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四国河川ニュース

5/24(土)〜5/30()348

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                                                                                                               2008.6.2発行】

○ 「四国・水こぼれ話談話室」は、今週、お休みです。

 

○今週のニュース○

 

   ○ 「平成20年度 丸亀市水防技術講習会」の開催         (土器川水系 香川県)

 

   ○ 平成20年度 排水ポンプ車操作訓練を実施             (重信川水系 愛媛県)

 

   ○ 行政代執行の実施 〜吉野川善入寺島外河川敷地汚物搬入にかかる原状回復〜  (吉野川水系 徳島県)

 

   ○ 土器川生物公園で「ほたるまつり」を開催               (土器川水系 香川県)

 

   ○ 平成20年度 吉野川・那賀川合同水防演習を実施      (吉野川水系 徳島県)

 

   ○ 平成20年度 災害対策用機械の操作訓練を実施       (重信川水系 愛媛県)

 

   ○ 「平成20年度 石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会」を開催  (重信川水系 愛媛県)

 

 

 

 

今週のニュース

 

1.「平成20年度 丸亀市水防技術講習会」の開催  (土器川水系 香川県)

 

○ 本格的な梅雨や台風シーズンを前に洪水や高潮に備えるため、5月22日(木)に丸亀市蓮池公園グラウンドにおいて、丸亀市主催の「平成20年度丸亀市水防技術講習会」が開催されました。

 

○ この講習会は、5月の水防月間に合わせて実施されたもので、丸亀市の全ての消防団、丸亀市職員をはじめ、国土交通省、警察、自主防災組織に加入する一般住民など、総勢約120名が参加しておこなわれました。

 

○ 当日は、四国防災エキスパート3名(亀山忠氏、宮崎昇二氏、三好規雄氏:五十音順)の指導のもと、参加者全員で水防工法の基礎となるロープワーク、土のう作りの訓練を行い、その後、グループに分かれて積み土のう工の演習を行いました。

 

○ 参加者は、万が一の場合に備えて、ロープワークや土のう作りを繰り返し何度も実施し、また、水防工法についても指導員に積極的に質問を行うなど、真剣な表情で取り組まれていました。

 

 

 

2.平成20年度 排水ポンプ車操作訓練を実施   (重信川水系 愛媛県)

 

○ 5月22日(木)に、愛媛県松山市井門町地先(重信川右岸8km付近の高水敷)において、梅雨入り前に、出水時に迅速な対応が出来るように、国土交通省職員及び災害時に操作を担当する河川維持工事業者を対象として、排水ポンプ車の操作訓練を実施しました。

 

○ 訓練では、ラフテレーンクレーンを用いて、排水ポンプの設置・排水・撤去の一連作業を行いました。

 

○ この訓練により、出水時の浸水箇所における排水ポンプ車による排水作業が迅速に行え、浸水被害を最小限に抑えられるものと考えています。

 

 

 

3.行政代執行の実施 〜吉野川善入寺島外河川敷地汚物搬入にかかる原状回復〜  (吉野川水系 徳島県)

 

○ 徳島県阿波市吉野川善入寺島外1箇所の河川敷地において、施肥または土壌改良と称して、汚物(搬入者が汚泥発酵肥料と主張するもの)を占用耕作地へ大量に搬入した行為に関し、搬入者(元占用者)に対して、5月23日(金)に、行政代執行法第3条第2項に基づく、「代執行令書」を交付し、土壌の撤去等の原状回復を行政代執行により実施することとしました。

 

○ なお、行政代執行実施予定期間は、平成20年6月2日より同年7月31日です。

 

○ 河川法第29条第1項では、「河川の流水等について河川管理上支障を及ぼすおそれのある行為」については、「政令でこれを禁止することができる。」と定められており、当該肥料と称される物の大量搬入行為は、河川法施行令第16条の4第1項第2号ただし書きに規定されている農業を営むために通常行われる行為とはいえず、みだりに汚物を河川区域内の土地に捨てる行為に該当するとして、河川法第75条第1項(監督処分)に基づき占用許可を取り消すとともに、原状回復を命じていたところです。

 

○ なお、行政代執行法に基づいて、相手方義務者に原状回復に必要な期間を与えていたにも関わらず、現在に至るまで是正されなかったため、代執行を実施することとなりました。

 

 

 

4.土器川生物公園で「ホタルまつり」を開催    (土器川水系 香川県)

 

○ 5月24日(土)に土器川生物公園にて「ホタルまつり」を開催しました。

 

○ ホタルまつりは毎年5月末に開催されており、今年で12回目を迎えました。暗幕の通路の中を通りながらホタルの一生が勉強できるコーナーや、網を張ったテントに放しているホタルが何匹いるか?の数当てクイズ、水風船のヨーヨー吊り、サイコロゲーム、土器川についての展示パネル、土器川の維持工事で発生する刈草や伐採木で作った堆肥の無料配布など、様々な催し物を行いました。

 

○ 今年はあいにくの雨でしたので、ホタルも心なしか元気が無かったかも知れませんが、約200名の参加あり、ホタルは、きれいな光を放ちながら舞ってくれました。来年は是非晴れて欲しいと願っていています。

 

 

 

5.平成20年度 吉野川・那賀川合同水防演習の実施  (吉野川水系 徳島県)

 

○ 5月25日(日)に、徳島市住吉4丁目地先の吉野川大橋下流南岸河川敷において、一般の方々も含め約1,600人の参加のもと、平成20年度吉野川・那賀川合同水防演習を実施しました。

 

○ 本演習では、吉野川の洪水被害の防止・軽減、早期復旧のための「水防工法の習得、情報伝達、人命救助、ライフライン復旧等を中心に行いました。

 

○ 演習は、国土交通省、徳島県、水防管理団体である地元市町と各水防(消防)団、警察、日本赤十字社、四国電力・NTTなどが、本番に即した水害発生時における水防活動、水害の発生を未然に防止するための活動を行いました。

   また、水防工法である越水対策工を競技方式で行うとともに、地域住民にも各自でできる水防活動などを体験していただくため、自主防災組織や徳島大学にも水防班を構成してもらい水防工法訓練に参加していただきました。

 

○ さらに、地元沖洲小学校児童による洪水避難訓練や、防災エキスパートによる「ロープワーク講習」、「家庭で出来る簡易水防工法体験コーナー」なども実施し、一般の方々にも体験していただきました。

 

○ 出水期を迎えるにあたって、本演習を基に関係機関とともに防災に万全の備えを行っていきたいと考えております。

 

 

 

6.平成20年度 災害対策用機械の操作訓練を実施  (重信川水系 愛媛県)

 

○ 5月26日(月)に、愛媛県松山市井門町地先(重信川右岸8km付近の高水敷)において、災害発生時に災害対策用機械を迅速且つ円滑に設置し操作が実施出来ることを目的として、愛媛県内の国土交通省職員、地方自治体職員及び関連土木業者約70名が参加して、災害対策用機械の操作訓練を実施しました。

 

○ 訓練は、災害対策本部車、標識車、照明車、衛星通信車を対象として実施し、国土交通省の職員が講師となり、各機械の使用目的を含む概要、装備内容、設置及び撤去の方法等を説明するとともに、参加者にも実操作を体験してもらい、各自が各機械の設置・撤去が行えるようにしました。

 

○ この訓練により災害時において、災害箇所に災害対策用機械を迅速に設置し、操作できるものと考えています。

 

 

 

7.「平成20年度 石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会」を開催  (重信川水系 愛媛県)

 

○ 5月29日(木)に石手川ダム管理支所において、「平成20年度 石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会」(委員長:鈴木幸一愛媛大学大学院教授)を開催しました。

 

○ この会議は学識経験者、水源地域の代表者、行政機関等が参加して行い、今回で3回目となります。

 

○ 水源地域ビジョンは、水源地域と受益地域(ダム下流地域)との交流を深めることにより、水源地域の大切さを分かってもらい、水源地域の自然環境の保全やダム湖の水質保全のための対策推進などを目的に行っており、様々な意見交換などをしています。

 

○ 会議では昨年度に実施した、ゴミ捨て防止のための標語の募集や表彰、流域の自然観察会などの報告が行われました。

 

○ その後、本年度の実施内容について話し合い、取り組みの1つとして水源地域の「遊休農地の有効活用」について、モデル事業を実施することで承認されました。遊休農地のモデル事業では、「耕さず、草や虫を敵にしない」ことを基本に、農薬や化学肥料を用いない「自然農」をテーマにした講演会と実技指導を予定しています。

 

○ 今後も事業実施にあたっては、具体的な実施内容を話し合い、「石手川ダム水源地域ビジョン」を推進していきたいと考えております。

 

 

 

 

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  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  永原 隆

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