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四国河川ニュース

9/22(土)〜9/28()569

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                                                                                                                                                            2012.10.1発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです

 

○今週のニュース

    ○「平成24年度 山鳥坂ダム工事事務所 ダム事業費等監理委員会」を開催  (肱川水系 山鳥坂ダム工事事務所)

    ○「鹿野川ダム施工技術向上委員会」を開催  (肱川水系 山鳥坂ダム工事事務所)

    ○「四国ダム技術向上検討会」の開催  (河川部 河川工事課)

    ○「平成24年度 四国河川伝承会」(高知地区)を開催  (仁淀川・物部川水系 高知県)

 

 

今週のニュース

 

1.「平成24年度 山鳥坂ダム工事事務所 ダム事業費等監理委員会」を開催  (肱川水系 山鳥坂ダム工事事務所)

 

○平成24年9月13日(木)に松山市内において、「平成24年度 山鳥坂ダム工事事務所 ダム事業費等監理委員会」を開催しました。

 

○本委員会は、山鳥坂ダム工事事務所所管の事業における適切な事業執行の観点から、コスト縮減策やその実施状況、事業執行等について、意見・提言を受けることを目的としています。

 

○委員として、愛媛大学大学院 伊福教授、松山短期大学 青野教授、愛媛県 井上土木部長、(独)土木研究所 柏井水工研究グループ長に出席していただき審議を行いました。

 

○委員会では、山鳥坂ダム建設事業と鹿野川ダム改造事業の進捗状況などについて報告を行い、委員の方々からは、「山鳥坂ダム建設事業の検証についてはスケジュール感を持って取り組み少しでも早く検証を終わらせること。」、「鹿野川ダムの今後のダム管理設備等について、将来像を持ったかたちで無駄のないよう整備すること。」、「鹿野川ダム改造事業の工事施工に関して、近隣住民へ事前説明等を行うなど配慮すること。」、「鹿野川ダム改造事業関連工事のさらなるコスト縮減に努めること。」等のご意見をいただきました。

 

○当事務所では、委員の方々からの貴重なご意見を参考にして、山鳥坂ダム建設事業については引き続きダム検証を進めていくとともに、鹿野川ダム改造事業については事業を実施していきたいと考えています。

 

 

2.「鹿野川ダム施工技術向上委員会」を開催  (肱川水系 山鳥坂ダム工事事務所)

 

○平成24年9月14日(金)に、学識経験者や専門家等から構成する「鹿野川ダム施工技術向上委員会」が発足し、第1回目の委員会を風の博物館(大洲市肱川町)にて、開催しました。

 

○本委員会は、鹿野川ダム改造事業において、工事の施工に関して中立かつ公正な立場で討議を行い、より良い工事の実施に向けた意見を取りまとめ現場に反映させることを目的としています。

 

○委員として、愛媛大学 矢田部理事・副学長、愛媛大学防災情報研究センター 木下教授、(独)土木研究所 柏井水工研究グループ長、(独)土木研究所 藤野主席研究員、四国地方整備局 藤山技術調整管理官、四国地方整備局 宮本総括防災調整官に、ご就任いただきました。

 

○当日は、5名の委員と(独)土木研究所、()ダム技術センター、大洲市、整備局職員、工事関係者等約60名が参加しました。

 

○委員会では、 トンネル掘削(大断面)における課題(地質・湧水の確認方法、坑口部の安定性確保、覆工コンクリートの品質管理等)や、トンネル掘削(発破掘削)における騒音振動対策の説明、トンネル呑口部のグラウト施工手順等について審議し、活発な議論が交わされました。また、ダム貯水内の工事用仮設構台の水中施工大幅低減技術として、仮設構台工法のブレース材設置における新技術の説明を行いました。

 

○頂いたご意見を踏まえ、より一層の品質管理や工程管理に努め、事業を実施していきたいと考えています。

 

 

3.「四国ダム技術向上検討会」の開催  (河川部 河川工事課)

 

○平成24年度第1回目の「四国ダム技術向上検討会」を鹿野川ダムにおいて、平成24年9月13日〜14日に開催しました。

 

○当検討会は、ダム技術の継承のため、ダム関係職員を中心に、年2回程度勉強会等を行っており、発足から約3年で5回目となります。

 

○当日は整備局職員や、建コン関係者等約50名が参加しました。

 

○初日に事務所職員やJV代理人等から鹿野川ダム改造工事概要の説明があり、その後、トンネル洪水吐の呑口及び吐口部へ移動し、それぞれの現場を視察しました。なお、現在、鹿野川ダムではトンネル本体の掘削に向けての準備工事として、呑口部では貯水池内の浚渫工事や、止水のためのグラウト注入、吐口部ではトンネル掘削ヤード整備等を行っています。

 

○翌日は、整備局職員による四国管内のダム事業の現状説明を行うとともに、鹿野川ダム改造事業の施工等に関して専門家の意見を頂く「鹿野川ダム施工技術向上委員会」を傍聴し、その後に出席メンバーから質問や意見を頂く等、両日を通して大変有意義な会となりました。

 

○今後もこうした会や、各ダム事務所が開催する勉強会等を継続的に実施し、ダム技術の向上に役立てていきたいと思います。

 

 

4.「平成24年度 四国河川伝承会」(高知地区)を開催  (仁淀川・物部川水系 高知県)

 

○9月19日(水)に、高知県の高知河川国道事務所において「平成24年度 四国河川伝承会」(高知地区)を高知河川国道事務所、中村河川国道事務所、中筋川総合開発工事事務所、大渡ダム管理所などの職員約30名が参加して開催しました。

 

○今回は、今までに高知河川国道事務所で河川工事に長年携わってきた3名(伝承者:松尾裕次氏、吉良勉氏、連絡員:三浦敏弘氏)を迎え、過去の南海地震で起きた津波にまつわる記録、研究をもとに、今後の南海トラフ巨大地震に備えた河川・海岸構造物の耐震対策工法について、東日本大震災での防災エキスパートでの活動経験などから伝承していただきました。

 

○現在実施中の河川・海岸構造物の耐震対策と平行して、東日本大震災での反省から住民の避難をどうするかが大事であること。「設計対象の津波高を越えた場合でも施設の効果が粘り強く発揮できるような構造」の説明などの貴重なご意見をいただきました。意見交換会でも、活発な意見が多数出ていました。

 

○今回の伝承会での貴重なご意見、ご助言有り難うございました。

 

 

 

 

 

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