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四国河川ニュース

3/5(土)〜3/11()490

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                                                                                                       2011.3.14発行】

 

○ 四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース○

 

  ○平成22年度 四国地方整備局ダイオキシン類精度管理委員会を開催 (四国地方整備局)

 

  ○「変わりゆく気候と水資源」公開シンポジウムを開催 (河川部 河川管理課)

 

  ○銅山川の渇水状況 (吉野川水系銅山川 吉野川ダム統合管理事務所)

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.平成22年度 四国地方整備局ダイオキシン類精度管理委員会を開催 (四国地方整備局)

 

○ 2月24日(水)に、高松市内において、平成22年度 四国地方整備局ダイオキシン類精度管理委員会を開催しました。

    委員長  松田 宗明(愛媛大学農学部 助手)

    委  員  石川 英樹 (香川県環境保険研究センター 次長)

 

○ ダイオキシン類調査は、平成11年度から実施されており、平成16年度までの6年間における精度管理は、本省が設置した「ダイオキシン類精度管理委員会」で行われていました。

 

○ しかし、平成17年度からは精度管理を含めた調査結果の確定までの全ての作業を各地方整備局で実施することとなったため、平成17年10月に「四国地方整備局ダイオキシン類精度管理委員会」を設置し、平成17年度の調査結果から確定作業までを本委員会で行っています。

 

○ 会議では、事務局より四国地方の一級河川における平成22年度の調査概要及び調査結果、各分析機関の精度管理方法、委員への事前説明に対する回答・対応などについて報告し、それらについての妥当性等について審議頂き、今後の調査・分析における注意点などの指摘事項がありましたが、これら状況を踏まえ今年度の調査結果が確定しました。

 

○ また、松田委員長より近年の環境汚染化学物質に関する話題として、ヒトや動物に対して投与、使用される医薬品類やケア用品による影響(薬剤耐性獲得菌の発生等)に関する情報提供をいただきました。

 

○ 今年も、四国地方整備局や(独)水資源機構の担当者の他、各県の水質担当者にもオブザーバーとして参加いただき、ダイオキシン類の常時監視の概要や外部品質管理による精度管理・データ確定等、国土交通省でのとり組みについて説明し、ご理解をいただきました。

 

 

2.「変わりゆく気候と水資源」公開シンポジウムを開催 (河川部 河川管理課)

 

○ 平成23年3月7日(月)に、気象庁気象研究所の主催で「渇水対策のための人工降雨・降雪に関する総合的研究」と題して、公開シンポジウムが高松サンポート合同庁舎の低層棟2階「アイホール」で開催され、一般の方や行政関係者ら約120人が参加しました。

 

○ 当日は基調講演として3名の皆様に講話を頂きました。

  森滋男(気象庁高松地方気象台台長)「気象変動と四国の降水特性」

  高野匡裕(国土交通省四国地方整備局河川部長)「四国の水問題」

  村上正隆(気象庁気象研究所室長)「四国における人工降雨実験観測」

 

○ 初めに、村上正隆室長より公開シンポジウム開催の主旨説明の後、基調講演が行われ、森滋男台長からは、地球温暖化の世界状況から日本の状況、そして四国の状況と順を追って説明頂き、今後の気象の見通しを踏まえた上での水資源の利用と確保を考えることが重要とのお話を頂きました。

 

○ また、高野匡裕河川部長からは、四国における水問題について、過去の洪水事例や渇水事例のご紹介や、四国以外の全国の住民が四国の渇水について、どの様なイメージを持っているかの意識調査を行ったイメージ調査の結果報告を頂き、安全・安心な水資源の確保と利用に向けた、総合的な対策を推進する必要性をお話頂きました。

 

○ 基調講演の最後に、村上正隆室長からは、人工降雨の歴史や基礎技術、そしてシーディング技術などの最新技術の紹介を頂き、実際に人工降雨実験を行った2008年度からの早明浦ダム上空での実施状況や、雲の状態、雨粒の成長具合などの観測状況を説明頂き、最後に人工降雨の今後の展望のお話で締め括りました。

 

○ その後、パネルディスカッションとして、基調講演を行った3名に加え田村寛司様(香川県政策部次長)、木原光治様(四国新聞社編集局次長)の2名をパネリストとして、「人工降雨と四国の渇水対策の将来は?」を議題として意見交換を行いました。

 

 

3.銅山川の渇水状況 (吉野川水系銅山川 吉野川ダム統合管理事務所)

 

○ 3月11日0時現在、1〜3月の月降雨量は、銅山川流域で132.8mm(平年値315.7mm)となっています。それに伴い、利水確保率は、銅山川ダム群で38.9%(平年値73.4%)と平年値を大きく下回っている状況になっています。

 

○ 銅山川においては2月14日より第4次取水制限(工業用水35%、上水道用水10%節水)を行っています。

 

○ 今後も引き続き、関係機関等との連携や協力もなお一層強化し、渇水対策に努めていきたいと思います。

 

 

 

 

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