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四国河川ニュース

10/8(土)〜10/14()520

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2011.10.17発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース○

  ○土器川維持工事でのコスト縮減対策 (土器川水系 香川河川国道事務所)

  ○「那賀川写真展の開催について」 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

  ○重信川で小学校の水生生物調査を実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

 

今週のニュース

 

1.土器川維持工事でのコスト縮減対策 (土器川水系 香川河川国道事務所)

 

○ 香川河川国道事務所では、平成22年度より、土器川の河川敷や堤防で刈り取った刈草をロール状に加工し一般の住民に無料配布して、土器川周辺の農家等に家畜の飼料や堆肥などとして有効活用してもらっています。その主な目的はコストの縮減で、従来、一般廃棄物として処分場で焼却処分していたものを、一般住民への無料配布で、処理費用の削減や資源の有効利用につなげようというものです。

 

○ 平成21年度までは、土器川周辺の農家が他の直轄河川より比較的小規模であることから、刈草は一般廃棄物として処理費用を計上し焼却処分していましたが、昨年度初めて実施したところ、県内7市町の計38の農家や畜産農家から、ロール状に加工した刈草の応募が2285個ありました。これは、除草面積では24万2千m2で全除草面積の30%に相当します。

 

○ このため今年度は、3500個(除草面積35万m2で全除草面積の45%)を配布する予定です。9月末現在で、既に計37の農家に2740個を配布しています。

 

○ 刈草の無償提供については、香川河川国道事務所のホームページに掲載するとともに、丸亀市やまんのう町の広報紙やJA香川のエリア通信・農業新聞等に掲載を依頼し、同時に記者発表も実施しています。

 

○ 一方、資源の有効利用、コスト縮減対策として、刈草の無償提供以外にも、「刈草の堆肥化」と「野焼き」も実施しています。

 

○ 来年度以降も、河川維持工事で発生する除草廃材のゼロエミッションを目指していきます。

 

2.「那賀川写真展の開催について」 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

 

○ 平成23年10月5日(水)から10月11日(火)までの7日間、徳島阿波おどり空港にて那賀川流域を写真で紹介した「那賀川写真展」を開催しました。

 

○ 展示した写真は、那賀川の航空写真や風景写真・自生する植物・イベント状況等の写真と、流域交流民間団体(地元NPO)や、関係自治体からお借りした写真を100点以上展示しました。

 

○ また、那賀川上流域の間伐材を利用した日用品の展示も併せて行い、空港を訪れた多くの観光客が関心をもって見学していました。

 

○ そして、那賀川流域の観光を紹介するために徳島県・阿南市・那賀町・那賀川河川事務所のパンフレット等を配置したところ、アウトドアスポーツの案内や地元の祭り等を紹介したパンフレットは、途中で補充しなければならないほど好評でした。

 

○ 徳島県の空の玄関である阿波おどり空港のロビーでの写真展は、たいへん好評であったことから、今後も引き続き取り組んでいく予定です。

 

3.重信川で小学校の水生生物調査を実施 (重信川水系 松山河川国道事務所)

 

○ 9月30日(金)に、松山市と砥部町を跨ぐ重信橋で、水生生物調査及び水質パックテストを実施しました。

 

○ 当日は、松山市立浮穴小学校の5年生児童101名及び先生4名が参加しました。

 

○ 調査にあたっては、川越先生にご協力いただき、川には魚以外にいろいろな生物が生きていること、川のきれいさによって棲んでいる生物が違うことの説明や、水生生物の捕まえ方などのご指導をいただきました。

 

○ その後、児童たちには川に入って水生生物を探しましたが、台風第15号による出水後ということもあり、水生生物が流されなかなか見つけることができませんでした。しかし、児童たちが熱心に取り組んだこともあって、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボなどのきれいな水の生物、コオニヤンマなどの少しきたない水の生物、ヒル、ミズムシなどのきたいない水の生物など幅広い種類の生物が確認できました。結果としては「きれいな水」との評価となりました。

 

○ また、パックテストを用いた水質の簡易調査を実施し、PHは7.0の中性、CODは2.0mg/Lのきれいな水を示す数値となりました。

 

○ 調査後、児童から「きれいな水がいつまでもきれいであって欲しい」「ごみが落ちていたら拾って、捨てる人には注意したい」などの感想が聞かれました。

 

○ 今後もこういった取り組みにより、川の自然環境に関心を持っていただけるよう活動していきたいと思います。

 

 

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