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四国河川ニュース

12/15(土)〜12/21()581

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2012.12.25発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室は、お休みです。

                                           

                                            

○今週のニュース

    ○『青少年のための科学の祭典 2012徳島大会』に参加  (那賀川水系 那賀川河川事務所)

    ○平成24年度 笹木野堤防耐震対策(その7)工事  (吉野川水系 徳島河川国道事務所 旧吉野川出張所)

    ○平成24年度 下中切集水井外工事  (吉野川水系 四国山地砂防事務所 吉野川砂防出張所)

    ○平成24年度 南野田樋門設備外改良工事  (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.『青少年のための科学の祭典 2012徳島大会』に参加  (那賀川水系 那賀川河川事務所)

 

○11月24日(土)、25日(日)に、阿南市科学センター内において、青少年のための科学の祭典徳島大会実行委員会等の主催により「青少年のための科学の祭典 2012徳島大会」が開催され、2,000名を超える参加がありました。

 

○「青少年のための科学の祭典」は、理科や数学あるいは科学技術といった分野の実験や工作を一同に集めて来場者に楽しんでもらうイベントです。

 

○那賀川河川事務所でも、25日(日)に「のぞいて見よう川の中(那賀川に棲む水生昆虫たち)」という出典ブースで、来場された子供達に、標本などを用いての水生昆虫の説明やクイズなどを行い、楽しいイベントになりました。

 

○また、当日の朝に採取した水生生物(水生昆虫)の観察も行い、カワゲラ、ヘビトンボ、ブユ、サワガニなどきれいな水に住む生物や、ヒラタドロムシ、コオニヤンマ、スジエビなど少しきたない水に住む生物が確認できました。これは、那賀川や桑野川の水が比較的きれいな水ということを証明しています。

 

○那賀川や桑野川がいつまでもきれいな水であるように地域のみなさまと共に大切にしていきたいと思います。

 

○出典ブースでは、東日本大震災での国交省が果たした役割のパネル展示や那賀川河川事務所の事業概要等のパンフレットの配布も行いました。

 

 

2.平成24年度 笹木野堤防耐震対策(その7)工事  (吉野川水系 徳島河川国道事務所 旧吉野川出張所)

 

○工事名:平成24年度 笹木野堤防耐震対策(その7)工事

 

○工 期:平成24年7月26日〜平成25年3月29日

 

○請負業者名:株式会社 姫野組 

 

○工事場所:徳島県板野郡松茂町笹木野八山開拓地先(今切川左岸距離標 3K/200+160〜3K/400+140)

 

○工事概要

 河川土工:1式、矢板護岸工:1式、堤脚補強工:1式、法覆護岸工:1式、根固め工:1式、構造物撤去工:1式、仮設工:1式

 

○工事目的

 大型地震発生時に基礎地盤液状化により河川堤防の沈下が発生し、その後に来襲する津波が宅地側へ流入する恐れがあるので、沈下抑制のために透水性広幅鋼矢板を圧入して堤防耐震対策を行います。 

 

○現在の状況

1)川表側(河川部)

汚濁防止フェンスを設置し、矢板圧入にかかる捨石・根固めブロックを撤去した。

2)川裏側(堤内側)

矢板圧入の為にクローラクレーン(55t吊)の作業場として工事用道路(W=5.5m)を設置し、矢板打設部の掘削及び土留対策として大型土のうの設置を行っている。

 

○今後の流れ

1)川表側(河川部)

透水性広幅鋼矢板を台船(15×35m)にて海上運搬し、堤防上に配置したクローラクレーン(55t吊)にて圧入機により、河川部の上流側より透水性広幅鋼矢板(4型、L=21.5〜22.0m、228枚)を圧入する。圧入後、矢板上部を水中切断し(L=2.75m)、この上部にプレキャスト笠コン(W=800、h=600、L=132.0m)を据付、水中コンクリートを打設して一体化させる。プレキャスト笠コン周辺部に捨石及び根固めブロックを復旧及び補強を行う。

2)川裏側(堤内側)

川表側と同様の方法にて、透水性広幅鋼矢板(3型、L=18.5〜19.5m、226枚)を圧入し、この上部に現場打笠コン(W=700、h=600、L=130.8m)を施工する。現場打笠コン周辺を埋戻し、工事用道路及び既設舗装を撤去し、法面部にワラコモを布設し、アスファルト舗装を施工する。

 

 

3.平成24年度 下中切集水井外工事  (吉野川水系 四国山地砂防事務所 吉野川砂防出張所)

 

○工事名:平成24年度 下中切集水井外工事

 

○工 期:平成24年7月28日〜平成25年3月22日

 

○請負業者名:嶺北建設業協同組合

 

○工事場所:高知県土佐郡大川村下中切地先

 

○工事概要

 本工事は、斜面対策工として、集水井1基 h=41m・集排水ボーリング工 1,295m・横ボーリング工1ヶ所・山腹水路工1ヶ所を施工するものです。

 特に、山腹水路工施工場所においては、隣接して大川村小中学校・つぼみ保育園・町営住宅・教員宿舎(2棟)・住宅が存在します。また、既存の村道の幅員が平均3.0m程度のため、水路施工時の通行車両及び通行人の通行幅員の確保が重要な課題となります。

 上記の工事特性を考慮し、安全作業計画を策定し鋭意工事の進捗に努めています。進捗率は、11月末現在25.9%です。

 

 

4.平成24年度 南野田樋門設備外改良工事  (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○工事名:平成24年度 南野田樋門設備外改良工事

 

○工 期:平成24年9月1日〜平成25年2月15日

 

○請負業者名:株式会社日立テクノロジーアンドサービス

 

○工事場所:愛媛県東温市南野田外

 

○工事概要

 本工事は南野田樋門、かきつばた樋門、塩屋排水樋門の信頼性向上を目的として、設備の改良を行うものです。

 ・画像監視操作設備MPEG4化:1式【南野田樋門、かきつばた樋門、塩屋排水樋門対象】

 ・自家発電機更新及び自動起動対応:2台【かきつばた樋門、塩屋排水樋門対象】

 ・自家発電機新設及び自動起動対応:1台【南野田樋門対象】

 

○現在の施工状況

 12月中にかきつばた樋門の改良が完了予定で、1月〜2月にかけて南野田樋門、塩屋排水樋門の改良を順次行っていきます。

 

○現場での取り組み、工夫、目標など

 本工事は、3樋門の画像監視設備について改良を行っております。

 また、停電時に遠隔地で現地の状況確認及び操作を行う為に、自動的に自家発電機が起動するように改造を行っています。

 これからが本格的な現地工事です。無事故・無災害で工事の完成を目指します。

 

 

 

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