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四国河川ニュース

2/2(土)〜2/8()587

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2013.2.12発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

 

○今週のニュース

    ○「長安口ダム改造事業起工式」を実施  (那賀川水系 那賀川河川事務所)

    ○「平成24年度 河道閉塞対応訓練(久万川流域)」の開催   (仁淀川水系 四国山地砂防事務所)

    ○「肱川洪水危機管理演習」を開催  (肱川水系 大洲河川国道事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.「長安口ダム改造事業起工式」を実施  (那賀川水系 那賀川河川事務所)

 

○那賀川河川事務所では、平成25年1月26日(土)に長安口ダム改造事業の起工式を長安口ダム貯水池仮設構台に設営した会場にて執り行い、徳島県知事、地元選出の国会議員、那賀町長、阿南市長、地元関係者など約110名の方々にご出席いただきました。

 

○式典は四国地方整備局長の式辞で始まり、水管理・国土保全局長の挨拶、当事務所長の工事概要説明、御来賓からの祝辞のあと、徳島県知事、地元選出国会議員、県議会議長、那賀町長、阿南市長など19名による、はつぐわ 及び くす玉開披が行われ、事業の無事完成を祈念しました。

 

○その後、上那賀町民グラウンドにおいて、地元阿南市、那賀町からなる「那賀川改修・長安口ダム改造促進期成同盟会」の主催によるもち投げが行われ、約150名の参加者で賑わいました。

 

○当事業は、長安口ダムの洪水調節機能の増強、貯水池容量の保全及び水環境の改善を図るため、平成19年度より堆砂除去等に着手、本年度からダム本体改造工事に着工し、平成30年度の完成を目指しています。

 

 

2.「平成24年度 河道閉塞対応訓練(久万川流域)」の開催  (仁淀川水系 四国山地砂防事務所)

 

○平成25年1月30日(水)、愛媛県上浮穴群久万高原町にて「平成24年度 河道閉塞対応訓練(久万川流域)」を国、県、町等の関係機関95名の参加により実施しました。本訓練は、愛媛県内の行政担当者、砂防ボランティア関係者及び一般の方等の見学者も見守る中で行いました。本訓練は、平成22年度の仁淀川流域(いの町)、平成23年度の那賀川流域(阿南市)に続き実施したものです。

 

○訓練目的としては、久万川流域を対象に、河道閉塞(天然ダム)が形成された場合を想定し、関係機関が一堂に会して、緊急対応について学習型の訓練を実施することにより、河道閉塞発生時の危険性を認識するとともに、関係機関の連携強化と対応技術の向上を図るものです。

 

○参加機関は、久万高原町、久万高原町消防本部、久万高原警察署、愛媛県(県民環境部;危機管理課土木部;砂防課・河川課、久万高原土木事務所)、四国地方整備局(企画部、河川部、松山河川国道事務所、大渡ダム管理所、四国山地砂防事務所)です。

 

○訓練は、河道閉塞発生から時間経過毎に、1)発生、2)初動体制確立、3)初動対応、4)応急対策の各ステージに分け、各ステージ毎に進行役からの条件付与や質問を行い、各機関が問いに対して取る対応を発表してもらう形で実施しました。進行役は対応が適切か判断し助言を行いながら訓練を進め、各機関は他機関から情報伝達があった場合や支援等を求められる場合は、対応について瞬時に判断、回答を行い、常に緊張感を持った訓練となりました。

 

○今回の訓練を通して、他機関の対応が良く分かるほか、自分の組織の適切な対応(情報伝達、支援要請等)が他機関の適切な対応へつながることが実感でき、各機関が連携した対応の重要性を学ぶことができたと思います。今後も危機管理対応、技術力向上の為、継続的に実施していきたいと考えます。

 

 

3.「肱川洪水危機管理演習」を開催  (肱川水系 大洲河川国道事務所)

 

○平成25年2月5日(火)に、大洲市総合福祉センターで 『肱川洪水危機管理演習』 が開催されました。

 

○演習には、地元大洲市、大洲地区広域消防事務組合、愛媛県、国土交通省が演習部として、指揮部には、自主防災組織や大洲警察署、陸上自衛隊など、多くの機関が一堂に集い実施しました。

 

○演習の目的は、近年、観測史上の記録を上回る大雨や局地的な集中豪雨等による洪水災害や高潮災害が発生しており、河川管理者や地方公共団体等による更なる迅速で的確な対応が求められていることから、大規模洪水災害時における防災担当者の危機管理への対処能力の向上を目的とするもので、平成17年度に大洲市で始まり、その後四国の直轄河川を持ち回り平成24年度の今回で2回目です。

 

○演習はロールプレイング方式で行い、大洲市長と大洲河川国道事務所長とのホットラインの確認、関係機関への情報伝達等を行いました。

 

○開始早々、避難判断水位を超過するところから始まり、住民避難の判断、排水ポンプ車の配備、沿川各地での浸水被害に対する対応など、基準地点での水位予測が経験したことのない想定であり、それに対応すべく関係機関への情報提供・連携に対処していきました。

 

○演習後の検討会では、演習部の大洲市からは「市民への避難勧告・指示の判断基準となる河川の水位や浸水範囲の予測について、更に精度良く情報提供をお願いしたい」とのご意見を頂きました。

 

○今回の演習で得た要望や課題については、各機関毎に持ち帰り、いつ起こるかわからない洪水に備えるために対策を図り、防災・減災に努めたいと思います。

 

 

 

 

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