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四国河川ニュース

1/7(土)〜1/13()533

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2012.1.16発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース○

  ○「肱川上下流交流 第7回 だんだん肱川」を開催 (肱川水系 愛媛県)

  ○「平成23年度 波介川現場勉強会」を開催 (仁淀川水系 高知河川国道事務所)

  ○「大渡ダムボーリングコア視察会」を実施 (仁淀川水系 大渡ダム管理所)

  ○「平成23年度 土器川潮止堰放流警報設備改良工事」 日本無線() (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

 

1.「肱川上下流交流 第7回 だんだん肱川」を開催 (肱川水系 愛媛県)

 

○ 平成23年12月10日(土)に、大洲市内の会場で「肱川流域会議水中めがね」の主催による『だんだん肱川』が開催されました。

 

○ 『だんだん肱川』では、肱川流域の防災を考えると題して、肱川流域内にある全ての高校10校の生徒40名が参加し、午前中は「知る【情報】」「逃げる【自助】」「助ける【共助】」の3つの分科会に別れて討議を行い、学校の場所や住んで居るところの違いは有るものの、みんなの意見を取り入れ分科会毎に結果を取りまとめました。

 

○ 午後からは、会場内に流域内外から約400人が来場し、愛媛大学の板屋教授による基調講演、愛媛大学の留学生(韓国、インドネシア、ネパール)による各国の報告と続き、パネルディスカッションへと移りました。

 

○ パネルディスカッションには、パネラーとして各校から代表1名が登壇し、アドバイザーとして、愛媛大学防災情報研究センター長の矢田部教授、国土交通省四国地方整備局の森河川部長が参加しました。

 

○ パネルディスカッションでは、午前中に取りまとめた各分科会での成果を発表し、それに対する意見交換が活発に行われました。

 

○ そして最後に、結果を「肱川宣言2011」として取りまとめ、宇和高校代表の河野将大さんが、これからの取り組みとして読み上げました。

  【肱川宣言2011】

   「自分の命は自分で守る」を基本とし、次の3項目に取り組みます。

    1.常に危険箇所を意識して行動します。

    2.避難場所、避難ルート、家族との連絡方法・集合場所を決め、逃げる際に必要なものを事前に準備しておきます。

    3.日頃から周りの人との絆を大切にし、みんなで力を合わせて助け合います。

   私たち、肱川流域の高校生は、流域人として、一人でも多くの人命を守るため、互いに協力し合い、今後とも流域の防災・減災に継続的に取り組んでいくことを宣言します。

 

○ 流域内の高校生が一同に集い、共に考え、共に悩み、一つの目標に辿り着く。このような取り組みを企画し実行した「肱川流域会議水中めがね」に、感動と感謝の意を表したいと思います。

 

2.「平成23年度 波介川現場勉強会」を開催 (仁淀川水系 高知河川国道事務所)

 

○ 12月21日(水)に、現在工事中の波介川河口導流事業において「波介川現場勉強会」を開催しました。

 

○ 当勉強会は、今年度2回目の開催となり、「波介川床上浸水対策特別緊急事業」による現在施工中の合流部締切及び旧堤防撤去等の現場視察を行うことにより、四国地方整備局の技官及び技術員の技術向上及び、今後の業務へ反映させることを目的として、約30名の参加により実施しました。

 

○ 勉強会では、まず波介川監督官詰所において波介川の全体工事内容及び現在実施中の「平成23年度 波介川合流部築堤護岸工事」の施工計画の説明を行い、その後現地に移動し、樋門・堰等の構造物や築堤盛土及び河道掘削等の現場視察を行いました。

 

○ 参加者からは、波介川事業の基本的な考え方や、矢板締切における施工管理方法等について熱心な質問がありました。

 

○ この勉強会を通じて、今後の業務執行において少しでも反映していただければ幸いです。また、事業担当者としても、今後施工への配慮や導流路の運用に反映していきたいと思います。

 

3.「大渡ダムボーリングコア視察会」を実施 (仁淀川水系 大渡ダム管理所)

 

○ 大渡ダムでは、平成23年12月20日(火)〜22日(木)にかけて(独)土木研究所の脇坂地質監、武士上席研究員、杉本主任研究員に来所して頂き、平成23年度に実施した5本の「大渡ダムボーリングコア視察会」を行い、地すべり特性のコアの見方などについて助言やご指導を受けました。

 

○ 大渡ダムでは、平成21年7月に国土交通省河川局治水課より「貯水池周辺の地すべり調査と対策に関する技術指針」(案)・同解説が改訂新版され、これに基づき貯水池内の地すべりブロックの再評価を行っています。

 

○ 大渡ダムでは、地すべりの影響により貯水位降下速度に制限があるため、これを解消するために地すべり対策を行い、降下速度を向上し貯水池の運用をより効果的に行えるよう目指しています。

 

○ 近年、コア採取技術(ボーリング)の向上は著しく、通常のコア採取より少し高価となりますが、高品質のコアが採取可能となり、乱れのほとんどないコアで観察出来るようになった結果、地すべりの移動体の判別が比較的容易となってきています。

 

○ 今後、これまで25年間管理を行ってきた実績や既存資料、動態観測結果を整理し、貯水池全体の地すべりブロックの再評価や安定解析を行った上で、斜面の安全が確認できれば、貯水位降下速度の向上を図り、貯水池の効果的な運用を行っていきたいと考えています。

 

4.「平成23年度 土器川潮止堰放流警報設備改良工事」 日本無線() (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○工事名:平成23年度 土器川潮止堰放流警報設備改良工事

 

○工 期:平成23年11月8日〜平成24年3月28日

 

○工事場所:土器川出張所及び土器川潮止堰

 

○工事概要:放流警報制御監視装置 1式、電話応答装置 1式、放流警報警報局装置 1式、据付調整 1式

 

○事業・工事の目的等

 土器川潮止堰放流警報設備は、潮止堰(ラバー堰)が倒伏する時に、自動でサイレン吹鳴を行う装置であり、周辺及び河川利用者への周知を目的に設置されています。

 本工事は、土器川潮止堰の警報局装置(サイレン・スピーカ)の更新にあわせて、放流警報制御監視装置を土器川出張所に新設し、状態監視・手動遠隔操作・状態印字等が可能になるように改良を行います。

 さらに、電話応答装置を新設し、関係各所へサイレン吹鳴したことを、24時間通知可能なシステムを構築します。

 

 

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  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  藤田 博史

          760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(藤田) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

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