四国河川ニュース《7/20(土)〜7 /26(金)》No.49
1.山鳥坂ダム建設対策協議会より「肱川の課題解消方策としての再構築計画案について(回答)」が提出される。
(肱川水系 愛媛県)
○平成14年7月24日に山鳥坂ダム建設対策協議会の総会が開催され、「肱川の課題解消方策としての再構築計画案に関する評価について」が賛成多数で決議され、
四国地方整備局に提出されました.。
提出された回答内容は以下のとおりです。
○ 肱川の課題解消方策としての再構築計画案については、洪水に対する肱川の安全安心の確保と清流肱川の復活を目指した計画であり妥当であると評価します。
○ また、当地方の実情を十分にご賢察いただき、肱川の課題解消方策としての再構築計画案が推進されますよう、格別のご高配を賜りますようお願いもうしあげます。
○なお、今回の総会に先立ち、関係する6市町村ではそれぞれ臨時議会で同様に議決をしています。
○8月1日に予定されている事業評価監視委員会に、流域の意見として報告させていただき、審議をお願いしたいと考えています。
2.「砂防講習会」開催
(四国山地砂防工事事務所)
○7月19日に四国山地砂防工事事務所において京都大学防災研究所徳島地すべり観測所 末峯 章助教授、(財)河川情報センター高松センター藤目参事を講師に招き
四国山地砂防ボランティア協会(二宮 寿男会長)、徳島県県土整備部池田土木事務所、池田町建設課及び事務所職員総勢50名の参加を得て砂防講習会を開催しました。
○今後、「砂防講習会」に参加をいただいた関係機関の皆様との一層の連携体制の確立と、我々のより一層の技術向上を図っていきたいと思います。
3.高知海岸や物部川3000人が一斉清掃
(高知海岸等 高知工事事務所)
○河川・海岸愛護月間中の20日、国土交通省高知工事事務所は物部川、仁淀川、宇治川の3河川と高知海岸で一斉清掃を行いました。
2市6町村の各会場には、前年より多い合計約3000人が集まりました。
○参加者は、毎年、清掃活動を行っているためか、「ゴミは前よりもだいぶ少なくなった」との意見もありましたが、それでも、約1時間後には用意していたビニール袋が
空き缶やペットボトル、お菓子の空き袋などでいっぱいになりました。まだまだ沿岸や河原にはたくさんのゴミが捨てられています。
4.四国の渇水情報。 石手川ダム取水制限継続中
(重信川水系、愛媛県)
・石手川 石手川ダム 第1次取水制限(6月27日〜7月17日午後5時)
↓ 上水5%、農水5.5%、かんがい10%
第2次取水制限(7月17日午後5時〜)
上水10%、農水11.1%、かんがい30%
7月29日0時、現在貯水率 64.7% (平年90.5%)
四国の渇水情報については、以下のURLをご覧ください。
四国地方整備局 渇水関係ホームページ
http://www.river.or.jp/shikoku/
5.「高知県西南部豪雨災害体験者が語った防災の心得」の作成
(四国地方整備局・高知県)
○この度、四国地方整備局・高知県では、西南部豪雨災害における被災者や消防団などの水害体験者が語った災害時の行動をお手本に、
住民の皆さんが心得ておくべき心構えを「伝授・住民の防災心得十箇条」としてとりまとめました。
「伝授・住民の防災心得十箇条」
一、日頃の人の絆を大切にすること。
二、昔からの言い伝えに耳を傾けること。
三、常に危険箇所を念頭に置いておくこと。
四、高い位置に避難場所を考えておくこと。
五、水害時には慌てて外に飛び出さぬこと。
六、災害時には隣同士が連携して声を掛け合うこと。
七、避難時には一人で行動せぬこと。
八、浸水時の移動に際しては棒で水中を探りながら歩くこと。
九、防災無線、電気、電話が使えぬ事態を想定すること。
十、みんなが力を合わせて助け合うこと。
○今後、この心得を様々な機会を通じて、多くの住民の皆さんや防災担当者の皆さんに紹介して行きたいと考えています。
6.横瀬ダムの情報、ホームページ開設
(中筋川総合開発工事事務所)
「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
FAX 087-851-8474(河川計画課)