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四国河川ニュース

5/8(土)〜5/14()447

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                                                                        2010.5.17発行】

 

 

○ 四国・水こぼれ話談話室はお休みです。

 

 

○今週のニュース○

 

 

  ○「第22回 阿南の加茂谷鯉まつり」が開催  (那賀川水系 徳島県)

 

  ○「Lets clean 物部川!−物部川を洗濯いたしたく候、清流保全はご近所から−」を開催  (物部川水系 高知県)

 

  ○災害パネル展の開催について  (吉野川水系 徳島県) 

 

  ○「第4回マイヅルテンナンショウの会」総会及び第29回四万十川自然観察会の開催  (渡川水系 高知県) 

 

  ○第28回のむらダムまつりは今年も盛況  (肱川水系 愛媛県) 

 

  ○にし阿波アウトドアフェスタを開催      (吉野川水系 徳島県) 

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.「第22回 阿南の加茂谷鯉まつり」が開催 (那賀川水系 徳島県)

 

○ 5月3日(月)に阿南市深瀬町の那賀川河川敷において、「加茂谷鯉まつり」(同実行委員会主催)が行われました。

 

○ 加茂谷鯉まつりは平成元年から毎年開催しており、今年で22回目の開催となりました。当日は、天候にも恵まれ会場には家族連れら約3,500人が訪れ、上空を雄大に泳ぐ色とりどりのこいのぼり、大小約550匹を眺めながらカンドリ舟による遊覧などでにぎわいました。

 

○ 河川敷の会場では、加茂谷中学校生徒会や地元の各種団体が出店した模擬店、陸上自衛隊第14音楽隊によるコンサートのほか、イベント終盤には徳島県知事や地元選出の国会議員、那賀川河川事務所長等が参加し、もち投げが行われ、家族連れらは初夏の休日を目一杯楽しみました。

 

○ 当地区は、浸水被害が頻発している那賀川無堤地区となっています。会場のある深瀬地区においては、今年度より本格的に築堤工事に着手しており、地域の方々が安全で安心して暮らせるように、一日でも早い完成を目指しています。

 

 

 

2.「Lets clean 物部川! −物部川を洗濯いたしたく候、清流保全はご近所から−」を開催 (物部川水系 高知県)

 

○ 平成2259日(日)の午前8時から、香美市土佐山田町の物部川で市民ら約50人が清掃活動を実施しました。

 

○ この清掃活動は、物部川の水を利用する地域の農業団体「明治水土里(みどり)会」と物部川漁協が企画し今年度より実施しているものです。

 

○ 当日は、物部川漁業協同組合事務所前に集合し、町田橋付近から戸板島橋付近の約1.5キロ区間の、土手や川辺を歩きながらゴミ拾いを行い、約1時間の清掃でゴミ袋20個分が集まりました。

 

○ 高知河川国道事務所物部川出張所も後援し、所長以下2名が参加し汗を流しました。

 

 

3.災害パネル展の開催について (吉野川水系 徳島県)

 

○ 4月30日〜6月8日にかけて、『水防月間』(5月1日〜5月31日)及び、『土砂災害防止月間』(6月1日〜6月30日)における防災活動の一環として、徳島河川国道事務所・那賀川河川事務所・四国山地砂防事務所・吉野川ダム統合管理事務所の共同と、徳島県の共催を得て災害パネル展を開催しています。

 

○ 水害や土砂災害を最小限に食い止めるには、河川整備、砂防事業の着実な実施や、流域住民の適切な避難活動等、行政と住民とが連携し取り組むことが大切です。

 

○ このことから、これまでに発生した災害の教訓を今後の防災活動に役立てるため、地域の方との防災に関する情報を共有することを目的として、災害・防災に関するパネルなどを展示しています。

 

○ 会場では、土砂災害防止に関する絵画、ポスター、作文の展示や、防災に関するアンケートも実施しております。一部の会場では終了していますが、6月初めまで実施予定ですので、是非お立ち寄りください。

 

【開催場所】

 @徳島県立防災センター   4/30(金)〜5/ 6(木)

 Aアクアシティ鴨島      5/ 7(金)〜5/12(水)

 B脇町ショッピングセンター協同組合(パルシー)

                   5/14(金)〜5/23(日)

 Cヨンデンプラザ池田     5/24(月)〜5/31(月)

 D道の駅貞光ゆうゆう館   6/ 1(火)〜6/ 8(火)

 

 

 

 

4.「第4回マイヅルテンナンショウの会」総会及び第29回四万十川自然観察会の開催  (渡川水系 高知県)

 

○ 5月8日(土)に、「第4回マイヅルテンナンショウの会」の総会が、四万十市防災センターで開催されました。会員等約50名が参加して、21年度事業報告や、22年度の事業計画が話され、今後どのように保護、育成していくのかを確認し、観察会や除草作業等を実施していくことを決定しました。

 

○ 総会後半には、兵庫県立大学自然環境科学研究所助教 理学療法士の鈴木氏より、「博物館でしてきた生物多様性保全〜集団遺伝構造と市民参加型調査 ニシノヒメコウホネとタンポポの事例」と題し講演。タンポポの種類や調査のポイントなどの説明をしていただきました。

 

○ 総会終了後、入田の四万十川河川敷へ移動し、『第29回四万十川自然観察会』が行われました。会員と一般参加者合わせて約50名で、マイヅルテンナンショウの育成状況についての観察を行いました。

 

○ 4月下旬の冷え込みで、例年よりも1週間程度生育が遅れているとのことでしたが、自生地には多数の開花株が確認されました。

 

○ 参加者からは、「毎回観察会の案内をもらうのを楽しみにしています。マイヅルテンナンショウについては、移植活動に参加したこともあり、移植実験地での生育状況がとても気になっていたのですが、今年も元気に芽を出してくれていて本当に嬉しく思いました。」、「自然観察会には初めて参加しました。「マイヅルテンナンショウ」と聞いて、最初は鳥(ツル)を想像していたのですが、植物であると知り意外でした。いろいろ教えてもらうことができて、よい経験が出来ました。」などの声が聞かれました。

 

 

5.第28回のむらダムまつりは今年も盛況 (肱川水系 愛媛県)

 

○ 5月3日(月)、「のむらダムまつり」(主催:西予市・西予市観光協会野村支部)が、西予市(旧野村町)にある朝霧湖(野村ダム)周辺で行われました。このおまつりは、市民の方々の手づくりのイベントとして野村ダムが完成した時から毎年行われており、今年で28回目を迎えます。

 

○ 当日は、五月晴れの朝霧湖上に掛け渡された、約150匹の鯉のぼりが泳ぐなか、ダム右岸側の水上ステージでは、県警音楽隊の演奏や、のむらミルク早飲み大会などの催しが行われました。ダム左右岸広場では謝肉祭、ふれあい市・バザー、子ども写生大会で賑わっており、また、右岸広場の常設土俵では、県内外より高校生からちびっ子力士が集まり、相撲大会が行われ多くの人々が声援をおくって、おまつりを楽しんでいました。

 

○ またダムまつりに合わせ、19回目となる「朝霧湖マラソン大会」(主催:朝霧湖マラソン実行委員会)が行われ、県内外から約1400人のランナーが参加し、5qコースとダム堤体天端も使用した10qコース、ハーフマラソンのそれぞれのコースで健脚を競いました。

○ 朝霧湖畔で毎年行われている「のむらダムまつり」は西予市地域での一大イベントであり、水源地域での交流の場として、また地域の活性化を図ることをめざして、今後も盛大に行われることを期待しております。

 

 

6.にし阿波アウトドアフェスタを開催 (吉野川水系 徳島県)

 

○ 5月1日()〜5月2日()にかけて徳島県西部を舞台に「にし阿波アウトドアフェスタ」が開催されました。人と人、人と地域の交流を促進すると共に、豊かな自然・文化を有する、にし阿波の素晴らしさを全国や海外に発信して、にし阿波の地域振興を図ることを目的としています。

 

○ 1日目には、美馬市美馬町の吉野川河畔ふれあい広場などで前夜祭が行われ、約5千人の家族連れで賑わいました。

 

○ 開会式前に行われたイベントには、徳島河川国道事務所からは、「竹とんぼ作り」、「植物観察会」、「建設機械展示」、「事業概要の展示パネル」の4つのブースを出展しました。予定していた、「水生生物調査、水質調査」は、先日の降雨による河川の増水のため、残念ながら中止となりました。

 

○ 竹とんぼ作りでは、材料が無くなるほど大勢の方の参加があり、中には汗をかきながら、夢中になって竹とんぼを作って、楽しんでいる親子がいたり盛況のうちに終わりました。

 

○ 植物観察会では水辺の楽校周辺で新緑の美しい中、参加者の皆さんは、講師の方の説明を熱心に聞き入っていました。また、災害対策用機械の排水ポンプ車、照明車の展示及び事業概要のパネル展示では、職員からそれぞれの機能、役割等を説明し、多くの見学者が熱心に耳を傾けていました。

 

○ この後、小池企画部長の挨拶があり、にし阿波アウトドアフェスタの開会式が行われました。

 

○ 2日目は、森岡徳島河川国道事務所長の開会挨拶に始まり、吉野川竹筏下りレースが行われました。

 

○ 一般のコースでは31チームが参加し、午前10:00にスタート、吉野川の約12キロを、タイムを競いながら約3時間かけて下り、途中5艇が落水しつつも28チームが見事に完走しゴールしました。

 

○ また、青石橋の下流から美馬橋下流までの、約4キロを下るファミリーコースでは23組が参加し、午後13:00にスタート、約1時間かけてゆったりと吉野川を下り、水との触れ合いを楽しむ親子連れなどの光景が目につきました。一般のコース、ファミリーコースの竹筏下りレースとも事故無く、多くの人に吉野川を満喫して頂くことができました。

 

○ 自然と触れ合う楽しさを知って頂いた、2日間になったのではないかと思います。

 

 

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