四国河川ニュース《３/３０（土）～４ /５（金）》No.３３
○平成１４年度、四国河川ニュースをお届けしています整備局河川部も約半数の２７名が異動し、新しい体制で、春風の如く、清々しくスタートしました。
１．「河川情報及び河川の映像情報」をＮＨＫに提供
洪水画像等の河川防災情報が茶の間に・・・
○四国地方整備局とＮＨＫ松山放送局及び河川情報センターは、平成１４年３月２６日四国地方整備局が有する河川情報及び河川の映像情報を
ＮＨＫ各放送局（松山、高知、徳島）に提供する細目協定等を締結しました。
・今回、四国地方整備局からＮＨＫに提供開始される映像は、吉野川、那賀川、物部川、仁淀川、肱川、重信川（石手川ダムを含む）及び高知海岸を合わせた
１０３のカメラ映像が提供されます。
・４月１日より災害の第一当時者である住民の皆さん方に、直接、リアリティある洪水等の画像情報をNHK（指定公共機関）からの放送より茶の間に提供することが
可能になりました。
・このことにより住民の皆さんが、洪水時等において自らが危険を認識して、必要な行動を起こすことなどの予防、迅速な避難等に役立てることが期待できます。
・今後も、四国地方整備局は、県、市町村、他の防災機関、マスメデイア等と連携し、住民をサポートする防災支援体制を整えていくことに取り組んでまいります。
２．「高知県西南部豪雨災害」のアンケート結果報告冊子の作成
○昨年９月６日の高知県西南部の豪雨災害を受けて、住民の皆さんの被災体験を無駄にすることなく、一人一人が災害に備えて避難などの適切な行動がとれるように、
住民・行政アンケートを行い、先般２月２８日開催の「第５回高知県西南部豪雨災害検討会」において、アンケート結果を報告をいたしました。その内容をこの度、下記の冊子
をとりまとめました。
今後は、防災体制に役立ててもらえるよう、この冊子を広く広報していきたいと考えております。部数に限りありますがご希望方は、下記まで御連絡下さりましたらお送りします。
①高知県西南部豪雨災害アンケート結果報告～ダイジェスト版～
②アンケート結果を踏まえた対策（案）の提案
③高知県西南部豪雨災害に関する住民アンケート結果
連絡・問合わせ先：
河川部 防災対策官 松尾 (matsuo-y8820@skr.mlit.go.jp)又は河川計画課調査第一係長
福田(fukuda-h8810@skr.mlit.go.jp)
３．吉野川下流域土地改良国営農地防災事業に同意
○平成１４年３月２７日付けで、農林水産大臣から協議にもとづき長年調整が進めれていた吉野川下流域土地改良国営農地防災事業の水利使用について
同意（国土交通大臣）しました。
・吉野川下流域土地改良事業は、旧吉野川沿川の１０４カ所の許可・慣行水利権、及び板名慣行水利権を、吉野川本川（２カ所）及び旧吉野川（８カ所）に合口
るものであり、最大取水量は３１．０５２m3/sとなっています。
・水利使用の協議については、吉野川本川で最大約１９m3/sの減水が生じることによる、河川環境への影響等の河川環境保全のための措置として、
① 取水制限流量を設定する。
② 試験通水を行い支障の有無を確認する。
こと等を水利使用規則に明記することで同意になっています。
・今後、吉野川の河川環境を保全しつつ、農業水利の合理化が図られることがますます重要になっています。
４．工業用水転用による徳島水道用水等の許可
○平成１４年４月１日付けで徳島市他（２市９町）の水道の変更許可を行いました。
＜取水パターン改善で各市町より感謝のことば＞
・今般、早明浦ダム確保の未利用工業用水より０．３２m3/sが水道用水に転用されたことに伴い、鳴門市水道他（１市６町）の取水量の増量を行いました。
・また、これに合わせて長年の懸案であった、早明浦ダムから補給を受けている全ての水道（２市９町）の取水パターンの変更（１０パターンを４パターンに）を行いました。
・これにより、取水パターンと取水実態の乖離が解消され、より効率的な取水が行えることになりました。
「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、
また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 松尾裕治
〒760-8554高松市福岡町４丁目２６－３２
TEL 087-851-8061（代） マイクロ88-3125（松尾）
FAX 087-851-8474（河川計画課）