四国河川ニュース《8/17(土)〜8 /23(金)》No.53


1,石手川ダム取水制限  〜農業用水55%に強化〜
                      (重信川水系、愛媛県)

○石手川渇水調整協議会(会長:平井節生松山工事事務所)の第4回会合が20日にあり、上水道、かんがい用水は据え置き、農業用水の取水制限を50%から55%に
  強化することを決定し、20日午後5時から実施しました。
  ・石手川 石手川ダム 現在の取水制限(8月20日午後5時〜)
                上水15%、農水55.0%、かんがい50.0%
                8月26日8時 現在の貯水率 50.3%
四国の渇水情報については、以下のURLをご覧ください。
   四国地方整備局 渇水関係ホームページ http://www.river.or.jp/shikoku/

2.「重信川わくわくツアー2002」の実施
                            (重信川水系、愛媛県)

○8月21日(水)、「四国のみずべ八十八ヵ所実行委員会」愛媛部会と国土交通省松山工事事務所は、重信川沿川の小学校高学年とその保護者のみなさん約60名を対象に、
  夏休みに親子で重信川のみずべで遊び・学びながら、松山の水環境について考えてもらうイベント 「重信川わくわくツアー2002」を開催しました。
○ツアーは重信川河口での野鳥観察会に始まり、中流で石手川水質浄化施設の見学、さらに上流の河原でカレーを作り水を汚さないキャンプ料理の心得をおいしく学んだ後、
  川の生き物観察会(水生生物調査、植物観察)を行いました。
○参加した子どもたちは、川の生き物を熱心に観察したり、お母さんやお父さんと相談しながら重信川クイズに挑戦したり、
  水に入って遊んだりと元気いっぱいの姿が見られました。また、保護者の方からは上流のきれいな水と中下流の汚れた水との落差を驚く声もあがり、
  生活排水が重信川の水を汚していることを改めて実感しました。

3.「キャンプ砂防2002in四国」の実施
                                (吉野川水系)

○「キャンプ砂防」は、砂防を専攻又は砂防に興味を持つ学生が砂防工事現場や中山間地域の生活や文化について体験的に学ぶことにより、砂防事業に対する認識を
  深めることを目的に平成8年より毎年実施してるいるもので、本年は全国で29カ所の直轄事務所で計181名の学生のいる参加を得て実施されております。
○当四国山地砂防工事事務所では、北から岩手大学、宇都宮大学、信州大学、東京農業大学、東京農工大学、愛媛大学、高知大学から、男女5名ずつ、
  計10名の参加を得て、8月7日〜8月16日の10日間の日程で実施いたしました
○様々な砂防事業の現場や、源流調査、中山間地域の現状や水源地域保全の重要性、また、植樹や阿波踊り体験、第十堰の問題など、四国の文化、人々との交流を含む
  幅広いプログラムをこなしていただきました。
○特に学生達には、中山間地域の苦悩、とりわけ林業が抱えている課題について大変なショックを受けたように見受けられました。
  キャンプ砂防を終えた学生達の感想の多くに、四国が好きになった、将来やるべき事が少し見えてきた、勉学に励み社会に役立つ人となります等、
  前向きな感想が多く述べられており、これも一重に、キャンプ砂防を支えていただいた講師の方々をはじめとする関係者各位のお陰であり、
  この紙面をお借りいたしまして心より御礼申し上げます。
               


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