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四国河川ニュース

8/11(土)〜8/17()563

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2012.8.20発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです

 

○今週のニュース

    ○那賀川源流に散策道の整備をしました!  (那賀川水系 徳島県)

    ○土器川水系河川整備計画【案】の公表について (土器川水系 香川河川国道事務所)

    ○「2012吉野川フェスティバル」の開催  (吉野川水系 徳島県)

    ○水生生物調査を実施  (肱川水系 野村ダム管理所)

    ○『親子水難事故防止教室』を開催  (渡川水系 中村河川国道事務所)

    ○石手川ダムで森と湖に親しむ旬間のイベントを実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

 

1.那賀川源流に散策道の整備をしました!  (那賀川水系 徳島県)

 

○平成24年7月25日(水)、那賀川流域で活動するグループ「アフターフォーラム」が、那賀川源流の事をもっとPRするため、那賀川源流周辺を「原生林の植物園」に整備する活動を行いました。

 

○今回は、総勢7名により時折強い雨の降るなか、約3時間の作業で那賀川源流碑から源流モニュメントまでの散策道(約800m)周辺の木々に約50個の銘板(樹木の名前と科目を記入した板)を取り付けました。

 

○今後は、散策道の整備とともに、散策マップなどの作成を進めていく予定です。

 

○そして多くの人が那賀川源流周辺に足を運んでいただけるような魅力ある源流になるよう取り組んで参りたいと思います。

 

 

2.土器川水系河川整備計画【案】の公表について (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○四国地方整備局は、平成24年7月26日(木)に「土器川水系河川整備計画【案】」を公表しました。

 

○これまで、土器川水系では、全国で初の取り組みとなる計画段階評価を行いました。この取り組みにより、平成23年3月11日に「土器川水系河川整備計画【素案】」を公表し、流域住民、専門的立場の学識者、流域市町長からご意見を伺ってきたほか、パブリックコメントにより広く意見を募集してきたところです。

 

○今回公表した【案】は、皆様からいただいた意見をもとに【素案】を修正し作成してきたものです。

 

○【案】の公表により、河川法に基づく香川県知事及び関係機関へ意見聴取を進め、「土器川水系河川整備計画」の策定を進めます。

 

 

3.「2012吉野川フェスティバル」の開催  (吉野川水系 徳島県)

 

○7月27日(金)〜7月29日(日)にかけて、徳島市内の吉野川橋南岸河川敷広場にて、「川を親しみ、川の魅力を語り、川と遊ぶための3日間」をテーマに「2012吉野川フェスティバル」が開催されました。

 

○この吉野川フェスティバルは今年で24回目を数え、地元NPOや行政機関からなる吉野川フェスティバル実行委員会が中心となって毎年夏に開催しています。

 

○フェスティバル当日は晴天に恵まれ、吉野川河川敷に設けられた特設会場では、様々なアーティストによるライブコンサートやバーベキュー、花火大会などたくさんの催し物が繰り広げられ、多くの来場者で賑わいました。

 

○徳島河川国道事務所からは「東日本大震災パネル展」、「建設機械と遊ぼう」の2つのブースを出展し、東日本大震災に関するパネル展と建設機械の搭乗体験を行いました。

 

○28日()、29日()には鳴門教育大学の松井先生、福山平成大学の小谷先生を講師にお迎えし、「水辺の安全教室」が行われました。参加者はライフジャケットの着用の仕方、着衣泳など水辺の危険から身を守る方法を体験しました。

 

○また、本フェスティバルはごみゼロを目指した環境配慮のエコイベントであり、28日(土)には吉野川クリーンアップ大作戦が実施され、吉野川橋から河口周辺までの約4キロの範囲にわたり、清掃活動が実施されました。

 

○この吉野川フェスティバルをとおして、ご来場いただいた多くの方々には、河川を美しく利用する気持ちを持っていただけたのではないかと思います。

 

 

4.水生生物調査を実施  (肱川水系 野村ダム管理所)

 

○野村ダムでは平成24年7月27日(金)に、「森と湖に親しむ旬間」の取り組みの一つである水生生物調査を、ダム湖流入部付近の西予市宇和町明間(昭和橋付近)において実施しました。この調査は、川にすむ生物を観察し、その生物指標から川のきれいさを調べるもので、今年で26回目となります。

 

○当日は、西予市三瓶町の中学生や近隣の小学生ら約30人が参加し、この調査のアドバイザーとして参加されている河野先生(元中学校教諭)と一緒に川底の石に付着した生き物を観察しました。

 

○「少し汚い水(水質階級2)」の指標生物であるスジエビやキイロカワカゲロウなどが多かったのですが、間近にある観音水(全国名水百選)が流れ込む地点では、「きれいな水(水質階級1)」の指標生物であるカワゲラやウズムシも見られました。

 

○参加者からは、「河川の環境は、自分たちの生活を通して変化することから、きれいな川になるよう、普段から心掛けたい。」との声も聞こえました。

 

○次年度以降も引き続き、河川環境に関心を持っていただくため、実施して行く所存ですので、ご支援・ご協力の程、よろしくお願いします。

 

 

5.『親子水難事故防止教室』を開催  (渡川水系 中村河川国道事務所)

 

○平成24年7月29日(日)に、四万十市の赤鉄橋(四万十川橋)上流左岸側の河原で、小学生30人と大人10人の参加で『親子水難事故防止教室』を開催しました。

 

○地元防災関係機関(水難事故防止連絡会)と『四万十川水中探偵団』(四万十川流域住民ネットワーク)が連携し、川で遊ぶ楽しさを体験しながら、水難事故から身を守る方法について親子で学んでもらい、水難事故の防止を目的として平成22年から開催し今年で3年目となります。

 

○内容的には、小学生(3〜4年生)を主対象とし、箱メガネによる水中調査に始まり、シュノーケリング教室、激流下り、カナデイアン・カヌーを使っての「組み立て式飛込み台」からの飛び込み、カヌー、水中宝さがしを実施しました。特に河川出張所が作ったカヌーを使った飛び込み台は大人気で大きな歓声が上がっておりました。

 

○水難事故から身を守るために、大人向けには消防署によるAED講習会を実施しました。また警察署による発射銃及びロープによる救出デモの披露が行われました。その後、ペットボトルにレスキューキャップをとりつけロープで川中に投げて水難者を救出する訓練も実施しました。

 

○今回は天気にも恵まれ、メニューが盛りだくさんで、アンケート結果からも子供達は川で遊ぶ楽しさと身を守る術を学べたようです。

 

 

6.石手川ダムで森と湖に親しむ旬間のイベントを実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○7月21日〜31日の「森と湖に親しむ旬間」において、石手川ダムでは「自然と遊ぼDAY!」「ダム見学会」を開催しました。

 

○7月27日(金)の「自然と遊ぼDAY!」は、石手川ダム水源地域ビジョン、松山市、農林水産省愛媛森林管理署、愛媛県、国土交通省松山河川国道事務所の主催で石手川ダム上流の河川公園(せせらぎ公園)において実施し、小学生とそのご家族100名の参加がありました。

 

○当日は、生物探検隊として、まず東雲女子大学の石川名誉教授と愛媛大学の酒井教授による落ち葉の下の昆虫探索、そして水中生物観察を行い、その後、愛媛森林管理署による愛媛県産材を使った木工品製作教室、松山市東消防署による水難救助の話、最後に親子での川遊び等が行われ、1日、ダム上流の水源地域の森林・河川などを満喫していただきました。

 

○7月30日(月)31日(火)の「ダム見学会」は、松山河川国道事務所の主催で実施し、合計367名の参加がありました。

 

○当日は、ダム堤体内の監査廊、コンジットゲート室、ホロージェットバルブからの放水、操作室などの普段目にする機会のない場所の見学を行い、間近に迫力を感じると共に、ダムの役割、仕組みなどを理解していただきました。

 

○今年も各イベントは盛況のうちに終わり、参加した方々にはダムとその周辺の自然を楽しんで頂けたかと思います。今後もこのようなイベントを通じ、ダムや森林等、水源地域の環境保全の重要性をより一層広めていきたいと思います。

 

 

 

 

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