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四国河川ニュース

8/13(土)〜8/19()512

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2011. 8.22発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

                                  

○今週のニュース○

  ○水防工法指導者養成実技講習を開催 (重信川水系 愛媛県)

  ○クリーン肱川絵画コンクール授賞式を開催 (肱川水系 大洲河川国道事務所)

  ○第10回肱北河原大清掃〜市民ボランティアが主催する企業ボランティア・一般市民による大規模河川清掃〜 (肱川水系 愛媛県)

  ○「第13回 われらDOKIDOKI土器川体験隊」を実施 (土器川水系 香川県)

  ○「土器川一斉清掃」を実施 (土器川水系 香川県)

  ○平成23年度 那賀川一斉清掃を実施 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

  ○〜美しい吉野川をみんなの手で〜 H23年度 吉野川一斉清掃 (吉野川水系 徳島県)

  ○水防団幹部との意見交換会の実施 (渡川水系 中村河川国道事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.水防工法指導者養成実技講習を開催 (重信川水系 愛媛県)

 

○ 5月17日(火)〜7月1日(金)に、愛媛県松山市森松地先(松山市水防センター)で、4回にわたり水防工法指導者養成実技講習を開催しました。

 

○ 今回の講習は「重信川・石手川水防等連絡協議会」の主催で、松山市消防局の職員5名を対象として実施し、防災エキスパート5名がマンツーマン方式で集中講習を行いました。

 

○ この取り組みは四国で初めてであり、防災エキスパートによる短期間集中講習で水防工法技術を習得し、各所属機関における水防工法指導員を養成することを目的としています。

 

 

○ 講習では、水防法の講習、ロープワーク、準備工及び積み土のう、改良積み土のう、改良積み土のう(U)、木流し、竹流し、月輪、シート張り等の水防工法を、指導が行えるようになるまで実施し、最終回の7月1日に試験を行い、「水防工法指導者養成実技講習修了証」を交付しました。

 

○ 今後は、自治体内の職員等に水防工法指導を行っていただき、水防工法の技術力向上や普及につなげてもらいたいと思います。また、このような取り組みを、流域の関係自治体でも継続実施したいと考えています。

 

2.クリーン肱川絵画コンクール授賞式を開催 (肱川水系大洲河川国道事務所)

 

○ 大洲河川国道事務所では、河川愛護月間の行事の一環として、大洲市内の小学校4・5年生を対象とした、「クリーン肱川」絵画コンクールの授賞式を7月1日(金)に行いました。

 

○ コンクールには、大洲市内の小学校4・5年生から651点の応募があり、厳正な審査によりクリーン肱川大賞2点、金賞8点、入選40点を選定しました。

 

○ 授賞式には、クリーン肱川大賞、金賞の受賞者10名が出席し、大洲河川国道事務所の木村事務所長より表彰状が授与されました。

 

○ 応募作品は、7月1日(木)から7月15日(金)までは大洲河川国道事務所1階ロビーにて、7月16日(土)から7月29日(金)までは事務所に隣接するショッピングセンター「アクトピア大洲5階」で展示しました。

 

○ また、昨年度より大洲河川国道事務所のHPで入賞作品を掲載していますので、小学生の目から見た魅力ある肱川を是非ご覧下さい。

    http://www.skr.mlit.go.jp/oozu/kawa/hijikawakaiga.html

 

○ 今後も「クリーン肱川」絵画コンクールを通して、肱川に関わりを持つことにより、川に親しみを持ち理解を深めてもらえればと思います。

 

3.第10回肱北河原大清掃〜市民ボランティアが主催する企業ボランティア・一般市民による大規模河川清掃〜 (肱川水系 愛媛県)

 

○ 平成23年7月2日(土)に、肱川流域会議「水中めがね」の主催で、肱川水系肱川において、企業ボランティアと一般市民による大規模な河川清掃が、約130名の協力により実施されました。

 

○ 清掃が実施された肱北河原は、大洲市内を流れる肱川の景観スポットで、夏には花火大会や鵜飼い、ジュニアトライアスロン、秋には芋炊きなど年間を通じ、イベント利用が多いところです。

 

○ そこで、河原に繁茂した雑草の除草、ゴミ拾い等を行い、綺麗にすることで、市民に愛されるレキ河原としての肱北河原を、復活させることを目的として実施してます。

 

○ 肱北河原の清掃は、企業と行政(国、大洲市)と住民が、すべてボランティアで参加して実施しています。

 

○ 作業は、企業ボランティアの建設機械による河原の大規模な除草、人力による法面の除草及び清掃等、機械と人力をうまく使いながら効率的に実施し、広大な河原が綺麗になりました。

 

○ 清掃の途中には、主催である「水中めがね」の女性陣等が、現地で作ったおにぎりを頂きながら、楽しく真剣に、そしてなによりケガもなく安全に清掃活動が出来ました。

 

○ 清掃終了となる正午には、達成感に満ちた参加者の笑顔が印象的な一日でした。来年は皆さんも是非参加して、一緒に気持ちの良い汗をかきませんか。

 

4.「第13回 われらDOKIDOKI土器川体験隊」を実施 (土器川水系 香川県)

 

○ 7月2日(土)に、丸亀市の土器川左岸の川西親水護岸周辺において、「第13回われらDOKIDOKI土器川体験隊」を開催しました。

 

○ 本行事は、河川愛護月間の行事として、香川県、丸亀市、土器川生物研究会、丸亀市淡水漁業組合、()四国建設弘済会の協賛、協力を得て実施しているもので、今年で13回目となりました。

 

○ 当日は時折小雨が降る天候でしたが、予定していた全てのプログラムを無事に終えました。

 

○ 梅雨の時期にもかかわらず、丸亀市内の小学生や園児とその父兄など約210名が参加し、会場周辺の清掃活動、災害対策車等(排水ポンプ車、照明車、パトロール車、トンネル作業車、高所作業車)の試乗、水生生物調査や、フナなど稚魚の放流・つかみ取りなど様々な体験をしました。

 

○ 子供達の表情からは、トンネル点検車・高所作業車の試乗、魚のつかみ取り、水生生物調査が好評の様でした。

 

○ 本行事は、地域との協働で開催しており、ようやく地域に定着した行事となりつつあります。今後もこの行事を通じて、地域の子供達が「土器川」に関心を持ち、ふるさとの川として大切にする気持ちを養ってもらえたらと思っています。

 

5.「土器川一斉清掃」を実施 (土器川水系 香川県)

 

○ 7月3日(日)に土器川沿川の住民のご協力を得て、土器川の一斉清掃を行いました。

 

○ 土器川一斉清掃は、河川愛護月間の行事として、沿川の丸亀市、まんのう町との共催で開催しており、土器川で河川利用の多い箇所8会場(丸亀市5会場:土器公園、川西運動公園、土器川生物公園、飯山運動公園、綾歌運動公園、まんのう町3会場:祓川運動公園、長尾ふれあいパーク、長炭橋運動公園)で清掃を行いました。

 

○ 一斉清掃は、土器川における恒例行事となっており今年で24回目です。

 

○ 当日は、朝早くから会場周辺の自治会の方や河川利用者など、約2,600名の方が参加され、約2.4トンのゴミが分別収集されました。ゴミの量を比較すると、一昨年が2.6トン、昨年が2.1トン、今年が2.4トンと収集量は横ばい状態ですが、数年前と比較するとおよそ半分に減少しており、日頃から各公園を利用される地域の皆さんの、地道な取り組みが結果に表れたのものと考えています。

 

○ また、ゴミを拾ってきれいになった土器川生物公園では、清掃活動後に丸亀市主催の”川の日に「土器川生物公園」で自然と遊ぼう!”が開催され、子供達が七夕飾りの製作やネイチャーゲーム、魚のつかみ取りなどが行われ、楽しい「川の日」となりました。

 

○ 土器川では「リフレッシュ香の川パートナーシップ」など、ボランティアによる清掃活動が継続的に実施されていますが、市街地を流れる川であることから、場所によっては家庭からのゴミがまだまだ多く見られます。一斉清掃などの行事を通じて、地域の皆さん一人一人が「ゴミを捨てない」「捨てささない」ことが実践され、「ゴミのないきれいな土器川」になればと思います。

 

6.平成23年度 那賀川一斉清掃を実施 (那賀川水系 那賀川河川事務所)

 

  那賀川河川事務所では、河川愛護月間の行事の一環として毎年7月の第1日曜日(7月3日())に、ゴミの不法投棄防止や河川愛護思想の普及を目的として、那賀川・桑野川沿川の方々やボランティア団体等の御協力により、那賀川・桑野川の河川一斉清掃を実施しました。

 

○ 当日は曇空の清掃活動のしやすい天気で、アドプト団体や一般の皆様の、30団体・総勢約1700人の方々が清掃に参加しました。

 

○ 収集されたゴミの量は、約33m3(資源ゴミの缶・ビン・ペットボトル、その他のゴミ)で、4tトラック7台分のゴミが収集されました。そのうち7m3は、資源ゴミとして分別し処分費の削減を図っています。

 

○ 那賀川では、一斉清掃などの行事を通じて、地域の皆さん一人一人が「ゴミを捨てない」「河川を汚さない」「ふるさとの川を大切にする」などの、モラルの向上を図っていきたいと考えています。

 

7.〜美しい吉野川をみんなの手で〜 H23年度 吉野川一斉清掃 (吉野川水系 徳島県)

 

  徳島河川国道事務所では、河川愛護月間の行事の一環として、毎年7月の第1日曜日(7月3日())に、ゴミの不法投棄防止や河川愛護思想の普及を目的として、吉野川沿川の方々やボランティア団体等の御協力により吉野川・今切川・旧吉野川の河川一斉清掃を実施しました。

 

○ 当日はあいにくの曇り空でしたが、134団体・約6700人のアドプト団体や一般の方々が、早いところでは朝6時から清掃に参加していただきました。

 

○ 今回の河川一斉清掃で収集されたゴミの量は、約94m3(可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ含む)で、4tトラック24台分となりました。

 

○ 今後も、このような活動を通して、身近な吉野川の自然環境に関心を深めていただき、皆様と協働して美しい吉野川にして行きたいと思います。

 

8.水防団幹部との意見交換会の実施 (渡川水系 中村河川国道事務所)

 

○ 7月4日(月)に、「水防団幹部と整備局との意見交換会」を実施しました。

 

○ 本意見交換会は、洪水高潮等における水防活動が、円滑かつ迅速に実施されるため、水防活動に関する課題について、地域の実情に即した解決策の検討を行うことを目的に、昨年度から開催しているものです。

 

○ 四万十市消防団からは団長、副団長が出席して頂き、消防署および四万十市の防災担当者、また、四国地方整備局からは河川情報管理官が出席しました。

 

○ 当日は、四国地方整備局から【東日本大震災における四国地方整備局の取り組みについて】ご説明すると、「樋門・水門の地震時の閉鎖および道路の通行止めの基準は?」、「津波による堤防の被害については?」など活発な質問がありました。

 

○ その後の意見交換では、「近年は災害が少ないため、水防工法の実践経験があまりない」、「住民からよく高さを聞かれるので、河川堤防に標高を表示して欲しい」などのご意見を頂きました。

 

○ 洪水時に、現場で実際に指揮をとられる水防団幹部の方々との意見交換は非常に有意義なものでした。頂いたご意見は、今後の防災業務に生かして参りたいと思います。

 

○ なお、本意見交換会の後、引き続いて渡川水系水防連絡会総会が開催され、各関係機関の担当者の方々と、水防計画について認識を深めることができました。

 

 

 「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

 

  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  藤田 博史

          760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(藤田) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

          FAX 087-811-8417(河川計画課)

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