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四国河川ニュース

7/5(土)〜7/11(金)》354号

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○ 「四国・水こぼれ話談話室」は、今週、お休みです。

 

 

○今週のニュース○

 

   ○ 「われらDOKIDOKI土器川探検隊」を開催        (土器川水系 香川県)

 

   ○ 平成20年度 吉野川河川一斉清掃を実施         (吉野川水系 徳島県)

 

   ○ 「土佐市波介地区成人大学夏期講座」を開催       (仁淀川水系 高知県)

 

   ○ 「土器川一斉清掃」を実施                  (土器川水系 香川県)

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.「われらDOKIDOKI土器川探検隊」を開催  (土器川水系 香川県)

 

○ 7月5日(土)に、丸亀市の土器川左岸の親水護岸周辺において、「第10回われらDOKIDOKI土器川体験隊」が開催されました。

 

○ 本行事は、河川愛護月間の行事として、香川県、丸亀市、土器川生物研究会、丸亀市淡水漁業組合の協力を得て実施しているもので、今年で10回目となりました。

 

○ 当日は、梅雨明け宣言の翌日であったものの、朝から小雨のあいにくの天気でしたが、丸亀市内の小学生や園児など約250名が、土器川で生物調査や建設機械の試乗、フナなどの稚魚の放流等、様々な体験をしました。

 

○ 子供達からは、「来年も参加したい」、「魚などの生き物がたくさんいてびっくりした」等の多くの声があり、また、保護者の方からも「いろいろ勉強になった」「土器川がみんなが楽しめる川であってほしい」などの多くの意見が寄せられました。

 

○ 本行事は、地域との協働で開催しており、ようやく地域に定着した行事となりました。今後もこの行事を通じて、地域の子供達が土器川に関心を持ち、「ふるさとの川」として大切にする気持ちを培ってもらえたらと思っています。

 

 

 

2.平成20年度 吉野川河川一斉清掃を実施    (吉野川水系 徳島県)

 

○ 国土交通省では、毎年7月を「河川愛護月間」として、安全・安心で、美しく良好な河川環境づくり運動を推進しているところです。

 

○ その一環として、全国の河川でも河川清掃を実施しておりますが、吉野川では、毎年7月の第一日曜日に「吉野川一斉清掃」として実施しており、今年は7月6日(日)に実施しました。

 

○ 吉野川本川の河口から直轄管理区間上流端三好市までの区間、旧吉野川、今切川を中心とした堤防や河川敷きにおいて、住民グループや企業の方々などの約125団体、約7,900人の方々の参加により、それぞれの地区で「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ゴミ」別に集めてもらい、当日は早朝から昼までに河川全体で約200m3ものゴミが集められました。

 

○ 吉野川の良い河川環境づくりのためには、私たち一人一人がモラルを守ることが非常に大切だと思っており、「ゴミを捨てない」「川をよごさない」などに努めていただくとともに、今後も河川愛護活動への一層のご協力をお願いいたします。

 

 

 

3.「土佐市波介地区成人大学夏期講座」を開催   (仁淀川水系 高知県)

 

○ 7月6日(日)に、「土佐市波介地区成人大学夏期講座」を開催しました。土佐市波介地区の住民を中心に28名が参加し、波介川河口導流事業の工事現場の見学及び埋蔵文化財の発掘現場の視察を行いました。気温が30度を超え、梅雨開けした夏の陽射しが厳しい中での開催となりましたが、事業の効果や工事の進捗状況、新居箇所における治水の歴史など、みなさん熱心に勉強されていました。

 

○ 土佐市の波介地区は、波介川の中流部に位置し、毎年のように水害に見舞われる地域にあり、ここに住む方々は波介川河口導流事業に大きな期待を寄せています。土佐市新居の現場に着いて、工事の進捗状況、新河道の堤防、新たに架けられた新居橋(市道橋)を視察し、昔の風景と一変した新居地区を見て、「私たち上流の受益者は、新居で土地を提供してくれた方にもっと感謝しなければいけない。」と改めて長く続いた上下流のしこりを溶かすように見学者双方が本事業に協力してくれた地権者に感謝の言葉を言っていました。

 

○ 昨年の台風4号でも浸水被害を受けた方は、「この事業が完成したら、安心して暮らすことができる。私の目の黒いうちに完成を見られるなんて夢のようだ。」と話している姿を見ると、本事業の必要性、重要性を強く感じました。

 

○ 埋蔵文化財の調査現場では、新居地区の新たな歴史に触れ、熱心に調査員に質問する姿も見受けられました。

 

○ 地域の安全を守り、地域の方々に安心を与えることが、国土交通省の使命です。土佐市において、新居地区を貫く新しい河口導流堤防の完成が土佐市の各地区の人の心を繋ぎ、地域の発展に寄与することを望みます。

 

○ 「百聞は一見にしかず」。本講座を主催した、波介コミュニティーセンターの田所氏は、「大雨の際には子供の頃から、波介川の水位が上がらないよう祈ったものだ。避難をしなくていいこと、床上浸水が床下浸水に被害が軽減されることが、私たちにとっては本当にありがたいことなのです。私たち住民は、事業の反対を唱える前に、正確な情報を聴き、見て判断し、よりよい土佐市にすることです。」と本講座を締めくくりました。

 

 

 

4.「土器川一斉清掃」を実施           (土器川水系 香川県)

 

○ 7月6日(日)に、土器川沿川住民の皆さんのご協力を得て、土器川の一斉清掃を行いました。

 

○ 土器川一斉清掃は、河川愛護月間の行事として、沿川の丸亀市、まんのう町と共催で開催しており、土器川で河川利用の多い箇所を中心に、8会場で清掃活動を行いました。

 

○ 当日は朝早くから会場周辺の自治会の方や河川利用者など、約3,100名の方が参加され、約5トンのゴミが分別収集されました。

 

○ また、ゴミを拾ってきれいになった土器川生物公園では、清掃に引き続き、丸亀市主催の”川の日に「土器川生物公園」で自然と遊ぼう!”が開催され、子供達が七夕飾りの製作やネイチャーゲームなどを行い、楽しい「川の日」となりました。

 

○ 土器川では、「リフレッシュ香の川パートナーシップ」など、ボランティアによる清掃活動が継続的に実施されていますが、市街地を流れる川であることから家庭からのゴミがまだまだ多く見られます。一斉清掃などの行事を通じて、一人一人が「ゴミを捨てない、捨てさせない」ことを実践していただければと考えています。

 

 

 

 

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