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四国河川ニュース

1/15(土)〜1/21()483

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                                                                        2011.1.24発行】

 

 

○ 四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース○

 

  ○CommonMP,CommonMPGIS勉強会の開催 (四国地方整備局 水災害予報センター)

 

  ○平成22年度 仁淀川下流河床整正外1件工事 (仁淀川水系 高知河川国道事務所)

 

  ○一級河川肱川 大洲市如法寺地区の暫定堤防が完成! (肱川水系 大洲河川国道事務所)

 

 

 

今週のニュース

 

1.CommonMP,CommonMPGIS勉強会の開催 (四国地方整備局 水災害予報センター)

 

○ 1月17日(月)高松サンポート合同庁舎において、四国地方整備局及び、()建設コンサルタンツ協会四国支部の共同開催で、CommonMP,CommonMP-GIS勉強会を開催しました。

 

○ 勉強会は、CommonMPの普及・発展を支援する”CommonMP開発・運営に関するコンソーシアム”のメンバーでもある()建設コンサルタンツ協会 河川計画専門委員会から講師を派遣して頂き、CommonMP,CommonMP-GISの開発の経緯、機能概要、利活用の方法、今後期待されていること等を管内の活用事例を交えながら、わかりやすく説明して頂きました。

 

○ 水災害予報センターでは、CommonMP,CommonMP-GISの普及・活用に向けて、今後も継続的に勉強会を開催することとしています。

 

 

2.平成22年度 仁淀川下流河床整正外1件工事 (仁淀川水系 高知河川国道事務所)

 

○工事名 :平成22年度 仁淀川下流河床整正外1件工事

 

○工 期 :平成22928日〜平成23318

 

○請負業者:藤本建設株式会社

 

○工事場所:高知県高知市春野町西畑地先、及び吾川郡いの町伊野地先(仁淀川)

 

○工事概要:樹木伐採工(西畑箇所 A=48,600m2)、相生川浄化施設工(いの箇所 1式)

 

 

○工事の目的等

 1)仁淀川下流部において流下能力を阻害している樹木を伐採する工事

 2)相生川浄化施設の一部である空気配管及び調整用付属機器を設置する工事(平成23年度の浄化施設本格運用のための最終段階の工事です。)

 

○工事の特性

 樹木伐採工事において、バックホウのアタッチメントで、グラップル仕様やチェーンソー付き機械を使用し、施工効率のアップを図っています。

 伐採範囲には、貴重植物である「シャク」の群落があるため、事前に高知大学理学部石川教授と一緒に現地調査を行い、シャク群落に影響を与えないよう注意しながら伐採を行っています。

 また、河川内での樹木伐採工事であり、増水によって伐採した樹木の流出や重機等の浸水も考えられます。このため伐採した樹木を短期間ごとに搬出を行い、重機等も避難箇所を決め、早め早めの対応を行って施工しています。

 

○現在の施工状況

 西畑箇所は上流・下流工区と伐採箇所が分かれており、現在下流工区が終了し年明けより上流工区に移行、伐採を始めます。

 いの箇所は空気配管や調整用の付属機器の基盤工事が終了、年明けより浄化施設の配管工事が始まり、いずれも3月上旬の完成を目指し作業を行っています。

 

○工事現場全員の目標

 「無事故で完成を全員で迎えよう」という最終ゴールに向かい、作業員が一丸となりスクラムを組んでいます。いの箇所でいえば基盤工事から配管工事へバトンが渡り、西畑箇所では無事下流工区が終わり上流工区へと移行しています。無事故というバトンが基盤工事から配管工事へ渡り、下流工区の無災害完成というバトンが上流工区へと引き継がれます。工事は現在折り返し地点を回ろうかというところであります。まだまだ気の抜けない日々が続きますが、工事の“完成”を作業員全員の“歓声”で迎えるべく一日一日を大切に一歩一歩進んでいきたいと思います。

 

 

3.一級河川肱川 大洲市如法寺地区の暫定堤防が完成! (肱川水系 大洲河川国道事務所)

 

○ 平成2212月、大洲市如法寺地区の暫定堤防(L=340m)が完成しました。

 

○ 大洲市如法寺地区では、平成16年に浸水被害(浸水面積1.1ha、浸水戸数21戸)が発生し、同規模の洪水に対して早急に安全確保を図るため、平成2011月、指定区間の管理者である愛媛県との間で河川法施行令第2条第7号の協議を終え、平成20年度に事業着手、平成21年度の完成を目指して鋭意、直轄施工を進めてきました。

 

○ 施工途中、平成21年度の工事では、基礎地盤の土層にシルト混じり粘土層が確認されたため、軟弱地盤対策として、地盤改良(約100m区間)を実施するなど不測の対応を要したものの、無事に約9ヶ月遅れで完成しました。

 

○ 一方、当該地区は「肱川景観計画(H20年:大洲市)」において、肱川景観保全区域に位置付けられており、肱川の水面を中心にして、肱川沿いの遊歩道沿いに見晴らせる景観に軸線を置き、「肱川」の魅力を最大限に引き出し、市民の憩いの空間、来訪者に感動を与える景観形成と保全が目標とされています。

 

○ 景観に配慮して自然石を使った堤防や利用しやすい階段状の護岸を設置するなど、地域との一体感にも工夫した堤防となっています。

 

○ 事業の完成により、如法寺地区では浸水被害の軽減が図れるとともに、魅力有る景観形成拠点としても大いに期待されています。

 

 

 

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  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  藤田 博史

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