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四国河川ニュース
《8/4(土)〜8/10(金)》307号
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【2007. 8.13発行】
○今週のニュース○
○ 石手川ダムで森と湖に親しむ旬間のイベントを実施 (重信川水系 愛媛県)
○ 第21回湖水まつりについて (吉野川水系 愛媛県)
○ 『土器川夕涼みコンサート』の開催について (土器川水系 香川県)
○ 水環境フェア2007in四万十を開催 (渡川水系 高知県)
○ 大渡ダム1日所長の実施について (仁淀川水系 高知県)
1.石手川ダムで森と湖に親しむ旬間のイベントを実施 (重信川水系 愛媛県)
○ 7月21日〜31日の「森と湖に親しむ旬間」において、石手川ダムでは「川と遊ぼDAY」「生物探検隊」「ダム見学会」を開催しました。
○ 7月25日の「川と遊ぼDAY」では、幼稚園児68名・保護者56名の参加があり、石手川ダムで唯一の河川公園(せせらぎ公園)において、「みずのたび」の紙芝居、イカダ流し、河原の石へのお絵かき、箱メガネを用いての水中探索等を行いました。親子で川遊びを満喫するとともに、「このようなすばらしい公園があることはしらなかった。また訪れたい」との声が多数寄せられました。
○ 7月26日には『石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会』の主催で「生物探検隊」を実施し、小学校高学年の児童9名と保護者4名の参加がありました。参加者は、東雲女子大学の石川教授のアドバイスのもと、せせらぎ公園の河原にて川遊びを交えながら水中生物や昆虫、野鳥の観察を行い、大変多くの生き物を見つけて満足げでした。
その後、参加者はダム管理支所に移動して自然の仕組みについての講話を聴講したのちに、ダム見学を行い、ダムと自然との関わりについて知識を深めました。
○ 7月30日にはダム見学会を行い、昨年を2割強上回る266名の参加が ありました。参加者は監査廊、ホロージェットバルブからの放水、操作室などの普段目にする機会のない場所の見学を行い、間近に迫力を感じると共に、ダムの役割、仕組みなどが理解できたと好評でした。
また、見学会に併せて「森と湖のある風景画」コンクールの表彰式を行い、小学生高学年の部で見事佳作に選ばれた入賞者の方に、賞状及び記念品の授与を行いました。
○ 今年もイベントは盛況のうちに終わり、参加した方々にはダムとその周辺の自然を楽しんで頂けたかと思います。今後もこのようなイベントを通じ、ダムや森林等、水資源の重要性をより一層広めていきたいと思います。
2.第21回湖水まつりについて (吉野川水系 愛媛県)
○ 8月4日(土)に愛媛県四国中央市の富郷ダム「てらの湖畔広場」を会場に、第21回湖水まつりが開催されました。
○ このイベントは銅山川への感謝の気持ちを持つとともに、水源地域である 嶺南地域の活性化の一助を目的として開催されているもので、開催場所については柳瀬ダムと富郷ダムで毎年交替で行っています。
○ バザー、美しい山河図画展表彰式、パネル展示、ジャズ演奏、カラオケ大会、よさこい踊り、花火大会など多彩な催しが開催され、集まった約3,000人の来場者は夏の夜のひとときを楽しみました。
○ 吉野川ダム統合管理事務所では、柳瀬ダムのはたらきや効果についてのパネル展示や、流域の小学生が描いた図画の展示、毎年好評の銅山川源流ツア ーのツアー案内・募集PRを行い、ダム管理および水源地ツアーイベントのPRを行うことができました。
3.『土器川夕涼みコンサート』の開催について (土器川水系 香川県)
○ 8月4日(土)に土器川生物公園にて「土器川夕涼みコンサート」を開催しました。
○ この行事は、丸亀市と国土交通省が主催で実施しており、平成14年度から始まり、今回で6回目を迎えました。
○ 「土器川夕涼みコンサート」は、流域の住民の方々に、土器川に愛着を持ってもらい、最近増加傾向にあるゴミの不法投棄の防止や、河川環境を美しくしようとする意識を持ってもらうことを目的としています。
○ コンサートの内容は、幼稚園の子どもたちによる元気いっぱいのダンスをはじめ、大正琴の演奏、80年代を彷彿させるグループサウンズ等々、様々なジャンルの音楽が夏の夜空に響き渡り、観衆の方々に楽しんでいただきました。
○ コンサートの他には、お魚やホタル生活史の展示、野点によるお茶の接待も行いました。また、讃岐特産のどじょううどんの販売や、土器川の刈草を利用した「土器川堆肥」の無料配布も行い、好評をいただきました。
4.水環境フェア2007in四万十を開催 (渡川水系 高知県)
○ 8月5日(日)〜8月7日(火)に四万十市内の四万十川河川敷や市立文化センターなどを会場に、水環境フェア2007in四万十が開催されました。「水環境フェア」は全国の109の一級水系の全ての水系において「水質汚濁防止連絡協議会」が設置されたことを記念して、平成3年から全国の一級水系を舞台に毎年開催されています。
○ 初日の5日は、全国から集まった子どもたち約100人がシュノーケリングや地引網漁体験などで四万十川に触れ、自然を楽しみました。
夜は、佐田沈下橋(潜水橋)のろうそく点灯に市内からの観客も詰めかけ、およそ3,000人が幻想的な景観を楽しみました。
○ 6日は、3つの分科会やアグネスチャンさんからの話題提供があり、これを受けたパネルディスカッションが行われました。全国からの水環境に関する取り組みと、活動を通じた川への思いが発表され、一人一人の力を結集して取り組むことが大切など、会場の約700名の参加者を、終始、引き付ける熱心な討議が行われました。
○ 最終日の7日は、 河川清掃の後、子どもたちを中心に、自然観察会と屋形 舟、四万十・トンボ公園見学などの体験イベントで四万十川の自然を満喫した後、遠路帰途につく参加者を見送りました。
5.大渡ダム1日所長の実施について (仁淀川水系 高知県)
○ 大渡ダム管理所では、「森と湖に親しむ旬間」のイベントの一環として、8月7日に「大渡ダム1日所長」を実施しました。
○ 参加者は大渡ダム流域の仁淀川町の小学校5校から2名ずつ10名の小学生と、引率の先生5名の計15名の参加がありました。
○ 大渡ダム1日所長では、10名の小学生に管理所長を委嘱し、ダムのはたらきや目的、ダム操作に必要な機器等の説明を行った外、操作室においては台風5号の影響で放流を継続していたため、実際の放流操作を見学したり、CCTVを実際に操作し、貯水池周辺の状況を確認してもらいました。また、ダム堤体内の監査廊では、コンジットゲートを間近に見学すると共に、最後には巡視船に乗り込み貯水池内の巡視を行いました。
○ 参加者からは、「普段入ることが出来ない場所に入ることができて楽しかった」「ダムの事が分かって大変勉強になった」「ホロージェットバルブの水流の強さに驚いた」等の声が聞かれました。
○ 管理所としてはこれからもこういった取り組みを継続していく予定です。
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