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四国河川ニュース
《3/6(土)〜3/12(金)》439号
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【2010.3.15発行】
○「四国・水こぼれ話談話室」は、今週、お休みです。
○今週のニュース○
○「第1回 四万十つるの里祭り」 (渡川水系 高知県)
○「2010菜の花まつり」 (渡川水系 高知県)
○平成21年度四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催 (四国地方整備局)
○「物部川・仁淀川・高知海岸パートナーシップ交流会」を開催 (高知河川国道事務所)
○「第1回早明浦ダム濁水対策新技術検討委員会(仮称)」の開催について (吉野川水系 高知県)
今週のニュース
1.「第1回 四万十つるの里祭り」 (渡川水系 高知県)
○ 平成22年2月27日、四万十市立東中筋中学校において「第1回 四万十つるの里祭り」が開催されました。このお祭りは、四万十川・中筋川流域で行っている四万十川自然再生事業の1つである「ツルの里づくり」の取り組みを、より多くの地域のみなさんに知っていただきたいという会員の発意から開催が決定したもので、当日は約500人の人出でにぎわいました。
○ 祭りの内容としては、環境保全型の農業に関するセミナーや四万十市出身のシンガーソングライター堀内佳(けい)さんの心あたたまるコンサート、もち・菓子投げ、ツルの写真等パネル展示など、さまざまな催しを通じて、ツル保護をはじめとした環境保全の重要性、そしてそれらと地域活性化とのつながりなどについて伝えました。
○ 環境保全型の農業に関するセミナーでは、兵庫県豊岡市でコウノトリの保護と野生復帰に取り組む西村いつきさんが、おいしいお米と多くの生き物を育み、コウノトリもすめる豊かな文化・地域・環境づくりを目指す「コウノトリ育む農法」について講演されました。同農法で作られたお米がブランド米として定着していることや、コウノトリの保護活動によって豊岡市を訪れる観光客も増加し、大きな経済効果を生み出していることなどが説明され、講演の最後には、「天の時(環境保護への意識の高まり)、地の利(肥沃な大地)、人の和(さまざまな人々の協働)を活かして、未来の子どもたちに安心・安全な環境を残してあげましょう」と呼びかけられました。
○ 四万十川自然再生協議会の催しの一つとして、「ツル食堂」を出店し、子どもから大人までみんなに喜ばれました。メニューの一つである七草がゆには、四万十川流域で取れたお米と河川敷で摘(つ)んだ自然の七草を使用しました。「スーパーで買った七草しか食べたことがなかったので嬉しい!」「懐かしい味がする」と評判でした。
○ 他にも、中筋川ダム総合開発工事事務所による野鳥の巣箱づくり体験、地域の活動団体である「かわらっこ」出店で地場産のアユの塩焼きや田舎寿司なども販売されました。
2.「2010菜の花まつり」 (渡川水系 高知県)
○ 3月20日(土)〜4月11日(日)の期間で「菜の花まつり」が四万十川入田地区の河川敷で開催されます。
○ 菜の花まつりの催しとしては、3月20日(土)・21日(日)の2日に、地元の中学生によるコンサート、ジャズコンサートや自然観察会、地域の物産販売などの様々なイベントを企画しています。
○ イベント内容
【日 程】:3月20日(土)〜21日(日)
【場 所】:入田河川敷
【内 容】:
●音楽部コンサート(20日のみ)、●ジャズコンサート(20日のみ)、
●野点・琴演奏(21日のみ)、●春の野草試食会、●入田地域物産展、
●ざわめきテント(飲食コーナー)、●四万十川自然観察会、
●菜の花写生コンテスト、●竹灯篭でのライトアップ、
●夜のご当地グルメ、●野鳥コーナー、●水際探偵団、●空中探偵団
3.平成21年度四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催 (四国地方整備局)
○ 3月8日(月)に、高松市内において平成21年度四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催しました。今年度の審議対象ダムは、直轄管理ダムが「柳瀬ダム」で、(独)水資源機構管理ダムが「新宮ダム」です。
委 員 長 三井 宏 徳島大学名誉教授
副委員長 今井 嘉彦 高知大学名誉教授
委 員 井原 健雄 北九州市立大学大学院教授
(五十音順) 大森 浩二 愛媛大学准教授
木下 泉 高知大学教授 *欠席
澤田 佳長 野生生物環境研究センター所長
鈴木 幸一 愛媛大学大学院教授 *欠席
中山 紘一 高知昆虫研究会会長
松井 宏光 松山東雲短期大学教授
村上 仁士 徳島大学名誉教授
○ 『河川ニュースNo.437号』で掲載しましたが、2月19日に、今回の委員会の中間報告的な委員会である『課題検討会』(ダム管理、水質、生物)を開催しており、『定期報告書』の取りまとめ方(分析方法、評価方法)について、ご討議頂きました。
○ 今回は、『課題検討会』で頂いた指摘事項やご意見、助言を反映させた『定期報告書(案)』についてご審議頂きました。
○ 会議では2ダムとも、いくつかの修正意見等がありましたが、その修正を行うことを前提として「ダム管理等に関して、適切に分析・評価がなされており、今後の対応の方向性についても妥当である。」との評価が得られました。
○ 本委員会での議事概要及び、柳瀬ダム、新宮ダムの『定期報告書』(概要版)は、以下のホームページに、委員会での指摘事項等の修正作業後に掲載しますので、しばらくお待ちください。
http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/damu/iinkai.html
※ 現在は、昨年度の委員会で審議された、直轄管理の「中筋川ダム」、(独)水資源機構管理の「旧吉野川河口堰、今切川河口堰」の議事概要、『定期報告書』(概要)が掲載されています。
4.「物部川・仁淀川・高知海岸パートナーシップ交流会」を開催 (高知河川国道事務所)
○ 3月9日(火)に、高知河川国道事務所管内で河川・海岸の清掃活動を行っているボランティア団体の「物部川・仁淀川・高知海岸パートナーシップ交流会」を開催しました。
○ この会議は今年で5回目を迎え、今年度の各団体の活動内容の紹介や日頃から感じている問題点などに対して意見交換をしました。また、当日は新規に加入した団体(仁淀川2団体、高知海岸2団体)に対して認定証を交付し、今後のボランティア活動に向けて「年3〜4回活動を行い頑張っていきたい」「子供たちにも活動の輪を拡げていき、きれいな自然を保っていきたい」など今後の意気込みを語っていただきました。
○ 現在、物部川で6団体、仁淀川で14団体、高知海岸で11団体が各担当箇所の清掃を行っています。年々ゴミは少なくなっているという意見もありましたが、やはり不法投棄等によるゴミが目立つようです。今後も良好な河川・海岸環境を保っていくために連携していきたいと思います。
【ラブリバー物部川・仁淀川パートナーシップ紹介ページ】
http://www.skr.mlit.go.jp/kochi/bousai/kasen2.html
【高知海岸パートナーシップ紹介ページ】
http://www.skr.mlit.go.jp/kochi/sea/partnersip/top.html
5.「第1回早明浦ダム濁水対策新技術検討委員会(仮称)」の開催について (吉野川水系 高知県)
○ 早明浦ダムの濁水対策技術について、新技術公募(公募期間:9月15日〜11月30日)を行ったところ、様々な技術やアイデアなど、57件の応募が有りました。
○ 今回の新技術公募では、これまで着目されていない土木分野以外の異分野技術や分野をまたがる効果的な技術の組み合わせ等、新たな視点・分野技術について適切に評価し、審査・選定を行うため、「早明浦ダム濁水対策新技術検討委員会(仮称)」を設置し、開催することになりました。
○ 第1回委員会では、57件の応募提案から一次選定として、概ね10件程度に有用な技術の絞り込みを行います。更に、来年度開催する委員会(回数は未定)では、応募者とのヒアリング等、より具体的・専門的な審査を経て二次選定が行われ、有用な技術が決定されます。
○ 「第1回早明浦ダム濁水対策新技術検討委員会(仮称)」の開催予定は次のとおり。
1.開催日時:平成22年3月26日(金)11時〜15時
2.開催場所:早明浦ダム・高知分水管理所 ふれあいホール(高知県土佐町)
3.主な議事:濁水の現状説明、応募技術の紹介、一次選定過程と質疑応答等
4.問い合わせ先:国土交通省吉野川ダム統合管理事務所
調査・品質確保課長 南、計画係長 造田
TEL (0883)72-3000、FAX.(0883)76-0301
「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■ 四国地方整備局 河川部 河川管理課 課長補佐 香川 正好
〒760-8554 高松市サンポート3番33号
TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(香川) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp
FAX 087-811-8417(河川計画課)
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四国地方整備局 ホームページURL(河川)
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