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四国河川ニュース
《2/3(土)〜2/9(金)》281号
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【2007. 2.13発行】
○四国・水こぼれ話談話室○
○四国・水こぼれ話談話室は、お休みします。
○今週のニュース○
○四国地方整備局管内の渇水状況について(続報3) (四国地方整備局)
○過去に造られた河川構造物の発見のその後について (吉野川水系 徳島県)
1.四国地方整備局管内の渇水状況について(続報3) (四国地方整備局)
○昨年秋から四国地方は少雨傾向にあり、平成19年1月16日16時より物部川で取水制限をしています。その後もまとまった降雨が無いため、銅山川で2月2日0時より取水制限が開始され、さらに、鏡川でも2月9日15時より取水制限が開始されました。
○また、四国地方整備局は、2月1日13時より渇水対策本部を設置しています。2月13日現在における四国地方整備局管内の渇水状況は以下の通りです。
○【物部川水系物部川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
永瀬ダム:貯水率13.6%(平年比34.5%)
(先週との差ー3.4%)
・支部等の設置状況
高知河川国道事務所渇水対策支部設置:1月16日16時
・取水制限の状況
一次取水制限:平成19年1月16日16時〜
農水20%
二次取水制限:平成19年2月 5日10時〜
農水30%
○【吉野川水系銅山川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
銅山川3ダム:貯水率52.1%(平年比69.0%)
(先週との差ー4.9%)
・支部等の設置状況
吉野川ダム統合管理事務所渇水対策支部設置:2月1日13時
・取水制限の状況
一次取水制限:平成19年2月 2日 0時〜
工水20.0%
○【鏡川水系鏡川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
鏡ダム:貯水率15.8%(平年比33.7%)
(先週との差ー8.0%)
・支部等の設置状況
高知県渇水対策本部設置:2月9日15時〜
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水T:18年10月19日10時〜
農水36.6%、上水29.8%、工水77.4%
自主節水U:18年11月 1日 0時〜
農水15.4%、上水29.8%、工水77.4%
自主節水V:19年 1月19日13時〜
農水24.0%、上水50.0%、工水78.2%
自主節水W:19年 2月 2日15時〜
農水29.4%、上水50.8%、工水79.5%
一次取水制限:平成19年2月9日15時〜
農水44.0%、上水51.8%、工水80.8%
河川維持用水19.9%
○【重信川水系石手川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
石手川ダム:貯水率85.0%(平年比110.7%)
(先週との差ー0.2%)
・支部等の設置状況
未設置
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水T:19年 1月25日12時〜
上水 5.0%
自主節水U:19年 1月29日9時〜
農水33.3%、上水 5.0%
○【那賀川水系那賀川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
長安口・小見野々ダム:貯水率57.4%(平年比113.2%)
(先週との差ー6.2%)
・支部等の設置状況
未設置
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水:19年2月2日9時〜
工水13.3%
○【吉野川水系吉野川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
早明浦ダム:貯水率55.3%(平年比69.9%)
(先週との差ー5.8%)
・支部等の設置状況
未設置
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水:19年2月6日0時〜
徳島用水15%、香川用水(上水)10%
○【仁淀川水系仁淀川】
・施設の状況(2月13日0時現在)
大渡ダム:貯水率55.6%(平年比72.6%)
(先週との差ー4.5%)
・支部等の設置状況
未設置
・取水制限の状況(自主節水)
自主節水:19年2月7日17時〜
農業用水20%、水道用水20%
○今後の気象状況によっては、さらなる取水制限の強化も予想されますので、日頃からの節水に御協力をお願いします。
○なお、管内の主要河川における渇水状況の詳細については、下記のホームページをご覧ください。
http://www.river.or.jp/shikoku/index.html
2.過去に造られた河川構造物の発見のその後について(吉野川水系 徳島県)
○国土交通省徳島河川国道事務所にて施工中の漏水対策工事(名西郡石井町藍畑西覚円地先)において、高水敷地中で発見された青石張河川構造物に対する対応を、有識者の方々で組織する「吉野川資料研究会」で意見を頂き、保存することで決定まりました。
○この河川構造物は、過去の文献調査の結果、明治時代初期に河岸洗掘を防止する目的で設置され、その後、補修を繰り返して現在の形態になったものと推定されます。
○構造については、主に40p程度の青石を使用し、基礎部に沈床工、空石張護岸工、天端部は空石張工で作られています。基礎部の沈床工については、松杭・杉杭や枠丸太が使用され2種類のボルトで固定されています。
○漏水対策工事における取り扱いは、研究会からの意見「今後、吉野川の治水史を研究する上で興味深い史料であることから、可能な範囲で保存、移設等について検討していただきたい」を踏まえ、現位置に存置して漏水対策工事を実施する事にしました。このため、発見された構造物の範囲内については、工法変更して平成19年度の出水期までに工事を完了する予定です。
○なお、調査結果については、今後流域の方々に見て頂けるように、石井防災ステーション等での資料展示を検討しています。
「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。
■連絡先■ 四国地方整備局 河川部 河川管理課 課長補佐 永原 隆
〒760-8554高松市サンポート3番33号
TEL
087-851-8061(代)マイクロ88-3753(永原)mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp
FAX
087-811-8416(河川計画課)
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