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四国河川ニュース

8/31(土)〜9/6()614

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2013.9.9発行】

 

 

○四国・水こぼれ話談話室は、お休みです。

 

○今週のニュース

○「野村ダム渇水調整会議」を設立 (肱川水系 野村ダム管理所)

○「野村納涼花火大会」 (肱川水系 野村ダム管理所)

○「第2回 開発霞ワークショップ」を開催  (重信川水系 松山河川国道事務所)

○「第2回 大規模水害対策ワークショップ」を開催 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.「野村ダム渇水調整会議」を設立 (肱川水系 野村ダム管理所)

 

○野村ダムでは、今年の寡雨現象に伴い、ダム完成後初めて貯水率が50%を下回る恐れが生じました。

 

○この現状に鑑み渇水事態に対処すべく、渇水時における関係利水者間の水利使用調整を円滑に行い、合理的な水利使用の推進を図るため、8月29日に「野村ダム渇水調整会議」を設立しました。

 

○本会議設立の数日前(8月24〜26日)に、70mm程度のまとまった降雨があり、貯水率は71.2%まで回復しましたが、一時は貯水率が過去最低であった平成6年の60.0%を下回る、58.7%まで低下しました。

 

○本会議は、野村ダム管理所、愛媛県南予地方局西予土木事務所、同局農村整備課、南予用水土地改良区連合、南予水道企業団、倉之子堂水利組合の6団体で構成しています。

 

○本会議の発足により、利水者間での水利使用の調整を尊重しつつ、渇水時における合理的な水利使用の推進を図るとともに、今後の渇水事態に対して、万全な体制づくりに向けて取り組んでいきたいと考えています。

 

 

2.「野村納涼花火大会」 (肱川水系 野村ダム管理所)

 

○8月14日(水)に野村町三大まつりの一つ、夏の風物詩として定着している「野村納涼花火大会(主催:西予市観光協会野村支部及び西予市商工会野村支部)」が、盛大に開催されました。

 

○当日は、小雨(10分間雨量で0.4mm)がありましたが、開催中は天候にも恵まれ、打ち上げられた5,000発の花火は、夏の夜のひとときとして、町内外から集まった約25,000人の観衆を魅了しました。

 

○このような山あいのダム湖畔で打ち上げられる花火やダム湖を利用した長さ300m、高さ30mに渡る“ナイアガラの滝”は、全国でも珍しいと聞いています。

 

○観光協会へは、山間に響く轟音のこだまと大玉花火の迫力に魅せられ、他では見られないダム湖の花火大会として継続を望む声も多く届いているそうです。

 

○野村ダム管理所では、このような地元の地域おこしイベントを支援し、今後とも引き続き、地域と連携したダム管理に努めて行きます。

 

 

3.「第2回 開発霞ワークショップ」を開催  (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○9月2日(月)、東温市役所において東温市上村地区(重信川開発霞)の自然環境復元に向けた計画づくりを議論する「第2回 開発霞ワークショップ」を開催しました。

 

○「開発霞ワークショップ」とは、重信川開発霞において、自然環境の保全・再生に向けた計画設計・施工・モニタリング・維持管理等に関する検討を行うものです。

 

○ワークショップのメンバーは、具体的な計画づくりを行うことを目的に、学識者4名、公募メンバー15名(NPO・学校関係者・地元住民等)、オブザーバー4名(行政関係者)の合計23名で構成されています。

 

○今回のワークショップは、第1回ワークショップの議論で抽出された課題、(1)水の確保、(2)既存施設の有効活用、(3)地域での活用を考えた整備、及び保全対象生物について、4班(4〜5名/班)で議論を行い、各班でとりまとめたものを発表し、ファシリテーターの愛媛大学二神透准教授に総括をして頂きました。

 

○二神教授からは、水の確保量により整備方針が決まる、水の確保方法は取水井戸が望ましい、整備はエリアを決めて行う、バリアフリーが望ましい、維持管理にも配慮し様々な生物が生息できる環境をつくりあげていくことが必要、との総括をいただきました。

 

○次回は保全対象生物を決定し、具体の整備内容について検討する予定です。

 

 

4.「第2回 大規模水害対策ワークショップ」を開催 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○8月31日()に、丸亀市民会館において「第2回 大規模水害対策ワークショップ」を開催しました。

 

○ワークショップでは、丸亀市やまんのう町等約70人の地域住民、約60人の香川県防災士会や土器川氾濫地域市町の防災担当者が参加し、香川大学危機管理研究センター長である白木会長の挨拶の後、「土器川で氾濫が起こったとき特に何が困るか」や「困ることに対するアイデア」等について、話し合いました。

 

○住民からは、特に困ることとして「上流では大きな病院がなく、排水施設があるが浸水してすべてが使えないため、医療搬送に困る。」「中流部では、川西地区は細長く地域のほとんどが浸水し、排水ができないため道路が使えない。避難所が使えない。老人子供を誘導できない。」といった意見が出されました。

 

○また、困ることに対するアイデアとして「安全に避難するために早く情報を流すべき。」「避難訓練を事前にしっかりやっておくべき。」「排水施設の整備や排水ポンプ車の確保をすべき。」等の意見が出されました。

 

○ワークショップは全部で3回開催し、次回は10月6日()の予定であり、我々も土器川が氾濫した場合の対策を住民の方々とともに考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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