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四国河川ニュース

11/13(土)〜11/19()474

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                                                                       2010.11.22発行】

 

○ 四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

○今週のニュース○

 

  ○須崎市こども防災キャンプinみなみについて (四国山地砂防事務所 高知県)

 

  ○「第8回阿南市こどもフェスティバル」の開催 (那賀川水系 徳島県)

 

  ○維持管理コスト縮減へのチャレンジ(伐採木配布) (土器川水系 香川県)

 

  ○徳島県と合同で吉野川の農地への肥料等の使用状況に対するパトロールを実施 (吉野川水系 徳島県)

 

  ○徳島南部災害情報協議会(幹事会)の開催 (那賀川河川事務所 徳島県)

 

  ○野村ダム 水難防止講座の開催 (肱川水系 野村ダム管理所)

 

  ○平成22年度 新喜来取水施設改築工事 株式会社島谷建設 (徳島河川国道事務所)

 

  ○平成22-23年度 長浜3号突堤築造工事 株式会社不動テトラ (高知河川国道事務所)

 

  ○朝霧湖・野村ダム湖畔イルミネーションについて (肱川水系 愛媛県)

 

 

 

今週のニュース

 

1.須崎市こども防災キャンプinみなみについて  (四国山地砂防事務所 高知県)

 

○ 平成22年11月13日(土)須崎市立須崎南小中学校において、「須崎市こども防災キャンプinみなみ」が開催されました。

 

○ 「こども防災キャンプ」とは、子供たちが家族や地域とともに災害についての知識を学習し、いざという場合の対応方法を実習することで、子供たちが自ら自分の命を守る力を身につけるための「授業形式体験型学習方式」の防災学習教育のことです。

 

○ 参加機関は、須崎南小中学校、須崎市、須崎消防署、高知県、地区消防団、地区PTA、地区自主防災組織、四国山地砂防事務所、高知港湾空港整備事務所、高知地方気象台等が参加しており、それぞれ担当で、「気象学習」、「南海地震」、「土砂災害」、「救急訓練」、「非常炊飯作り」等の体験学習及び訓練をして頂き、防災に対する意識向上を図りました。

 

○ 四国山地砂防事務所では、「土砂災害」を担当しており、事務所が所有している降雨体験装置と土石流3D体感シアターを用いて、土石流の恐ろしさや早期避難の重要性などを理解してもらうために実施しました。児童・生徒に大変好評で土石流災害の怖さを体験してもらえたと思います。

 

○ 四国山地砂防事務所では、今後とも防災に対する意識向上を図る取り組みを関係機関と連携して実施していきたいと考えております。

 

 

2.「第8回阿南市こどもフェスティバル」の開催 (那賀川水系 徳島県)

 

○ 11月14日(日)、「第8回阿南市こどもフェスティバル」(主催:阿南市こどもフェスティバル実行委員会 阿南市教育委員会)が、阿南市見能林町の阿南工業高等専門学校で行われました。

 

○ この阿南市子どもフェスティバルは、平成15年度から毎年今の時期に行われているものです。今年度は、昨年より3割ほど多い2571人の参加者が詰めかけ、大盛況となりました。

 

○ 那賀川河川事務所では「のぞいて見よう川の中(那賀川に棲む水生昆虫たち)」のブースを昨年に引き続き出展しました。これは、水生昆虫を実体顕微鏡でこども達に見てもらい、川の生き物を通じて水環境について考える、きっかけとなることを期待しているものです。

 

○ 水生昆虫は当日の朝、採取してきたものを用意し、それらを観察してもらうことにより、どのような水質の環境に棲むものかなどを見てもらいました。結果は、ヘビトンボやトビゲラやカゲロウなど、きれいな水質に棲む生物が、多く確認されました。

 

○ 今後も、将来をになう子どもたちに、今ある那賀川の環境について理解を深めてもらえるよう、引き続きこのような環境学習の場を提供していきたいと考えております。

 

 

3.維持管理コスト縮減へのチャレンジ(伐採木配布) (土器川水系 香川県)

 

○ 11月14日(日)10〜15時に、土器川中流部の垂水橋下流右岸箇所において「伐採木無料配布の実験」を実施しました。当日の朝は小雨がぱらついて、参加者が来てくれるか不安でしたが、天気も次第に回復し、軽トラック等で10台程度の配布が問題なく実施できました。

 

○ 土器川河川敷内では、治水上支障となっている雑木について、毎年計画的に伐採しています。この伐採木については、今まで一般廃棄物処理を行ってきましたが、この度、利用可能と考えられる雑木については、資源の有効利用・コスト縮減の観点から「伐採木無料配布の実験」を行うこととしました。

 

○ 実施結果として、参加グループ8件・軽トラック延べ10台程度の伐採木を無料配布出来ました。

  参加者の感想として、「今まで徳島まで貰いに行っていたので助かる」「また実施するなら来たい」「しいたけのほだ木はないのか」(これは無かったので説明して帰って戴きました。済みませんでした。)

 

○ 今後は、今回が好評でしたのでもう少し拡大して実施したいと思います。また、伐採木に余りがありますので、必要な方は土器川出張所【TEL 0877-22-8318】まで問い合わせて戴ければ、臨機に対応いたします。よろしくお願いします。

 

 

4.徳島県と合同で吉野川の農地への肥料等の使用状況に対するパトロールを実施 (吉野川水系 徳島県)

 

  平成22年11月9日(火)、吉野川河川敷や善入寺島の耕作地における肥料や堆肥の不適切な使用を防ぐため、徳島県と合同でパトロールを実施しました。

 

○ 吉野川には河川敷や善入寺島を、古くから農地として耕作されてきた歴史があり、今も流域約670haにわたり野菜等が作付され、じゃがいもなど一部は吉野川産ブランドとして売り出されているものもあります。

 

○ その反面、営農の為の施肥による異臭の苦情等もあり、今回の合同パトロールは、吉野川の河川環境に悪影響を与えていないか、河川管理者、農林関係、環境の各部局が合同で実施するもので、平成19年より行っています。

 

○ 今回、徳島市から阿波市の善入寺島までの約30kmの間の農地について、施肥されている肥料等の質、量等などが適切かどうか調査を行い、長期間放置されているなど、不適切と判断した11件について適切に耕作するよう指導し、協力を求めました。

 

○ 今後も吉野川の適切な維持管理のために、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

 

 

5.徳島南部災害情報協議会(幹事会)の開催 (那賀川河川事務所 徳島県)

 

○ 平成22年度徳島南部災害情報協議会幹事会が、11月11日(木)に那賀川河川事務所会議室で開催されました。

 

○ 参加機関は、徳島県、徳島県内の2市4町及び、那賀川河川事務所、徳島河川国道事務所、小松島港湾・空港整備事務所、徳島地方気象台、また、オブザーバーとして四国地方整備局、四国技術事務所から計23名の参加がありました。

 

○ 議事等内容は下記のとおりです。

 1.規約改正について

 2.四国地方整備局からの情報提供

 3.四国技術事務所からの情報提供

 4.那賀川河川事務所からの情報提供

 5.徳島河川国道事務所からの情報提供

 6.気象関係の話題提供(徳島地方気象台)

 7.各機関との意見交換

 

○ 会議の中では、四国地方整備局から「防災関連施策パッケージについて」や「TEC−FORCEの活動状況」、「四国東南海・南海地震対策連絡調整会議の取組状況」、「最近の話題」等が次々と紹介されました。

 

○ また、四国技術事務所からは「TEC−FORCE受援検討システムについて」の紹介、那賀川河川事務所からは、「防災に関する新たな取り組み状況について」、「災害対策用機械(排水ポンプ車等)の出動要請の具体の手続きについて」、徳島河川国道事務所からは「津波対応について」、徳島地方気象台からは「気象警報・注意報の細分化」、「雷、竜巻ナウキャスト」が紹介されました。特に、各機関との意見交換の場では、紹介された情報提供に対する質問や、日頃感じていること等に対する意見交換があり、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 

○ 事務局から、来年度の開催時期をこれまでの出水期後の開催ではなく、出水期前の5月中を目処に開催すること、各種防災に関する行事(水防技術講習会、排水ポンプ車操作訓練等)への参加を呼びかけていくことを確認しました。

 

○ 今後も、日頃から各機関の方々との情報交換を密に行うなど、連携を大切にしながら努めてまいりたいと思います。

 

 

6.野村ダム 水難防止講座の開催 (肱川水系 野村ダム管理所)

 

○ 愛媛県西予市にある野村ダムでは、毎年約400名を越える小学生が見学にきていただいています。そこで、ダム見学会とあわせて、地元小学生を対象として11月16日(火)に、水難防止講座の開催を行いました。

 

○ 当日は、社会見学の一環で、地元の大和田小学校、河成小学校、惣川小学校、大野ヶ原小学校の4年生約20名の子供たちにきていただき、野村ダムのできた理由やダムの役割などを説明し、ダム操作室とダム内部のゲート室などを案内しました。

 

○ 特に、大和田小学校の近くには、警報所やダム放流中を表示する電光掲示板があることから、「サイレンが聞こえたら川から離れてね!」、「看板が光ってたら川に入らないようにね」など、気をつけて欲しいことをお伝えし、「川遊びの5箇条」のチラシを家庭に持ち帰っていただきました。

 

○ 野村ダムの役割には、洪水調節と利水があります。見学会などを通じて、子供たちに、水の怖さと水のありがたさについて感じていただき、これからの生活で少しでも意識を持っていただけたらと思っています。今後もこのような活動を続けていきたいと思います。

 

 

7.平成22年度 新喜来取水施設改築工事 株式会社島谷建設 (徳島河川国道事務所)

 

○ 工事名   :平成22年度 新喜来取水施設改築工事

 

○ 工 期   :平成2284日 〜 平成23325

 

○ 請負業者  :株式会社 島谷建設

 

○ 工事場所  :一級河川 旧吉野川 左岸11k/8+59.011k/8+115.0 

              徳島県板野郡北島町新喜来地先

 

○ 工事概要等 :河川土工1式 樋門・樋管本体工1式 護岸基礎工1

         法覆護岸工1式 構造物撤去工1式 仮設工1

 

○ 事業の目的等

 本箇所は無堤地区であり住宅も近接しており、地域の安心と安全を守るために、低水護岸工事とそれに伴う現在稼働中の工業用取水施設の、改築工事を行います。

 

○ 工事の特性

 本工事個所は、現場直近に24時間稼働中の工業用取水施設があり、また民家・病院も隣接しており、特に振動・騒音に配慮しながらの工事となります。

 

○ 現場状況

 当現場の下流側近接地に別件工事が発注されており、工事のスムーズ化、安全対策を図るために「連絡協議会」を設置し、業者間での工程調整・情報共有を行っております。また周辺住民へ「工事だより」を月1回配布し、工事進捗状況や今後の予定をお知らせし、工事へのご理解・ご協力を頂いております。

 

 

8.平成22-23年度 長浜3号突堤築造工事 株式会社不動テトラ (高知河川国道事務所)

 

○ 工事名、工期、請負業者名、工事場所(河川名、地先等)

 工 事 名 平成22−23年度 長浜3号突堤築造工事

 工   期 平成22828日〜平成23729

 請負業者名 株式会社不動テトラ

 工事場所  高知県高知市長浜地先

 

○ 工事概要

 本工事は海浜の安定を目的として、高知県・長浜海岸において、長浜3号突堤の長さをL=100mからL=150mに延伸する工事です。延伸方法は突堤先端部の消波ブロックを撤去し、本体ブロック(2050t26個(3段積)とケーソン(H=7.5mW=7.5mL=12.0m,函体重量約500t)3函を新たに据え付け50m延伸します。突堤先端部は消波ブロック(50t型)で保護します。

 

○ 現在の施工状況

 本年9月より工事着手し、既設ブロック、捨石の撤去及び床掘が完了し、現在洗掘防止工を施工中です。工事進捗は1115日現在で約15%となっています。

 

○ 工事現場での工夫、目標

 本工事は海上作業が主であり、波浪等の影響を非常に受けやすいため、事前に波浪予測を入手し、今後の作業予定等を随時検討しながら進めています。これから海も静穏期に入り、作業もケーソンやブロックの据付など大掛かりな作業が増えてくるので、より一層「安全」に留意し、無事に工事を完成させたいと思います。

 

 

9.朝霧湖・野村ダム湖畔イルミネーションについて (肱川水系 愛媛県)

 

○ 野村ダム左岸公園にて1112()に、イルミネーション点灯式が実施されました。

 

○ 野村ダム湖畔イルミネーションは、1994年より実施していましたが、2008年の中止の後、再開を望む地元の声を受け、地元各種団体や住民らにより、新たに「朝霧ロードイルミネーション実行委員会」が発足し、寄付を募るなどして昨年復活することができました。今年も野村町内の各施設で、来年1月末まで寄付を募っています。

 

○ 点灯式ではカウントダウンを合図に、約3万個の明かりが照らされると、来場者からも歓声が聞こえました。

 

○ イルミネーションは来年116日まで、毎日17時から24時まで点灯され、1222日から110日までは翌朝5時まで点灯されます。

 

○ また、野村町では、近隣の農業公園「ほわいとファーム」や「乙亥の里」でもイルミネーションが点灯されますので、近くへお越しの時やご家族や友人、恋人等と見てみたい方は、無料ですので是非御来町ください。

 

 

 

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