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