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四国河川ニュース

10/17(土)〜10/23()420

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                                                                        2009.10.26発行】

 

 

○「四国・水こぼれ話談話室」は、今週、お休みです。

 

 

○今週のニュース○

 

  ○「重信川クリーン大作戦」(清掃活動)を開催 (重信川水系 愛媛県)

 

  ○「第2回広瀬霞自然観察会」を開催 (重信川水系 愛媛県)

 

  ○南の谷排水機場(仁淀川)のポンプ事故原因調査検討会を開催 (仁淀川水系 高知県)

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.「重信川クリーン大作戦」(清掃活動)を開催  (重信川水系 愛媛県)

 

○ 10月17日(土)に、「重信川の自然をはぐくむ会」の主催で、7回目となる「重信川クリーン大作戦」(清掃活動)が行われました。

 

○ 「重信川クリーン大作戦」とは、平成17年1月に重信川エコリーダーが森松付近の河川敷で浮穴小学校の子供たちと河川清掃を行い、ゲームや餅つきを実施したことがきっかけで、それ以後、「重信川の自然をはぐくむ会」の行事として実施してきているものです。

 

○ 今回の清掃では、河口、中流(重信橋周辺)、上流(拝志大橋周辺)の3箇所で約330名の参加があり、「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「粗大ゴミ」別に集められ、約230袋のゴミが回収されました。その中には、古タイヤ・電線管等の不法投棄もありました。

 

○ これからも重信川の美しい河川環境を守り育てていくためには、「重信川クリーン大作戦」のようなボランティア清掃の活動の輪を広げていくことはもちろんですが、私たち一人一人がゴミを捨てないようにする意識の向上や、工夫が必要と考えています。

 

 ※「重信川の自然をはぐくむ会」:環境悪化が進む重信川の保全・再生を目指し、地域の大学、学生、NPO、行政の協力・連携を図るため平成15年1月に設立された団体。

 

 ※ 「重信川エコリーダー」:松山在住の大学生の環境学習等を実施しているサークルであり、「重信川の自然をはぐくむ会」の構成メンバーで子供と大人を繋ぐ橋渡し的な存在。

 

 

 

2.「第2回広瀬霞自然観察会」を開催  (重信川水系 愛媛県)

 

○ 10月18日(日)に、広瀬霞において、松山河川国道事務所、重信川の自然をはぐくむ会の主催で、2回目となる「広瀬霞自然観察会」が約30名の参加のもと行われました。

 

○ 広瀬霞自然再生事業とは、重信川中流にある広瀬霞(広瀬地区にある霞堤箇所)が盛り土やゴミの堆積により、生物環境として悪くなっていたものを従来の自然豊かな湿地環境に再生しようとする事業です。具体的には、霞堤堤内側を掘削し、湿地(池)を造成しました。また、様々な生物環境を創出するため深み、浅瀬、ワンド、水中島を施工しています。

 

○ この自然観察会は、広瀬霞の湿地再生事業が平成20年3月に完成して、1年半が過ぎ、湿地(池)の周りには植物も生え、水生生物も数多く帰って来ましたが、外来動植物の進入等の様々な問題も起こってきていることから、「重信川の自然をはぐくむ会」、「広瀬霞サポーター」、地域、行政の方々と状況を観察して今後の維持管理について意見交換をするために実施しました。

 

○ 内容としては、環境調査結果の紹介、植物の観察会、維持管理方法の意見交換、除草・清掃、記念植樹が行われ、参加された方々は植物の説明等を熱心に聞いていました。

 

○ 意見交換のなかでは、先生方の駆除すべき外来種、次回の観察会は春にして欲しいとの意見等、様々な意見が出され活発な意見交換が行われました。

 

○ 広瀬霞も完成後まだまだ1年半で、今後も動植物の遷移も進むものと思われます。今後も定期的に自然観察会・意見交換を実施しながらよりよい環境の再生が出来るよう経過を観察していくこととしています。

 

 ※霞堤:霞堤とは、急流河川において洪水時に上流側の不連続部分から溢れた水が限られた範囲の堤内側に湛水し、下流に流れる洪水流量を減少させる効果のある不連続な堤防を言います。

 

 

 

3.南の谷排水機場(仁淀川)のポンプ事故原因調査検討会を開催 (仁淀川水系 高知県)

 

○ 平成21年10月21日に高知河川国道事務所では、排水ポンプ事故再発防止を目的に、ポンプ施設の専門家等により構成された「第1回南の谷排水機場ポンプ事故原因調査検討会」を開催しました。

 

○ 委員には、社団法人河川ポンプ施設協会 相原正之事務局長及び、独立行政法人土木研究所技術推進本部 藤野健一主席研究員にも委員として出席していただきました。

 

 

 

 

○ この検討会は、平成21年8月10日(台風9号)の出水時に生じた『南の谷排水機場』仁淀川(右岸8k/8)の排水ポンプ運転が排水不能となり、この事故原因を検討するものです。

 

○ 委員からの意見をもとに、高知河川国道事務所では今後、各種調査試験を行い、次回(11月末開催予定)の第2回検討会で、その結果について各委員に報告する予定です。

 

 

 

 

 

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