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四国河川ニュース

2/28(土)〜3/6(金)》387号

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○ 「四国・水こぼれ話談話室」は、今週、お休みです。

 

 

○今週のニュース○

 

   ○ 「第十堰補修工事の現場見学会」の開催                      (吉野川水系 徳島県)

 

   ○ 「市民防災フォーラム」の開催                               (重信川水系 愛媛県)

 

   ○ 土器川生物公園でホタルの幼虫や稚魚を放流                  (土器川水系 香川県)

 

   ○ 平成20年度四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催      (四国地方整備局)

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.「第十堰補修工事の現場見学会」の開催     (吉野川水系 徳島県)

 

○ 2月28日(土)に、吉野川の第十堰において、補修工事の現場見学会を開催しました。

 

○ 第十堰は、平成16年のたび重なる大出水等で破損しましたが、その後「補修工法」の意見募集(パブリックコメント)を行い補修工法を決定し、平成17年度から補修工事に着手しており、今年度で4年目となります。

 

○ 一般の方々を対象とした現場での見学会は、今回で7回目となり、7名の方に参加していただきました。

 

○ 第十堰補修工事は、今年度、約200m、約600m2の補修を行っており、これが終了すれば、平成17年度から平成20年度までの累計で約750m、約2,300m2を補修したことになり、第十堰本体の補修については完了します。

 

○ 今年度の補修の方法も例年とほぼ同様で、損傷していた箇所に残っていた青石を一旦撤去し、松杭の打ち込み、横杭の組み立て、埋め戻し、製作した根固めブロックの据え付けを順次行ってきており、現在作業中の青石張りの補修を実施し、その後仮設道路等を撤去して完了となります。

 

○ 補修内容の詳細については、以下のホームページをご覧下さい。

 

    http://www.toku-mlit.go.jp/report/info20/h210218/h210218.pdf

 

○ 当日は、まず今年度の補修工事の内容や工程等の説明の後、現在補修している青石張りの様子などを見学していただきました。見学に訪れた市民の方々からは、青石張り補修の手法や構造等についての熱心な質問などがありました。

 

 

 

2.「市民防災フォーラム」の開催         (重信川水系 愛媛県)

 

○ 2月28日(土)に、松山市の愛媛大学において、国土交通省松山河川国道事務所、愛媛新聞社の主催により「市民防災フォーラム」を開催し、約300人の方に参加して頂きました。

 

○ このフォーラムでは、近年多発している集中豪雨を踏まえ、防災対策として”今から私たちができること、すべきこと”と題して、具体的な取り組みの紹介や専門家からの提言を通じて、安全で安心なくらしを未来につなげていく「防災力」を高めていくための方策を一緒に考えました。

 

○ 基調講演では、松山気象台の金ア台長より「天気を知る、地域を知る、災害に備える」と題して、松山でも強い雨が増えている事実、天気予報を見る際のキーワードなどを説明して頂きました。また、事例紹介として、愛媛大学防災情報研究センターの鳥居教授より「四国防災88話」の紹介や、重信川エコリーダーによる「四国防災88話」の紙芝居を発表して頂きました。

 

○ パネルディスカッションでは、”近年増加している集中豪雨と地域の備え”をテーマに、愛媛大学矢田部教授、松前町白石町長、拓川町自主防災会宮本会長、松山河川国道事務所松所長のパネリストにより、行政、大学、地域の防災教育への取り組みの必要性や、自主防災組織についての現状と課題、災害への備えなどについて討論されました。

 

○ このフォーラムを通じて、少しでも住民、地域、行政が一体となった地域防災力の向上に役立ててもらえれば幸いです。

 

 

 

3.土器川生物公園でホタルの幼虫や稚魚を放流   (土器川水系 香川県)

 

○ 土器川ホタル同好会では、土器川に「ホタル」を復活させよう、また、少しでも土器川の環境を良くしたい、との思いから、平成8年からホタルまつり・ホタル養殖やホタル幼虫の放流などの活動を行っています。

 

○ 平成20年度のホタル幼虫放流は、2月28日(土)に土器川生物公園のせせらぎ水路にて、一般公募の小学生と近くのひつじヶ丘保育園児の46名及びその父兄や先生等、多くの方に参加頂き開催しました。

 

○ 内容は、土器川や生物公園の概要説明の後、ホタルの生態説明や、土器川で生息する魚を展示し、その魚の特徴などの説明を行った後、ホタル幼虫約300匹とホタルの餌になるカワニナを「大きくなってね」と祈りながら放流しました。

 

○ また、隣接する生態園の池に、丸亀市淡水漁業組合より提供して頂いた、フナ、メダカ、モクズガニ等、約2,000匹を放流しました。

 

○ その後、参加した親子と共に「水循環ゲーム」を行い、水循環とホタル・魚について勉強しました。

 

○ 前日の雨でヤキモキしましたが、当日は天候も回復し、元気に子供達に楽しんでもらいました。これの取り組みを通じて、子ども達に少しでも「水」「環境」に興味を持ってもらい、土器川を好きになってもらえればと願っています。

 

 

 

4.平成20年度四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催  (四国地方整備局)

 

○ 3月4日(水)に、高松市内において平成20年度四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催しました。今年度の審議対象ダムは、直轄管理ダムが「中筋川ダム」で、(独)水資源機構管理ダムが「旧吉野川河口堰」と「今切川河口堰」です。

 

    委員長   三井  宏  徳島大学名誉教授

 

    委 員      井原 健雄  北九州市立大学大学院教授

   (五十音順)   今井 嘉彦  高知大学名誉教授

             大森 浩二  愛媛大学准教授

             木下  泉  高知大学教授   *欠席

             澤田 佳長  野生生物環境研究センター所長

             鈴木 幸一  愛媛大学大学院教授

             中山 紘一  高知昆虫研究会会長

             松井 宏光  松山東雲短期大学教授

             村上 仁士  徳島大学名誉教授

 

○ 『河川ニュースNo.384号』で掲載しましたが、2月10日に、今回の委員会の中間報告的な委員会である『課題検討会』(ダム管理、水質、生物)を開催しており、『定期報告書』の取りまとめ方(分析方法、評価方法)について、ご討議頂きました。

 

○ 今回は、『課題検討会』で頂いた指摘事項やご意見、助言を反映させた『定期報告書(案)』についてご審議頂きました。

 

○ 会議では1ダム、2堰とも、いくつかの修正意見等がありましたが、その修正を行うことを前提として「ダム管理等に関して、適切に分析・評価がなされており、今後の対応の方向性についても妥当である。」との評価が得られました。

 

○ 本委員会での議事概要及び、中筋川ダム、旧吉野川河口堰、今切川河口堰の『定期報告書』(概要版)は、以下のホームページでご覧になれます。

 

○ ただし、掲載は、委員会での指摘事項等の修正作業後となりますので、もうしばらくお待ちください。ホームページが更新され次第、情報提供させていただきます。

 

      http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/damu/iinkai.html

 

  ※ 現在は、昨年度の委員会で審議された、直轄管理の「大渡ダム」、(独)水資源機構管理の「池田ダム」の議事概要、『定期報告書』(概要)が掲載されています。

 

 

 

 

 「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

 

  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  永原 隆

          〒760-8554 高松市サンポート3番33号

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(永原) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

          FAX 087-811-8416(河川計画課)

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       四国地方整備局 ホームページURL(河川)

           http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html

         四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)

               http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html