***************************************************

四国河川ニュース

7/17(土)〜7/23()457

***************************************************

                                                                        2010.7.26発行】

 

 

○ 四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

 

○今週のニュース○

 

 

  ○中筋川ダムを環境学習の場として活用するため教育関係者と協定を締結  (渡川水系 中筋川総合開発工事事務所)

 

  ○「銅山川の河川環境を考える懇談会」を開催  (吉野川水系 吉野川ダム統合管理事務所)

 

  ○「平成22年度 山鳥坂ダム工事事務所ダム事業費等監理委員会」を開催  (肱川水系 山鳥坂ダム工事事務所)

 

  ○『第23回 河川愛護推進図画コンクール表彰式』を開催  (土器川水系 香川県)

 

  ○「元気わくわく川まつり2010」を開催  (肱川水系 愛媛県)

 

  ○肱川流域一斉水質調査を実施  (肱川水系 愛媛県)

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.中筋川ダムを環境学習の場として活用するため教育関係者と協定を締結 (渡川水系 中筋川総合開発工事事務所)

 

○ 中筋川ダムでは、洪水対応等のダム本来の目的・効果の発揮と共に、平常時においては、地域の皆さんと協働で蛍湖祭り等のイベント、ダム見学、バードウォッチング等の取り組みを行っています。

 

○ これらは、「地域に開かれたダム」「水源地域ビジョン」の趣旨・役割に基づき実施しているもので、今年度においても4月以降、近隣の小学校の児童から大学の学生など、9校194名の皆さんがダム見学に訪れています。

 

○ 中筋川ダム湖周辺は、豊かな自然環境に恵まれ、ホタルや陸封アユを始め多様な生物が生息しています。また、ミサゴの人工巣での営巣など、鳥類も四季を通じ観察することができます。

 

○ このような中、中筋川総合開発工事事務所では、中筋川ダム及びその周辺環境を、地域の子供達の環境学習等の場として活用し、ダムへの理解・浸透を図ると共に、子供達の教育活動の発展を目指し、630日(水)に三原村の教育委員会、校長会、712日(月)に宿毛市の教育委員会、校長会と中筋川総合開発工事事務所で協定を取り交わし、子供たちの環境学習活動に、より一層取り組んで行くこととなりました。

 

○ その一環として、秋頃に三原小学校の児童、父兄、教師の皆さんと「バードウォッチング&巣箱作り教室」を実施する予定です。

 

 

 

2.「銅山川の河川環境を考える懇談会」を開催 (吉野川水系 吉野川ダム統合管理事務所)

 

○ 7月12日(月)に、四国中央市の新宮公民館において、「銅山川の河川環境を考える懇談会」が開催されました。

 

○ 本懇談会は、銅山川の河川環境の改善等を目的とし、国土交通省、水資源機構、徳島県、愛媛県、三好市、四国中央市等の関係行政機関はもとより、地元の漁業協同組合の代表者で構成する会議で、平成10年に第1回目が開催されて以来、今回が16回目となりました。

 

○ 富郷ダムや影井堰が完成し運用を開始した平成13年度からは、国土交通省および水資源機構では、銅山川の河川環境改善のため、新宮ダム下流の影井堰から「環境用水」の放流を行ってきました。

 

○ 平成22年度より、さらなる河川環境の改善を目指して、銅山川ダム群連携による弾力的管理試験により、環境用水の放流量を増強する試験を行います。この試験は、地元の方々に現地でその放流状況をご覧いただくなどの、「社会実験」として実施することとしております。

 

○ 当日の懇談会には、地元の三好市山城町や四国中央市新宮町の、地区代表の住民の方々にも本懇談会発足以来初めてご出席いただきました。まず銅山川の河川環境の現状と、これから本格的に開始する社会実験の方法についてご説明させていただき、その後、社会実験に対しての意見や助言等、大変活発かつ熱心な議論が行われました。

 

○ 本懇談会や地元住民の方々等のご意見等を踏まえながら、社会実験を概ね3ヶ年程度継続して実施していき、銅山川の河川環境の改善のための放流方法を定めていきたいと考えています。

 

 

 

3.「平成22年度 山鳥坂ダム工事事務所ダム事業費等監理委員会」を開催 (肱川水系 山鳥坂ダム工事事務所)

 

○ 7月14日(水)に松山市において、山鳥坂ダム工事事務所ダム事業費等監理委員会を開催しました。

 

○ 本委員会は、山鳥坂ダム工事事務所管の事業における適切な事業執行の観点から、コスト縮減策やその実施状況、事業執行等について、意見・提言を受けることを目的として平成20年度から毎年開催しているものです。

 

○ 委員として、愛媛大学大学院 伊福教授、松山短期大学 青野教授、愛媛県土木部長の代理として別府河川港湾局長、土木研究所 安部水工研究グループ長に出席していただき審議を行いました。

 

○ 委員会では、山鳥坂ダム建設事業と鹿野川ダム改造事業の進捗状況などについて報告を行い、委員の方々からは、「維持管理について、合理化、機械化に努めること」、「事業実施に伴う社会環境への影響に配慮し事業を進めること」等のご意見をいただきました。

 

○ 当事務所では、委員の方々からの貴重なご意見を参考にして、今後、事業を実施していきたいと考えています。

 

 

 

4.『第23回 河川愛護推進図画コンクール表彰式』を開催 (土器川水系 香川県)

 

○ 7月15日(木)に、丸亀市綾歌総合文化会館(愛称:アイレックス)において、「平成22年度河川愛護推進図画コンクール」の表彰式を行いました。

 

○ 図画コンクールは、河川愛護月間の行事の一環として、国土交通省香川河川国道事務所が実施しているもので、地元の小学生を対象に「土器川」を題材とする図画を募集し、図画を描くことを通じて多くの子供たちに、「土器川」を大切にする河川愛護の気持ちを持って欲しいとの思いから実施しているもので、今年で23回目になります。

 

○ 今年は、丸亀市内の小学生から478点の力作の応募がありました。絵の中には川で遊んだり、魚を釣ったり、網で捕まえたり、川でいろんな楽しい遊びをしたり、河原でバーベキューをして遊んだり、また「川を大切にしよう」と描かれた、川を美しくしようという気持ちが表れている作品も多数有りました。

 

○ 表彰式では、審査された入賞作品のうち「入選」を除く、「特選」及び「優秀」の10作品について表彰状が事務所長から授与されました。中には、子供達の賞状を受けとる様子や力のこもった作品を、父兄がビデオやカメラで夢中に納めていました。

 

○ 香川河川国道事務所では、この行事を通じて多くの子供たちに土器川に関心をもってもらい、土器川を大切にする気持ちを養ってもらえればと願っています。

 

○ また、「入選」以上の受賞をされた60作品については、下記の通り、丸亀市内の4会場で展示・紹介しますので、多くの方にご覧頂ければと思います。

 

   7/16〜7/26 丸亀市役所 1Fロビー

   7/27〜8/04 フジグラン丸亀 グランフジ1Fロビー

   8/05〜8/11 飯山市民総合センター 1Fロビー

   8/12〜8/19 綾歌市民総合センター 1Fロビー

 

 

 

5.「元気わくわく川まつり2010」を開催 (肱川水系 愛媛県)

 

○ 「元気わくわく川まつり2010」が、7月18日(日)に肱川水系小田川河川敷で開催され、約300人の子供達が参加しました。

 

○ 元気わくわく川まつりは、愛媛県の内子町が中心となって「元気わくわく川まつり実行委員会」を立ち上げ、内子町内を流れる小田川の河川敷にて、環境問題と子供達に体験活動をしてもらうことを目的に、実施しているもので今回で6回目です。

 

○ 国土交通省大洲河川国道事務所は、この元気わくわく川まつりに後援し、水質を簡易に測定できるパックテスト(PH、COD)を用いて、小田川の水質を子供達に調査してもらいました。

 

○ 子供達が調査した結果、小田川に流れている水はきれいな結果となりましたが、同じ小田川の水でも流れていない箇所の水(たまり水)では水質が悪いという結果も出ました。

 

○ 今回、パックテストをするのが初めての子供もたくさんおられ、短時間に水質を計れることなどに興味を持っていただきました。

 

○ 未来を担う子供達に、地域を流れている河川の水質の現状を知ってもらうことで、川の大切さを認識するいい機会となりました。

 

 

 

6.肱川流域一斉水質調査を実施 (肱川水系 愛媛県)

 

○ 肱川流域清流保全推進協議会【肱川流域5市町村(大洲市、西予市、伊予市、内子町、砥部町)、愛媛県、国土交通省】は、719日(月)に肱川流域一斉水質調査を実施しました。

 

○ 当日は、梅雨も明けた夏空のもと、肱川流域の住民126名が肱川流域196地点において水質調査を実施しました。

 

○ 調査結果につきましては、8月中旬を目処に流域全体でとりまとめ参加者全員に送付する予定としております。

 

○ 本調査は、水質を簡易に測定できるパックテスト(PH、COD)を用いて肱川の水質を知ることにより、「清流肱川」を守るために自分たちで何が出来るかを考えるきっかけになればと考えています。

 

○ 821日には、同協議会主催で、肱川流域一斉清掃も予定しており、今後とも流域が一体となった取り組みを継続したいと思います。

 

 

 

 

 

 「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

 

  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  藤田 博史

          760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(藤田) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

          FAX 087-811-8417(河川計画課)

  ────────────────────────────────────────── 

       四国地方整備局 ホームページURL(河川)

          http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html

         四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)

               http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html