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四国河川ニュース

11/24(土)〜11/30()578

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                                                                                                                                                              2012.12.3発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです

 

 

○今週のニュース

○「蛍湖まつり」を開催 (渡川水系 中筋川総合開発工事事務所)

○平成24年度 野村ダム貯水池内維持工事  (肱川水系肱川 野村ダム管理所)

○平成24年度 旧吉野川上流堤防維持工事  (吉野川水系 徳島河川国道事務所 旧吉野川出張所)

○平成24年度 横瀬川ダム左岸付替市道工事  (渡川水系 中筋川総合開発工事事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.「蛍湖まつり」を開催 (渡川水系 中筋川総合開発工事事務所)

 

○中筋川ダムでは11月18日(日)に「第17回蛍湖まつり」を開催しました。当日はポカポカと暖かい秋の陽気に恵まれ、昨年を上回る約2500人の来場者がありました。

 

○地域の活性化や連携を図るとともに、ダムに親しんでいただきダム事業の理解を得ることを目的に、平成8年より開催を続けてきた蛍湖まつりですが、今年は「みんなが集う。みんなで彩る。蛍湖まつり」をキャッチフレーズにして、地元の中学生のブラスバンド演奏や保育園児から高校生によるストリートダンス、地元出身シンガーのコンサート、太鼓演奏や漫談ライブなどといったパフォーマーたちのステージで大いに盛り上がりました。

 

○ステージ以外にも様々なブースを設けました。ダム周辺に棲む、鳥・魚・水生生物の紹介コーナーでは、展示パネルや前日に中筋川で採集した魚や水生生物を水槽で観察でき、子供たちは興味津々。大人たちからも「ひさしぶりにドジョウを見た」などの声が上がっていました。また、望遠鏡や双眼鏡を使って、ダムの周りに来る野鳥たちの観察会なども行われました。

 

○また、子供たちからの関心が高く、にぎわっていたのが、車両展示や制服試着のコーナーでした。自衛隊の災害救援車両、警察署の白バイやパトカー、建設機材のミニバックホー、東日本震災でも活躍した国土交通省所有の排水ポンプ車、四国電力の高所作業車など、一部には制服を着せてもらって写真撮影ができるものもありました。

 

○「ダム内部の見学」も人気でした。管理設備や発電室などを巡り、最後にはダム直下から見上げて、ダムのスケールを感じることができる約40分のコース見学したあと、ダム模型による洪水調節の実演を見てもらうことで、ダムの構造や役割などを体感し、「楽しかった」「参加してよかった」という感想が聞かれました。

 

○また、祭りのラストでは、中筋川ダムの特徴の1つである、階段状にデザインされた下流面のコンクリートを洗浄するための放水を行い、水が出始めると大きな歓声があがっていました。

 

 

 

2.平成24年度 野村ダム貯水池内維持工事  (肱川水系肱川 野村ダム管理所)

 

○工事名:平成24年度 野村ダム貯水池内維持工事

 

○工 期:平成24年4月1日〜平成25年3月31日

 

○受注者:大東建設株式会社

 

○工事場所:愛媛県西予市野村町野村〜宇和町明間地先

 

○工事概要:流木処理工、除草工、植栽維持工

 

○工事の目的

 本工事は、肱川の野村ダム管理区間において、貯水池内の維持管理等を目的として流木処理工、除草等を実施する工事です。

 

○現在の施工状況

 現在の施工内容は、貯水池周辺での除草及び昨年度流木処理で収集した流木や除草工で収集し、1年間減量(堆肥)化した刈草を粉砕し、その一部を袋詰めにする作業を実施しています。

 

○現場での取り組み・工夫・目標など

 昨年度は出水時の流木発生量が多く、例年に比べコスト縮減のために実施している流木粉砕物が大量に出来ました。通常では、一般住民がバラ状態で持ち帰り、その年の流木粉砕物は、ほぼ全量リサイクルされていたところですが、今年度については、ストックが過剰になり、製作のための作業スペースに支障をきたしていました。

 そこで、今年度は作業スペースに支障となる一部の流木粉砕物について、試行的に袋詰めを行うことにより、利用者の拡大を企画したところ反響が大きく、大量の流木破砕物をリサイクルできました。今年度のデータを基に今後も処分費を不要とし、なおかつ地域住民に喜んでいただけるよう流木や刈草の減量化及びコスト縮減に努めていきたいと考えています。

 

 

 

3.平成24年度 旧吉野川上流堤防維持工事  (吉野川水系 徳島河川国道事務所 旧吉野川出張所)

 

○工事名:平成24年度 旧吉野川上流堤防維持工事  

 

○工 期:平成24年4月1日〜平成25年3月31日

 

○請負業者名:(株)吉岡組 

 

○工事場所:旧吉野川12k/224k/130

 

○工事概要:河川維持 1式 河川修繕 1式

 

○工事の目的

 本工事は旧吉野川上流の維持管理を目的として、堤防の除草、塵芥処理、水面清掃、応急処理等を行う工事です。

 

○現在の施工状況

 現在、堤防除草(年2回)の2回目が、12月上旬での完了予定です。また板野郡板野町川端箇所において河川管理施設補修工として捨石・かごマットの施工を平成25年2月末での完了を目指して実施中です。

 

○現場での取り組み・工夫

 応急対策作業工で発生した木について処分費用削減のため薪用に小切りを行い地元の方に配布したところ配布は100%達成しました。河川管理施設補修工の準備工として伐竹作業がありましたが、現地に破砕機の搬入・稼働を行い、伐竹材の積込搬出費の削減を行いました。

 これから2月末にかけて水中作業・重機作業がありますが、無事故での完成に向けて気を抜くことなく工事を進めていきたいと思います。

 

 

 

4.平成24年度 横瀬川ダム左岸付替市道工事  (渡川水系 中筋川総合開発工事事務所)

 

○工事名:平成24年度横瀬川ダム左岸付替市道工事

 

○工 期:平成24年6月16日〜平成25年3月29日

 

○請負業者名:(株)小島組 

 

○工事場所:高知県宿毛市山奈町山田一生原地先

 

○工事概要:補強土壁工L=89.1m 軽量盛土工L=175.1m

 

○事業、工事の目的

 本工事は横瀬川ダム事業において、生活関連として整備している市道の付替工事です。

 

○現在の施工状況

 現在、施工区間の掘削作業及び補強土壁工(スーパーテールアルメ工法)を施工中であり、年内に補強土壁工を概成させ1月からは軽量盛土工(FCB工法)に着手する予定です。

 

○現場での取り組み、工夫、目標など

 施工現場は急峻な山間部で作業スペースが狭いため、雨による法面の崩落や資材の搬入、コンクリート打設、掘削、盛土による施工機械の事故等に細心の注意を払い、作業員の安全性を確保しながら作業を進め、無事故での工事完成を目指します。

 

 

 

 

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