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四国河川ニュース
《4/3(土）〜4/9(金)》443号
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【2010.4.12発行】
○ 四国・水こぼれ話談話室はお休みです。
○今週のニュース○
○第９回 矢落川大清掃
（肱川水系 愛媛県）
〜市民ボランティアが主催する一般市民による河川清掃〜
○早明浦ダム濁水対策技術の公募審査（第一次）を開催 （吉野川ダム統合管理事務所）
今週のニュース
１．第９回矢落川大清掃 （肱川水系 愛媛県）
○ 平成２２年４月３日（土）に肱川流域会議(通称「水中めがね」)の主催で、肱川水系矢落川において市民による河川清掃が開催されました。
この清掃活動は、市民自ら河川をきれいにしようとの思いで、実施されている清掃活動で、平成１４年から実施されており今回で９回目を迎えます。
○ 今年は、地元ソフトスポーツ少年団を中心とする子供たちや、地域の商店街の皆さん、河川敷でゲートボールを楽しんでおられる老人会の皆さんなど、様々な一般市民方々約１２０名の参加がありました。
○ 参加者は開会式の後、ゴミ袋と軍手、火ばさみを持ち、矢落川の河川沿いに分散し、各々のペースで清掃を行いました。中でも「水中めがね」のメンバーを中心とする精鋭８名は、胴長を着用して川に入り水中に投棄された電化製品や川中の石などに掛かったビニール類を引き上げていました。
○ ゴミは、参加者皆さんの清掃のおかげもあり年々少なくなってきていますが、今年も燃えないゴミが軽トラック１台、燃えるゴミは４トントラック２台分ほど集まりました。
○ 無事にけがや事故もなく清掃を終えることが出来て、清掃後は「水中めがね」さんの用意していただいた、極上のおいしいカレーを食べて、笑顔で閉会することが出来ました。
２．早明浦ダム濁水対策技術の公募審査（第一次）を開催 （吉野川ダム統合管理事務所）
○ 早明浦ダムは、昭和５０年４月に管理を開始し、吉野川流域の洪水調節を初め、維持用水の確保、利水用水の供給、Eco電力である水力発電の実施など、四国地域において大きな役割を果たしています。
○ その一方で、早明浦ダムにおいては、出水時に流入した濁水が貯水池内に滞留し、放流水が長期間濁水化することにより、ダム下流河川の環境の悪化などが懸念されています。これまで様々な対策を検討し実施してきたことのより一定の効果が得られていますが、近年の社会情勢により更なる対策が求められています。
○ このため早明浦ダムの濁水対策技術について、土木技術分野以外も含め広く技術やアイデアを募るため、新技術公募（公募期間：9月15日〜11月30日）を行ったところ、様々な技術やアイデアなど５７件の応募がありました。
○ 今回の新技術公募では、これまで着目されていない土木分野以外の異なる分野や、土木分野と異なる分野との技術の組み合わせなどの応募があり、これらの内容（新たな視点・効果的な技術の組み合わせ等）について適切に評価し、審査・選定を行うため、「早明浦ダム濁水対策新技術検討委員会」（委員長：大年邦雄 高知大学農学部教授）を設置しました。
○ 第１回委員会は平成２２年３月２６日（金）に高知県土佐町の高知分水管理所「ふれあいホール」で行われ、５７件の応募されたものから、一次審査として、有効な技術の審査・選定をおこないました。
○ 審議の結果、一次選定として１５件の技術が選定されました。これらの技術については、今年度に開催される委員会に諮り、更に検討を行い濁水対策に有効な技術を選定していく予定です。
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