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四国河川ニュース

11/26(土)〜12/2()527

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2011.12. 5発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース○

  ○「津波防災の日(11月5日)」パネル展を実施【11/2〜11/8】 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

  ○「寒空に温かな光」野村ダムイルミネーションを点灯 (肱川水系 野村ダム管理所) 

  ○平成23年度「吉野川・命の森づくりツアー」を開催 (吉野川水系 徳島県)

  ○重信川流域の土木遺産マップを作成 (重信川水系 松山河川国道事務所)

  ○平成23年度 戸ノ谷第2堰堤工事 (株)姫野組 (四国山地砂防事務所) 

  ○平成23年度 鹿野川ダム杭打設(その1)工事 株式会社 ひじ建 (山鳥坂ダム工事事務所)

  ○平成23年度 長安口ダム貯水池内仮設構台設置(その1)工事 ()姫野組 (那賀水系 那賀川河川事務所)

 

 

今週のニュース

 

1.「津波防災の日(11月5日)」パネル展を実施【11/2〜11/8】 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

 

○ 今年の6月に新たに制定された「津波防災の日(11月5日)」に合わせて、那賀川流域の皆様に津波防災の意識を高めていただくために、阿南市のショッピングプラザ・アピカにおいて「津波防災の日(11月5日)」パネル展を実施しました。

 

○ 平成23年3月11日に発生し、有史以来の巨大地震が引き起こした東日本大震災のパネルを展示しました。

 

○ 復旧、復興は今もなお続いておりますが、地域の防災力の向上と被災地への思いを風化させないようにするとともに、地域・世代を超えて今回の教訓を共有していくことが大切だと考えております。

 

○ 「津波防災の日(11月5日)」パネル展を実施したことにより、新たに設定された「津波防災の日」が、皆様の地域の防災について考えるきっかけになったと考えております。

 

2.「寒空に温かな光」野村ダムイルミネーションを点灯 (肱川水系 野村ダム管理所)

 

○ 11月21日(月)に、野村町冬の風物詩になりつつある「朝霧湖・野村ダム湖畔イルミネーション点灯式2011」が開催されました。

 

○ 主催は、朝霧ロードイルミネーション実行委員会で、平成20年度には一時中断していたこのイベントを平成21年度から実行委員会形式で復活したものです。実行委員会では、イルミネーションを継続して実施するために、募金活動やボランティアでライトの設置作業を企画実行するなど、地道な努力を行い、今年も無事に点灯式を開催することができました。

 

○ イルミネーションの点灯期間は、東日本大震災による全国的な節電努力に配慮して例年より少し短期間となりましたが、平成23年11月21日(金)〜平成24年1月15日(日)まで実施予定です。

 

○ 平日は17時〜22時まで、土・日・祝日には17時〜24時までイルミネーションの点灯を行います。

 (ただし、12月22日〜1月9日の間は休日扱い)

 

○ 朝霧湖・野村ダム湖畔イルミネーションは、暖色系のライトを公園内の低木や転落防止柵、また園内の高木に設置して、冷え込みの厳しい野村町でほんわか暖かい気分にさせてくれる絶好のデートスポットです。

 

○ 恋人や家族と暖かい気持ちになること間違いなしの、朝霧湖・野村ダム湖畔イルミネーションに是非来ていただければと思います。

 

3.平成23年度「吉野川・命の森づくりツアー」を開催 (吉野川水系 徳島県)

 

○ 平成23年11月23日(水)に、早明浦ダム湖周辺(高知県土佐郡土佐町井尻)において、平成23年度「吉野川・命の森づくりツアー」を開催しました。主催者は徳島県で、国土交通省吉野川ダム統合管理事務所が協賛しています。

 

○ 「吉野川・命の森づくりツアー」は、ダム見学や水源林の整備体験(下草刈り及び間伐等)を通じ、吉野川の現状やダムの役割を認識するとともに、水資源の有限性・水資源施設や水源林の重要性について考え、さらに水源地域に対する理解を深めることにより、これからの川づくりに向けての取り組みを促進することを目的としており、平成8年度から実施され、今年度で15回目になります。

 

○ 当日はあいにくの雨となりましたが、一般公募により参加された約40名の方々は持参した雨具に身を包み、湖畔林約1,500m2の間伐や下草刈りを体験しました。降雨であったにもかかわらず、参加者の作業量は主催者等の想定を上回り、予定時間がくる前に作業は完了しました。

  また、間伐等体験後、参加者は早明浦ダムと土佐町の「土佐町産業文化祭」を見学しました。

 

4.重信川流域の土木遺産マップを作成 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○ 松山河川国道事務所では、重信川流域の歴史的土木遺産などをとりまとめ、流域の生活の基盤となっている重信川の重要性を再認識してもらう目的で土木遺産マップを作成しました。

 

○ マップはA1版で表面に「重信川流域の治水的土木遺産等」と題して、霞 堤、堰、水制、渡し及び流域に存在している若しくは存在していた131の泉の位置等を示しています。また、裏面には「重信川にまつわるあれこれ」と題して、治水・利水に関する施設、神社仏閣・墓碑・地蔵、城・橋梁、泉、水制、霞堤などについて写真を入れて説明しています。

 

○ 1600年頃より始まった足立重信(重信川は昔は伊予川といわれていたが、足立重信の功績を称えて重信川と呼ぶようになった)の河川改修、過去の洪水にまつわる伝説、重信川の治水の特徴でもある霞堤、雨乞いが行われる神社、農業・生活に密接に関係してきた泉の状況を確認することで重信川の歴史を伺うことができます。

 

○ 重信川の治水や利水について学んでいる小中学校の教材等として活用いただき、水や川の大切さを学んでいただけるものと思っています。

 

○ マップは重信川の自然をはぐくむ会関係者、流域行政、関係学校等に配布 するとともに、松山河川国道事務所HP(下記参照)に掲載しています。また、印刷版が必要な方は松山河川国道事務所調査第一課までお問い合わせをお願いします。(http://www.skr.mlit.go.jp/matsuyam/river/img/dobokuisanmap.pdf

 

5.平成23年度 戸ノ谷第2堰堤工事 (株)姫野組 (四国山地砂防事務所)

 

○工事名   平成23年度 戸ノ谷第2堰堤工事

 

○工 期   平成23年7月7日〜平成24年2月29日

 

○請負者   (株)姫野組

 

○工事場所  徳島県三好市西祖谷山村尾井ノ内地先

 

○工事概要

 本工事は、過去に幾度となく土砂災害を引き起こしている吉野川中流域(祖谷川支渓)の土石流対策堰堤で、昨年度に完成した本堤以外の副堤及び垂直壁、流路部分の工事となっています。

 現在の進捗は約15%となっており、副堤は高さ6.4m、垂直壁は高さ2.0m、施工する流路長は39mの計画となっています。

 本工事は基本的な仮設備はケーブルクレーンにより行っていますが、工事箇所の河床勾配は1/2.4と極めて急峻であるとともに、河道幅も5m程度しか無い渓流であるため、作業ヤードの確保が難しい上、常に出水や土砂流出に警戒しながらの施工となっています。また、当地区は標高が600mを超えており、冬場の降雪は著しいものが有る(昨年は30cm以上積もりました)ことから、その対策に今から気を引き締めつつ鋭意工事進捗に努めてまいります。

 工事箇所は標高が高い所ですが、全国的にも有名な「かずら橋」の玄関口であり、今は紅葉が見頃ですので、周辺散策にもご一考下さい。

 

6.平成23年度 鹿野川ダム杭打設(その1)工事 株式会社 ひじ建 (山鳥坂ダム工事事務所)

 

○事務所名 :山鳥坂ダム工事事務所  鹿野川監督官詰所

 

○工事名 :平成23年度 鹿野川ダム杭打設(その1)工事

 

○工  期 :平成23年6月8日 〜 平成23年12月15日

 

○請負業者 :株式会社 ひじ建

 

○工事場所 :愛媛県大洲市肱川町山鳥坂地先

 

○工事概要

 深礎杭:3本 杭径:φ3000  杭長:21.1m〜 31.4m

 

○工事の目的

 平成16年5月に策定された「肱川水系河川整備計画」おいて定められた鹿野川ダム改造事業のメニューの1つとして、「トンネル洪水吐【トンネル延長約457m(内径11.5m】」の新設があります。

 トンネル洪水吐の新設により、下流地域への洪水流量の低減を図ることができます。この工事では、吐口部(ダムサイト下流側)の土留めを目的とした、深礎杭の打設を行います。

 

○現在の施工状況

 工事の進捗率は9月末で約47%となっており、引き続き、深礎杭の施工を進めているところです。

 

○現場の取り組み

 本工事においては、河川付近での作業を行うため、施工による河川への濁水低減を図るとともに、河川利用者や漁業関係者への影響を及ぼさないように細心の注意を払いながら進めています。

 また、付近住民への騒音・振動低減を考慮して、低騒音型の建設機械を使用するなど、環境対策にも万全の体制で施工しています。

 このまま無事故無災害で工事完成となるように、安全管理には特に留意して現場を進めていきたいと考えています。

 

7.平成23年度 長安口ダム貯水池内仮設構台設置(その1)工事 ()姫野組 (那賀水系 那賀川河川事務所)

 

○工事名 :平成23年度 長安口ダム貯水池内仮設構台設置(その1)工事

 

○工 期  :平成23年9月13日〜平成24年2月29日

 

○請負業者名 :()姫野組

 

○工事場所  :徳島県 那賀郡 那賀町長安地先

 

○工事概要

 本工事は、長安口ダム改造工事の要となる作業基地の仮設構台を設置するものであります。この仮設構台は今後予定されているクレストゲート2門の増設工事の際に各種資材の搬入・搬出に利用されるものです。

 

○現場の取り組み

 本工事箇所はダム直上流の右岸に位置し国道195号沿いにあり、工事内容としては、直径50cmの鋼管杭20本を中堀工法にて建て込み、その後覆工板を敷き作業基地とする計画です。

 鋼管杭の建て込みは、貯水池内から作業台船に乗せた120トン吊りのクローラクレーンを用い施工を行います。

 出水期は過ぎたものの、長安口ダム特有の突発的な豪雨等に十分気を付けながら安全対策に万全を期し、無事故・無災害で完成を向かえるよう努めます。

 

 

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  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  藤田 博史

          760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(藤田) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

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