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四国河川ニュース

6/1(土)〜6/7()603

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2013.6.10発行】

                                           

                                            

○四国・水こぼれ話談話室は、お休みです。

                                           

○今週のニュース

    ○「平成25年度 洪水対応演習」を実施 (四国地方整備局)

    ○「重信川クリーン大作戦(清掃活動)」を開催 (重信川水系 松山河川国道事務所)

    ○「より実戦的な排水ポンプ車操作訓練」の実施 (肱川水系肱川 大洲河川国道事務所)

    ○「土器川・YOU・遊フェスタ 〜泳げ鯉のぼり〜 」の開催 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.「平成25年度 洪水対応演習」を実施 (四国地方整備局)

 

○平成25年の本格的な出水期を控え、5月29日(水)に「平成25年度 洪水対応演習」を実施しました。

 

○この演習は、梅雨、台風等による出水期を前に、出水時の洪水予報・水防警報、河川情報、ダム放流情報、海岸災害・土砂災害・地すべり災害等の情報、及び防災情報を関係機関へ迅速かつ適確に伝達を行い、防災体制の万全を期することを目的に実施しています。

 

○参加機関は、国土交通省(本省、四国地整、各事務所)、各地方気象台、四国4県(企業局等含む)、四国電力()、電源開発()、その他関係機関です。

 

○演習は、台風によって河川の水位やダム放流量が上昇し始めるところから始まり、さらに河川水位が上昇して洪水となり、堤防が決壊し氾濫するという想定で実施しました。

 

○河川関係は、基準地点における水位予測、被害軽減対策(被害把握、緊急復旧等)、河川管理施設等の操作の確認、及び河川工事現場関係者への情報伝達等を実際の行動に沿った形で実施しました。

 

○また、本年度は、洪水予警報等作成システムの運用開始初年度であることから、洪水予報文を気象台との共同で作成し、関係機関へ洪水予報文を配信するテストも実施しました。

 

○ダム関係は、洪水調節開始から異常洪水時防災操作(ただし書き操作)までを想定し、関係機関への通知、連絡等の情報伝達を実施しました。

 

○海岸関係は、高知海岸を対象に関係機関への気象情報及び災害情報の伝達を実施しました。

 

○砂防関係は、直轄砂防施行区域を対象に関係機関へ雨量情報及び災害情報等の伝達を実施しました。

 

○この演習により、的確な情報伝達方法や各防災機関との連携について、確認することが出来ました。今回の演習で明らかになった課題等については、速やかに改善し、防災体制に万全を期していきます。 

 

 

 

2.「重信川クリーン大作戦(清掃活動)」を開催  (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○梅雨入りが早く雨が落ちそうな天気となった6月1日(土)に、「重信川の自然をはぐくむ会」の主催による第14回「重信川クリーン大作戦(清掃活動)」が行われました。

 

○「重信川クリーン大作戦」は、平成17年1月に重信川エコリーダー(愛媛大学生)の呼びかけにより開催され、年に2回(6月、10月)継続的に実施しています。

 

○清掃場所は、重信川下流部左岸【松前町】(河口付近)、中流部右岸【松山市】(重信橋周辺)、上流部左岸【東温市】(拝志大橋周辺)の3箇所で、今回約840名の参加(過去最高)があり、ゴミは「可燃」「不燃」「粗大」に分別され、合計約510袋を収集しました。その中には、古タイヤ、洗濯機、ワープロ、大型フロートなどの不法投棄もありました。

 

○下流部左岸箇所は、松前町の海岸清掃と連携して開催したため、多くの方々に参加いただき広範囲を清掃できました。また、清掃後は重信川エコリーダーと伊予農高生による水に関する学習プログラム「プロジェクトWET」の実施もありました。中流部右岸箇所は、自然再生事業で実施した松原泉再生箇所に繁茂している外来種のオランダガラシやオオカワジシャの除去も実施されました。

 

○清掃後は周辺がゴミひとつないきれいな重信川になりました。ゴミを捨てない、ゴミがあれば拾う精神を一人一人が実行し、ゴミひとつない重信川の河川環境が引き継がれていかれればと思っています。

 

 

 

3.「より実戦的な排水ポンプ車操作訓練」の実施 (肱川水系肱川 大洲河川国道事務所)

 

○本格的な出水期を前にして、肱川では平成25年5月27日、28日、30日に、排水ポンプ車の操作訓練を実施しました。

 

○この訓練は、大洲河川国道事務所が保有する6台の排水ポンプ車及び2台の照明車について、速やかな現地設置・運転操作等が行えるよう、毎年この時期に実施しているものです。

 

○昨年度までは、全ての排水ポンプ車及び照明車を一同に集め河川敷において訓練を実施していましたが、今年度はより実戦的な訓練とするため、本番で実際に排水作業を行う樋門(排水門)箇所で実施することとしました。

 

○過去の浸水状況や出動実績を勘案し、本番で作業する可能性の高い樋門(排水門)を6箇所選定するとともに、5月30日に事務所や他機関の見学者を集めて実施した除ヶ川樋門での訓練では、樋門(排水門)のゲートを閉めることにより排水用の水を貯めて訓練を実施しました。

 

○今回の訓練の成果を活かし、いざ本番となった場合には迅速かつ確実に排水作業を行えるよう、肱川流域における内水被害軽減に努めたいと考えています。

 

 

 

4.「土器川・YOU・遊フェスタ 〜泳げ鯉のぼり〜 」の開催 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○5月16日(木)、丸亀市立城東小学校前の土器川河川敷「みんなの広場」において、「土器川・YOU・遊フェスタ」が開催されました。

 

○この行事は、端午の節句にちなみ子供達の成長を祝うとともに、子供達が地域のシンボルである土器川の清掃や淡水魚に接することにより、自然を大切にし、美しくする心を育てることを目的に実施しています。今年で14回目を迎え、土器川の風物詩となっています。

 

○当日は、地元の城東幼稚園、青ノ山・土居保育所、ふたば乳児保育園の園児や城東小学校の児童達による手作りの鯉のぼり340匹が、土器川の川幅いっぱいに泳ぐ空の下で、園児や児童達約230名と家族の方々や丸亀市長、香川河川国道事務所長等も参加されました。

 

○主催者の城東幼稚園長や来賓の丸亀市長、香川河川国道事務所長の挨拶のあと、楽しいお祝いゲームや丸亀警察署による水難事故防止啓発劇、土器川生物研究会による淡水魚の説明、参加者みんなで河原の清掃を行い、最後に丸亀市淡水漁業組合の協力により、フナ、ワキン、モクズガニなどの稚魚を子どもたちの手で土器川へ放流しました。

 

○参加した子どもたちは、「さかなを放流して楽しかった」「本物のたくさんのさかなが見られてよかった」「ひとりでは川には近づかない」「ゴミをなくして生物が暮らしやすい川にしたい」などと笑顔で感想を話していました。

 

○これからもこのような行事を通じて、ふるさとの川「土器川」を大切にしていこうという気持ちを高くしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

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