四国河川ニュース
《5/26(土)〜6/1(金)》297号
【2007. 6.
5発行】
○今週のニュース○
○ 四国地方整備局管内の渇水状況について(続報19) (四国地方整備局)
○ 平成19年度 吉野川交流推進会議(常任委員会・総会)開催 (吉野川水系 徳島県)
○ 四国土砂防災ネットワーク議員連盟が第7回定期総会を開催 (四国4県)
○ 第11回土器川ホタルまつりの開催
(土器川水系 香川県)
○ 「肱川水防工法訓練」開催 (肱川水系 愛媛県)
○ 平成19年度の香川地区災害情報協議会(幹事会)開催 (土器川水系 香川県)
○ 台風シーズンに備えて、防災技術の講習を実施!! (四国技術事務所)
1.四国地方整備局管内の渇水状況について(続報19) (四国地方整備局)
○ 平成19年2月1日に設置した四国地方整備局渇水対策本部は継続しています。6月5日現在における四国地方整備局管内の渇水状況は以下の通りです。
○【吉野川水系銅山川】
・施設の状況(6月5日0時現在)
銅山川3ダム:貯水率20.9%(平年値82.0%)
(先週との差−3.3%)
・支部等の設置状況
吉野川ダム統合管理事務所渇水対策支部設置:2月1日13時
・取水制限の状況
一次取水制限:平成19年2月 2日 0時〜
工水20.0%
二次取水制限:平成19年2月16日 0時〜
工水25.0%
三次取水制限:平成19年4月 9日 0時〜
工水30.0%、上水 5.0%
○【那賀川水系那賀川】
・施設の状況(6月5日0時現在)
長安口ダム:貯水率7.3%(平年値65.7%)
(先週との差−2.1%)
・支部等の設置状況
那賀川河川事務所渇水対策支部設置:4月16日12時
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水:平成19年4月11日9時〜
農水・工水で実施
一次取水制限:平成19年4月17日 9時〜
農水10.0%、工水15.0%
二次取水制限:平成19年4月24日 9時〜
農水25.0%、工水30.0%
三次取水制限:平成19年4月28日 9時〜
農水35.0%、工水40.0%
四次取水制限:平成19年5月 3日 9時〜
農水50.0%、工水50.0%
五次取水制限:平成19年5月12日 9時〜
農水55.0%、工水55.0%
六次取水制限:平成19年5月24日 9時〜
農水60.0%、工水60.0%
長安口ダム補給停止:平成19年5月25日 7時〜21時20分
(川口ダム底水活用)
○【吉野川水系吉野川】
・施設の状況(6月5日0時現在)
早明浦ダム:貯水率53.0%(平年値96.2%)
(先週との差−6.8%)
・支部等の設置状況
徳島河川国道事務所渇水対策支部設置:5月24日9時
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水:平成19年5月21日0時〜
徳島用水 7.7%、香川用水(上水)10%
一次取水制限:平成19年5月24日 9時〜
徳島用水15.1%、香川用水20%
(※5月24〜31日までの運用値)
○【重信川水系石手川】
・施設の状況(6月5日0時現在)
石手川ダム:貯水率77.0%(平年値91.1%)
(先週との差−4.0%)
・支部等の設置状況
松山河川国道事務所渇水対策支部設置:6月4日17時
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水T:平成19年 1月25日12時〜
上水 5.0%
自主節水U:平成19年 1月29日9時〜
農水33.3%、上水 5.0%
自主節水V:平成19年 4月11日9時〜
農水45.5%、上水 5.0%
自主節水W:平成19年 4月11日13時〜
農水45.5%、上水10.0%
一次取水制限:平成19年 6月 4日17時〜
農水45.5%、かんがい10%、上水10%
(※6月4〜5日までの運用値)
○【鏡川水系鏡川】
・施設の状況(6月5日0時現在)
鏡ダム:貯水率72.6%(平年値40.5%)
(先週との差−8.7%)
・支部等の設置状況
未設置
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水:平成19年4月19日13時〜
農水36.6%、上水29.8%、工水77.4%
○ 今後の気象状況によっては、さらなる取水制限の強化も予想されますので、日頃からの節水に御協力をお願いします。
○ なお、管内の主要河川における渇水状況の詳細については、下記のホームページをご覧ください。
http://www.river.or.jp/shikoku/index.html
2.平成19年度 吉野川交流推進会議(常任委員会・総会)開催 (吉野川水系 徳島県)
○ 平成19年5月30日(水)に徳島市内のホテルクレメント徳島において吉野川交流推進会議の常任委員会及び総会が開催されました。
○ 常任委員会には委員15名が出席(他委任参加6名)。事務局より平成18年度の事業報告や平成19年度の事業計画(案)など総会に付議すべき事項の説明が行われ、了承されました。また、前回の常任委員会の時に意見のあった、若い人の参加を進めていくことについて、事務局より地元の大学生を核とした取り組みが提案され、前向きに進めていく議論がなされました。
○ 総会では、102名(委任状含む)が出席。平成18年度の事業報告と収支決算、平成19年度の事業計画(案)と収支予算(案)を承認しました。事業計画では設立10周年の記念誌の発行、「アドプト・プログラム吉野川」の推進、吉野川親子体験事業の実施、筑後川フェスフィバルへの参加などが盛り込まれました。また、総会に引き続き、アドプト事業に取り組んでいる4団体・企業に感謝状が贈られました。
○ 吉野川交流推進会議は平成10年7月に設立。企業・団体が111団体、個人316名、学識経験者6名、関係行政機関19機関で構成され、吉野川と人・地域との新たな共生関係の構築や流域間交流を促進することにより、川を活かした個性的で魅力あふれる地域間づくりを目指した「吉野川新交流プラン」を推進するため、吉野川流域の行政、企業、住民の情報交換、連携の強化等を行うとともに、吉野川とその流域を全国に向かって情報発信することを目的としています。
3.四国土砂防災ネットワーク議員連盟が第7回定期総会を開催 (四国4県)
○ 6月1日、香川県木田群三木町において、本省砂防部保全課長、四国地方整備局長、企画部長、河川部長の参加のもと、四国4県、並びに各県の12
市町村議会の関係者約80名の参加を得て「四国土砂防災ネットワーク議員連盟第7回定期総会」(議員連盟は、四国の96市町村のうち39の市町村議会議員により構成されています)が開催されました。
○ 総会では、「安全で安心、いきいきと暮らせる地域づくりに向けて、土砂災害の多発地帯である四国各地域の生命財産を守り、地域発展の確固たる礎を築くこと」を、国会や政府の関係機関に強く要望していくことが決議されました。
1.ハード・ソフト対策が一体となった総合的な取り組みの推進
2.土砂災害等が頻発する四国の砂防関係事業の所要額の確保
3.避難場所や避難路が保全対象になっている土砂災害危険箇所の対策
4.東南海・南海地震により危惧される大規模土砂災害に対する的確な危
機管理の実施
5.大規模土砂災害に対する体制を分散させることなく国家レベルで確保
○ 総会決議の後、国土交通省河川局砂防部の牧野保全課長より「砂防の目指すもの」と題した講演があり、参加者全員が砂防関係事業の必要性をあらた
めて認識しました。
4.第11回土器川ホタルまつりの開催 (土器川水系 香川県)
○ みんなで目指そう「ホタルの住める美しい土器川」を合い言葉に土器川ホタル同好会が平成8年に設立され、ホタルの養殖等に取り組んでおります。
○ ホタルまつりとしては、平成9年に丸亀城で開始し平成10年からは土器川生物公園の概成により会場を生物公園で開催することにし、今年で11回目となるホタルまつりを平成19年5月26日(土)に開催しました。
○ 実施に先立ち、土器川出張所で構内ネットのなかで、ホタル鑑賞会を5月19日(土)から24日(木)まで開催し延べ約150人の方が訪れました。
○ ホタルまつりは、一般入場者約1000名の参加を頂き盛大に開催することができ、パネル展やホタルの数当てゲーム等を催しました。又、土器川生物研究会のご協力により川魚の展示を行って頂き、参加した子供達は楽しんでいるようでした。
○ 今年は小雨や気温の高低によりホタルが乱舞するか心配しましたが、子供達に観賞してもらうことができました。子供達がこのホタルまつりを通じて、
郷土の土器川を愛し、美しい土器川にする心をもって成長して頂ければと願っています。
5.「肱川水防工法訓練」開催 (肱川水系 愛媛県)
○ 5月27日(日)大洲市若宮の肱川河川防災ステーションにて、本格的な梅雨や台風シーズンを前に、水害に備えようと、「肱川水防工法訓練」が行われました。
○ この訓練は、毎年、梅雨を迎えるこの時期に行っているものですが、今年は大洲市の自主防災組織結成率100パーセントを達成したこともあり、国交省・ 県・大洲市・消防署の職員に加え、自主防災組織等の一般市民の方33名が参加し、総勢103名で訓練を実施しました。
○ 防災エキスパート4名の指導のもと、消防署の職員は、月の輪工、木流し工等の工法訓練に、その他の参加者は、水防活動の基本となる土のう作りやロープワーク等に取り組みました。
○ 肱川では、平成16、17年の出水により、多くの家屋が浸水被害を受けており、自主防災組織の方々を始めとして、万が一の場合に備え、ロープワークや土のう作りを繰り返し何度も行うなど真剣な表情で取り組んでいました。
6.平成19年度の香川地区災害情報協議会(幹事会)開催 (土器川水系 香川県)
○ 平成19年5月30日(水)、マリンパレスさぬきにおいて「平成19年度 香川地区災害情報協議会(幹事会)」が開催され、熱心な議論が交わされました。
○ 参加機関は国土交通省、香川県を始め香川県下全域の八市九町全ての職員が集まり、19の関係機関で総勢41名で行いました。
○ 会議の内容は、当協議会の目的である下記内容の確認及び具体的な検討を行いました。
1 防災関連情報共有化
2 災害対策の応援、支援
3 災害時のホットラインの構築
4 ハザードマップ作成に関する支援、啓発
5 その他協議会で必要と認めた事項
○ 特に、「防災関連情報の共有化」と「災害対策の応援、支援」についてはより具体的な内容で熱心な議論がされました。
又、ホットラインの構築については委員会のメンバーだけではなく、幹事会のメンバーについても作成することが提案され、その場で採択されました。最後に、災害防止及び災害時の各機関の協力を確認し閉会しました。
7.台風シーズンに備えて、防災技術の講習を実施!!(四国技術事務所)
○ 四国技術事務所では台風シーズンに備えて、各事務所に配備されている災害対策用機械や情報通信システムの講習を、災害発生時に迅速、的確に操作できるよう、6月1日に香川・徳島地区の訓練として、四国技術事務所構内にて実施しました。
○ 参加対象者は、香川・徳島地区の国土交通省職員や県職員及び関連土木業者技術員ら、総勢80名余が参加し、遠隔バックホウ、照明車等を自ら運転・操作を行い、災害時に的確に対応が出来るよう、訓練を行いました。
○ また、本事務所では、本年度から技術課を防災・技術課に改組されたこともあり、防災技術面の強化に取り組んでいます。今回は、機械の訓練だけでなく、防災エキスパートの指導によりロープワーク・土のう工法の実習を行い、参加者からも有意義な講習だと好評を得ました。
○ 今後は、香川河川国道事務所と合同で、排水ポンプ車の排水作業訓練を高松市公渕池にて、6月7日に予定しています。なお、水不足のおり、水は池に戻し、循環させ使用します。
「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■ 四国地方整備局 河川部 河川管理課 課長補佐 永原 隆
〒760-8554高松市サンポート3番33号
TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(永原)
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FAX 087-811-8416(河川計画課)
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