四国河川ニュース《6/22(土)〜6 /28(金)》No.45
1.四国地方の渇水一段と厳しい状況に、
( 吉野川・那賀川・物部川・重信川水系)
○四国地方は四国地方整備局渇水対策本部(6月14日)を設置した以降も小雨傾向が続き一段と厳しい渇水状況となっております。
○週末に降雨により弱冠回復したものの四国の水瓶早明浦ダムでも厳しい状況が続いており、貯水率が45%程度になった時点より、
下記のとおり第二次取水制限をおこなう予定です。
・徳島用水への供給量を17.6%削減(新規分では40%)
・香川用水への供給量を40.0%削減
○7月1日現在の取水制限の状況
・吉野川 早明浦ダム→第1次取水制限(6月21日から継続中)
・銅山川 富郷・柳瀬・新宮ダム→第1次取水制限(4月26日〜工水20%)
・那賀川 長安口・小見野々ダム→週末64mmの降雨により取水制限を6月29日から一時的に解除)
・物部川 永瀬ダム→週末94MMの降雨により取水制限7月1日予定
・石手川 石手川ダ→第1次取水制限(6月27日〜上水5%、農水5.5%、かんがい10%)
2.「四国防災トップセミナー2002」の開催
(徳島県)
○危機管理能力の向上を図ることを目的とした「四国防災トップセミナー2002」が下記のとおり開催されます。本セミナーは、高知県、愛媛県に続いての開催となります。
※開催日時:平成14年7月18日(木)13時〜16時
※場所:鳴門市撫養町の鳴門総合運動公園鳴門県民体育館
※主催:徳島県と国土交通省四国地方整備局
○セミナーの概要
・帝京大学の志方教授による基調講演「災害危機管理と訓練」
・吉野川を襲う大洪水を想定したロールプレイング方式で模擬演習
等々
○一般聴講も可能なので、是非ご来場下さい。
3.「四国のみずべ八十八ヶ所」実行委員会、高知県部会、徳島部会が開催される
(高知県、徳島県)
○第5回「四国のみずべ八十八ヶ所」実行委員会高知県部会(部会長:重山陽一郎高知工科大学助教授)、徳島部会(部会長:山中英生徳島大学教授)が、
それぞれ6月21日、26日に開催されました。
○高知部会では4月までに応募のあった高知県内の63箇所のみずべを対象に審査した結果、桂浜・足摺岬・室戸岬などの等有名な観光地のみずべや、氷室の大瀧、
仁淀川の鯉のぼり、大方町砂浜などの県外に知られていないみずべなどの9ヶ所を第一次ノミネートしました。
○徳島部会では、平成14年3月までに応募のあった徳島県内の49箇所のみずべを対象に、4月より計3回現地視察を行ってきました。
今回の徳島部会では、現地視察等の結果を踏まえ鳴門海峡、大歩危・小歩危など計12箇所のみずべを第一次ノミネートしました。
○各部会では、それぞれ今回ノミネートしたみずべを次回の実行委員会に報告するとともに、9月30日の応募締切まで引き続き募集活動を行っていく予定です。
4.6月27日 「横瀬川ダムの建設に関する基本計画」公示される
(四万十川水系 高知県)
○国土交通省が高知県宿毛市山奈町に計画している横瀬川ダムの基本計画が公示されました。基本計画は、ダムの目的、諸元、工期などを法的に定めたものです。
これにより、平成2年度より調査を実施してきた横瀬川ダムは、平成24年度完成を目指して用地測量、工事用道路などに着手します。
なお詳細についてはhttp://kanpou.pb-mof.go.jp/に掲載中。
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四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(松尾)
FAX 087-851-8474(河川計画課)