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四国河川ニュース

《11/17(土）〜11/23(金)》577号

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【2012.11.26発行】

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです

○今週のニュース

○那賀川源流で樹木銘板を取り付けました！　　（那賀川水系　那賀川河川事務所）

○「ダム・水力発電所見学会」を開催　　（那賀川水系　徳島県）

○「自然観察会＆ダム見学」を開催　　（重信川水系　愛媛県）

○平成２４年度　吉野川左岸中流堤防維持工事　　（吉野川水系　徳島河川国道事務所 吉野川上板出張所）

○平成２４年度　大渡ダム主放流設備整備工事　　（仁淀川水系　大渡ダム管理所）

○平成２４年度　市場箇所災害復旧外工事　　（吉野川水系　徳島河川国道事務所 吉野川上板出張所）

今週のニュース

１．那賀川源流で樹木銘板を取り付けました！　　（那賀川水系　那賀川河川事務所）

○平成２４年１０月２６日、那賀川流域で活動する民間団体「那賀川アフターフォーラム」が、那賀川源流をＰＲするために、源流碑周辺を「原生林の植物園」の様に整備する活動を行っております。

○那賀川河川事務所も同グループの活動に賛同し、「原生林の植物園」整備に協力しています。

○今回で４回目となる樹木銘板の取付は、総数２００箇所を完了しました。

　また、同時にシカの食害防止活動の一環として木頭中学校の生徒２４名と共同で木々の幹に保護用ラス巻きや、植樹を行いました。

○当日は、活動の前に河川工学の湯城豊勝先生、植物学の森本康滋先生や木下覚先生から、シカの食害により森の維持が難しくなっていること、森が無くなると河川への土砂流入が増えること等をお話しいただき、今回の活動の重要性を確認してもらいました。

○那賀川河川事務所では今後とも地域と連携した活動に協力して、森の役割・河川の役割の重要性を知ってもらう活動を続けていきたいと思っています。

２．「ダム・水力発電所見学会」を開催　　（那賀川水系　徳島県）

○ダム・発電所見学会は、那賀川下流域の阿南市立中野島小学校の児童２８名を迎えて１１月６日に開催しました。

○この見学会は、「ゆきかう那賀川推進会議」が中心となり、流域内の小学生を対象として長安口ダム等の役割を紹介する為に毎年実施しています。

○参加児童たちは、ダムや発電所の大きさに驚き、それぞれの機械の役割などの質問をして熱心に見学していました。

○川口ダム発電所では、高いところから流した水が発電機を回しLED電球を灯す実験を行い、水力発電の仕組みを楽しみながら学びました。

○今後も、ダム見学などを通じて、那賀川での水利用に関する関心が高まるように努めていきたいと思います。

○なお、「ゆきかう那賀川推進会議」は、那賀川の流域内交流の活性化、上下流連携の推進による流域振興を目指して、流域関係者を中心に平成２０年３月に発足した組織です。

３．「自然観察会＆ダム見学」を開催　　（重信川水系　愛媛県）

○１１月２４日（土）に、「石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会」の主催で、「自然観察会＆ダム見学」を開催致しました。

○自然観察会では、越冬のため石手川ダム湖に飛来しているオシドリをはじめとする野鳥の観察を行いました。

○講師として東雲女子大学の石川和男名誉教授に、野鳥や生態系の講義と、オシドリの観察等の指導をしていただきました。

○その後、石手川ダムの概要説明や操作室、ダム堤体内の見学を実施しました。

○今回のイベントには、松山市内の小学校から児童・保護者ら、３７名に参加して頂きました。

○参加者からは、「オシドリを初めて見て嬉しかった、普段入ることのできない場所を見学できて良かった」等の意見を頂きました。今後もこのような活動を通じて、水源地域の自然環境の保全、重要性をより一層広めていきたいと思います。

４．平成２４年度　吉野川左岸中流堤防維持工事　　（吉野川水系　徳島河川国道事務所 吉野川上板出張所）

○工事名：平成２４年度　吉野川左岸中流堤防維持工事　　

○工　期：平成２４年４月１日〜平成２５年３月３１日

○請負業者名：佐々木建設（株）

○工事場所：徳島県阿波市阿波町地先〜阿波市吉野町地先

○工事概要：河川維持工　一式、河川修繕工　一式

○事業、工事の目的

　本工事は、吉野川左岸吉野川中流２０．５kmから４０．８kmの区間について、堤防除草・河道内の樹木伐採等の維持修繕工事を行っています。

○現場での取り組み、工夫、目標など

　本工事では、除草や樹木伐採で発生する刈草・伐採木を一般の住民に無料配布することで処分費の削減を行っています。平成２３年度は、阿波市内の刈草についてほぼ１００％の配布が達成されており、伐採木においても薪や木材チップ等幅広く有効利用していただいています。

　徳島河川国道事務所ではHPに無料配布情報を掲載し、また関係する自治体には広報誌に掲載していただくなどのご協力をいただきコスト縮減および資源の有効利用に取り組んでいきます。

５．平成２４年度 大渡ダム主放流設備整備工事　　（仁淀川水系　大渡ダム管理所）

○工事名：平成２４年度　大渡ダム主放流設備整備工事

○工　期：平成２４年９月２８日〜平成２５年３月２９日

○請負業者名：（株）ＩＨＩインフラ建設

○工事場所：高知県吾川郡仁淀川町高瀬地先（大渡ダム管理所）

○工事概要

　主放流設備（純径間５．０m×有効高５．６m）

　　２号油圧式開閉装置　工場分解整備

　　４号扉体　　　　　　現場塗替塗装

○事業、工事の目的

　本工事は、大渡ダムの洪水調節時に稼働させている主放流設備（コンジットゲート）の経年的な老朽化に伴う維持修繕工事として、設備の機能維持を目的に分解整備を行っています。

○現在の施工状況

　１２月に予定している油圧シリンダ搬出に向け、ダム減勢工内に仮設資材等を設置しています。

○現場での取り組み、工夫、目標など：

　主放流設備（コンジットゲート）を構成している油圧式開閉装置は設備を稼働させる為の重要な設備であり、油圧式開閉装置を構成している油圧シリンダについて平成２３年度より１年１門のペースで分解整備作業を行っており、２年目の工事を行っています。

　ダム堤体より搬出する時期は、平成２４年１２月中旬頃を予定しており、工場にて分解整備後、平成２５年２月頃搬入を目標に施工を行っています。今回の分解整備で老朽化している箇所の整備を十分実施し、ダム管理を通じて地域の方々に貢献していきたいと思います。

　また、大渡ダムでは今年度も１２月中旬頃に予定している搬出時に現場見学会を行う予定ですので多くの方に参加頂ければと考えています。

６．平成２４年度　市場箇所災害復旧外工事　　（吉野川水系　徳島河川国道事務所　吉野川上板出張所）

○工事名：平成２４年度　市場箇所災害復旧外工事

○工　期：平成２４年５月２３日〜平成２５年２月２８日

○請負業者名：兼子建設(株)

○工事場所：徳島県阿波市市場町香美地先

○工事概要：工事延長　L=１９８m,　護岸工　２，６５０m2等

○事業、工事の目的

　本工事は、平成２３年９月の台風１２，１５号による吉野川の出水により被災した、阿波市・吉野川市に跨る中洲・善入寺島の護岸災害復旧工事です。

　

○現在の施工状況

　盛土工V=５，３００m3（内、５，０００m3施工完了　１０／３１現在)

　多自然型護岸工　A=２，６５０m2（内、１，７００m2完了　１０／３１現在）

○現場での取り組み、工夫、目標など

　災害復旧工事であり、工事の完成に向けて緊急を要するため、吉野川の出水期に差し掛かる６月中旬より本工事に着手いたしました。いつ何時梅雨前線や台風が四国を通過し、出水に見舞われるか懸念された中での対策として、工事延長L=１９８m、高低差h=５．５mの施工順序について、（計画高AP+２０．０m〜AP+２３．０m）を一次施工、（計画高AP+２３．０m〜AP+２５．５m）を二次施工に分割した施工を実施した結果、１０／３１現在に至るまで何度か出水に見舞われましたが、既に一次施工が完了していた為、再度の崩壊を防ぐことができました。

　地域の皆様方に安心していただけるよう、より良い品質を確保し、且つ無事故・無災害で一刻も早く工事の完成を目指します。

　「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

■連絡先■ 　四国地方整備局　河川部 河川管理課　建設専門官　　柳　忠和

　　　　　 〒760-8554　高松市サンポート３番３３号

　　　　　TEL 087-851-8061（代）マイクロ88-3753（柳）　mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

　　　　　 FAX 087-811-8417（河川計画課）

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