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四国河川ニュース

6/30(土)〜7/6()557

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                                                                                                                                                               2012.7.9発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース

    ○「水防工法(基本編)訓練」を実施  (渡川水系 高知県)

    ○「大渡ダム・筏津ダム放流警報周知会」を開催 (仁淀川水系 大渡ダム管理所)

    ○「平成24年度 肱川水防工法訓練」を開催  (肱川水系 愛媛県)

    ○「平成24年度 土器川河川・渓流環境アドバイザー、河川環境保全モニター会議」を開催  (土器川水系 香川河川国道事務所)

    ○「飯尾川内水対策施設の見学会」を開催 (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

 

1.「水防工法(基本編)訓練」を実施  (渡川水系 高知県)

 

○平成24年6月13日(水)に、中筋川導流堤の下流端部において「水防工法(基本編)訓練」を実施しました。

 

○テーマは<実績が多く、使う可能性の高い水防工法を 誰もが出来る様に!>ということで、ロープワークや水防工法を確実に覚えることを目的に訓練の種類を絞り、分かりやすいイラスト入りのテキストも独自に作りました。

 

○事務所職員・四万十市職員・地元自主防災組織あわせて30名が参加し、ロープワークは、ふな結び・もやい結び・いぼ結びの3種類、水防工法は、土のうづくりから始め、土のう積み・月の輪工法を全員で実施しました。

 

○訓練の指導は四万十川出張所・後川出張所長が中心となり研修等で学んだことを、全員が教え合う形で今までとはひと味違う訓練となりました。

 

○今後も、誰もがわかりやすい形で確実に習得できるような訓練を企画し、レベルを少しづつ上げて行きたい(来年度は“応用編”)と考えております。

 

 

2.「大渡ダム・筏津ダム放流警報周知会」を開催 (仁淀川水系 大渡ダム管理所)

 

○大渡ダムでは平成24年6月15日(金)に、ダム放流警報周知会を開催しました。

 

○毎年、7月1日からの出水期を迎えるにあたり、近隣の四国電力(株)筏津ダムと合同でダム放流警報周知会を開催しております。

 

○放流警報周知会では、ダム放流情報周知者(高知県、関係市町村、警察、消防、漁協等)を対象としてダムの役割や放流時のダム情報の流れ、情報内容の説明を実施しております。

 

○当日は、約40名の方々に出席いただき、ダムに対する質問など活発な意見交換が行われました。

 

○今年度は、洪水期前にもかかわらず、既に台風4号による予備放流の実施、前線の影響による放流など洪水期を思わせる降雨が頻発しています。

 

○これから本格的な洪水期に突入しますが、情報の出し手と受け手の関係を深めながら、適切なダム管理に務めて参ります。

 

 

3.「平成24年度 肱川水防工法訓練」を開催  (肱川水系 愛媛県)

 

○平成24年6月17日()大洲市若宮の肱川防災ステーションにおいて国、愛媛県、大洲市、大洲消防署、大洲市消防団、大洲市自主防災組織(15地区)の総勢約160名が参加し、水防工法訓練を実施しました。

 

○この訓練は、5月の水防月間にあわせて毎年実施しているもので、平成13年に防災ステーションで合同訓練を行うようになってから、今回で12年目になります。

 

○訓練は、大洲河川国道事務所長と大洲市消防団長の挨拶の後、工法訓練を開始しました。

 

○訓練では、消防署、消防団、自主防災組織と行政機関の各班に分かれ、約1時間半にわたり改良積み土嚢工(2型)や月の輪工等水防工法の実践、水防工法の基本となるロープワークの習得、土嚢の作り方などを、5名の防災エキスパートの指導を受けながら実施しました。

 

○水防工法訓練は、近年の災害発生傾向から水防活動が重要になっており、水害被害の軽減や未然防止のための対策を、事前に関係機関や地域住民と合同で行うことで、本番の水防活動に万全の体制で臨むことを目的としています。

 

 

4.「平成24年度 土器川河川・渓流環境アドバイザー、河川環境保全モニター会議」を開催  (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○平成24年6月21日()に、丸亀市水防センターにおいて、土器川河川・渓流環境アドバイザー、河川環境保全モニター会議を開催しました。

 

○当日の会議には、河川・渓流環境アドバイザーの先生が7名、河川環境保全モニターの先生が2名参加され、オブザーバーとしてリバーカウンセラーの先生も来られました。

 

○香川河川国道事務所長の挨拶の後、担当者より「平成23年度 河川水辺の国勢調査(河川環境情報図)」、「平成24年度 河川水辺の国勢調査(植物)」、「平成24年度 工事実施予定箇所等」について報告を行いました。

 

○報告の後、アドバイザー、モニター等の先生方からご指導、助言をいただきました。

 

○その後、丸亀市飯野箇所(右岸1K/8付近)、まんのう町長尾箇所(右岸15K/4付近)等の現地視察を行い、会議を終了しました。

 

○今後は、先生方のご指導、助言等を参考に、土器川の環境をよりよくしていきたいと思います。

 

 

5.「飯尾川内水対策施設の見学会」を開催  (吉野川水系 徳島河川国道事務所)

 

○吉野川の下流域に位置する石井町は、町の中心部を吉野川支川の飯尾川が東西に流れ、古くから飯尾川の氾濫による洪水被害に見舞われてきました。

 

○そのため、飯尾川では昭和初期から治水事業に着手し、現在も河道改修や排水樋門の改築などが進められています。

 

○また、昨年10月の台風15号出水での内水浸水も踏まえ、治水対策への関心も高まっており、この平成24年6月26日(火)に地元の方からの要望により施設見学会を実施しました。

 

○見学会では、国土交通省が管理する飯尾川・新飯尾川および角ノ瀬排水機場の2箇所において、飯尾川改修の歴史なども踏まえつつ、各施設の構造やポンプ規模について説明を行いました。

 

○参加者は8名程度ではありましたが、一般、町議会、教育委員会、町職員、水防団など多方面から参加され、それぞれの立場で質問をされるなど、少人数ならではの細やかで和気藹々とした対応ができました。

 

○また、参加者各位からは、通常では見られないポンプ設備まで見ることができて良かった、機場の操作がよく分かった、などのご意見を頂きました。

 

○見学会の最後には、引き続きこうした機会を設けて欲しいとのお話もあり、今後とも様々な機会を通じ、地域の方々との連携や防災意識の向上に努めたいと思います。

 

 

 

 

 

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