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四国河川ニュース

7/15(土)〜7/21(金)》253号

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                   ○四国・水こぼれ話談話室Vol.50○

 

      ○ 四国三郎吉野川今昔          (高知県大川村 合田 司郎 村長)

 

 

                          ○今週のニュース○

 

      ○ 「防災・減災フォーラム2006in徳島」の開催について     (徳島県)

 

      ○ 「防災・減災フォーラム2006in香川」の開催について     (香川県)

 

      ○ 大規模災害に備えた災害対応技術の募集について 〜締切間近!〜 

                                   (四国地方整備局)

 

 

 

1.四国・水こぼれ話談話室Vol.50  四国三郎吉野川今昔 (高知県大川村 合田 司郎 村長)

 

○ 清水を満々と貯えて流れ下る大河吉野川の源流域である大川村は、その一昔前では将に清流と呼ぶにふさわしく、数多くの渓流を集めて流れ下っていた。

 

○ 幼少の頃は川に親しみ、水泳などもその川によって修得し、魚採りなども 自然に身についた。天然鮎の遡上も多く、百匁の大物も珍しくなかったし、 鰻などもビール瓶太のものも採れ、夕暮れ近くには川岸近くでハヤ釣りを楽しむ風情も又一幅の絵画を見る想いでもあった。

 

○ 昭和三十年代より四国総合開発の名の下、早明浦ダム計画が議論され昭和 四十二年、本格着工、昭和四十八年完成し、吉野川の利水・治水の恩恵を受ける流域は飛躍的に拡大された。しかしながらダムによって魚族の生態系は一変し、既住の魚は姿を消し外来魚の横行で川遊びまでも根底から変わった。 

○ 幼少期の懐かしい想い出は、筆舌では尽くせないが、無数の想いが走馬燈の如く蘇る。

 

○ 昔の川が良かったと呟く者は私だけではない。しかし水の世紀、環境の世紀と言われる昨今、水は天の配財でもあり時に大洪水、大渇水をもたらせるが、水源地域・利水地域の別なく四国三郎・吉野川を大切に利することを切に想う今日この頃である。

 

 

○ なお、標記内容の詳細は、次の四国地方整備局HPにおいても掲載していますので、ご覧下さい。またこのメールは、各市町村長様にもご担当より転送して下さいますよう、お願い致します。

 

        http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/mizukobore/index.html

 

 

 

2.『防災・減災フォーラム2006in徳島』の開催について (徳島県)

 

○ 7月15日(土)、徳島新聞社主催・国土交通省等後援による『防災・減災フォーラム2006in徳島』を徳島市内のホテルクレメント徳島で開催し、防災への取り組みと地域住民の関わりについて知識を深めてもらいました。

 

○ 当フォーラムでは、まず関東学院大学工学部宮村忠教授により「災害地を巡って…」と題した基調講演を頂き、昨年、一昨年と災害地を巡って、報道 では語られなかった災害地のこぼれ話についてお話し頂きました。

 

○ 基調講演の後には、四国地方防災エキスパート山本邦一氏により、「ロープを使った、くらしへの応用について」と題してくらしに役立つロープワーク 実演を行って頂きました。

 

○ その後、「防災への取り組みと、地域住民の関わりについて」と題して、宮村忠関東学院大学工学部教授・松下恭司鳴門市里浦町自主防災会連合会事務 局長・岸上清徳島県消防協会三好市地方分会分会長・牧田久美馬市長・佐々木一英徳島河川国道事務所長をパネリストに迎え、門田誠徳島新聞社政治部記者のコーディネートにより、防災活動の課題とサポート、防災のための自助・共助についてパネルディスカッションにより熱心な討議が行われました。

 

○ また、フォーラム会場前ロビーでは、「ぼくらのみずべ再発見マップ」の受賞作品の展示が行われました。7月8日の「川の日」フォーラムで国土交通 大臣賞を受賞した作品をはじめとする10作品が展示され、多くの方々の注目を集めました。

 

 

 

3.「防災・減災フォーラム2006in香川」の開催について (香川県)

 

○ 7月18日(火)四国新聞社主催・国土交通省等後援による「防災・減災フォーラム2006in香川」を丸亀市の「サン・ビレッジ土器川」で開催し、約400人の方が参加し地域で実践できる防災等について会得・体得をしました。

 

○ まず最初に実施したトークショーでは、「〜向こう三軒・両隣〜地域防災力を高めるためには・・・」と題して、長谷川香川大学工学部教授、大谷元 丸亀市消防本部消防長、落語家の笑福亭学光氏の御三方が、地域の災害の起こりやすさをどう知るのか、地域住民は自然災害にどう立ち向かうのか等について、トークショーが行われました。

 

○ また、「家庭でできる防災技術」として防災エキスパートの方々による指導のもと、ロープワークの実践について参加者全員で取り組んでいただきました。

 

○ フォーラムの会場には土嚢づくり、昨年発生した香川県内の災害写真のパネル、降雨体験車、起震車、防災グッズ等の展示も行い体験型のフォーラムに参加者は満足した様子でした。

 

 

 

4.大規模災害に備えた災害対応技術の募集について 〜締切間近!〜 (四国地方整備局

 

○ 四国地方整備局では「四国テーマ設定技術募集」と題しまして、「大規模災害に備えた災害対応技術」を7月3日から7月31日まで募集しています。

 

○ 募集している「災害対応技術」は以下の4テーマ。

  @【災害トイレ技術】・・・ インフラの供給断絶に伴い上下水道が利用できない場合でも、連続して使用できる災害トイレ技術

  A【平面画像処理技術】・・・ 航空機などから撮影した広範囲にわたる地上の画像(動画又は写真)から、一枚の平面静止画像(写真)を、                     短時間・低コストで作製できる平面画像処理技術

  B【無人化施工技術】・・・ 操作信号及びカメラ画像の無線通信により、離れた位置からバックホウを操作する無人化施工技術

  C【避難誘導技術】・・・ 夜間・停電時においても作動する自己電源型の照明及び誘導標識

 

○ 応募頂いた技術のうち、活用効果の高いと思われる技術については、平成18年度の四国地方整備局管内の事業・実現場(フィールド)において、実 際に使用(試行)し、その機能・性能などを確認・評価します。また、評価結果は、新技術情報提供システム(NETIS: http://www.kangi.ktr.mlit.go.jp/RenewNetis/Index.asp)に掲載します。

 

○ 応募の方法・様式等については、下記の受付・問い合わせ先に連絡、または四国技術事務所のホームページ( http://www.skr.mlit.go.jp/yongi/)を ご覧ください。

 

○ 受付・問い合わせ先:四国地方整備局四国技術事務所 技術情報課(七條) 又は機械課(石崎)[TEL:087-845-3135 FAX:087-845-3998]

 

 

 

 「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

 

  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  永原 隆 

          〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(永原) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

          FAX 087-851-8474(河川計画課)

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       四国地方整備局 ホームページURL(河川)

           http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html

         四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)

               http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html