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四国河川ニュース

6/3(土)〜6/9()247

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                ○四国・水こぼれ話談話室Vol.44○

 

          ○ 下水処理水は大切な水資源  (多度津町  小國 宏 町長)

 

                          ○今週のニュース○

○ 四国東南海・南海地震対策連絡調整会議

                 平成18年度 第1回情報共有・広域連携・津波対策合同部会の開催  (四国地方整備局 企画部 防災課)

            ○ 「第3回」 身近な水環境の全国一斉調査終了

 

 

1.四国・水こぼれ話談話室Vol.44

 

        下水処理水は大切な水資源  (多度津町  小國 宏 町長)

                                                                                         

○ 「多度津町再生水利用計画」が7年の歳月を経て、ようやくこの3月、全線が繋がり、完成を迎えた。町長就任以来の念願であり、歓びもひとしおである。

   古より讃岐の人々にとって、水の確保は何よりも重要な課題であった。先人は、貴重な水資源を一滴も無駄にしないよう知恵を絞り、工夫を重ねてきた。今は早明浦ダムの建設により、香川用水として、県内一円に近代的な水供給システムが構築されている。

 

○ しかし、水は自然の恵みである。平成6年の異常渇水を体験し、私たちは改めて水資源の大切さを認識することとなった。こうした中、私の町は新たな水資源を求め、全国でも初めての試みとして、毎日海へと放流される下水処理水に目を向けた。

 

○ 当時の建設省下水道部の理解を得て、「水環境創造事業」の認定を受け、「多度津町再生水利用計画」をスタートさせた。その後、国土交通省をはじめ、農林水産省、環境省、香川県などから多くの支援や知恵を頂戴し、小さな町にとっての大きなプロジェクトは完成に漕ぎ着けた。

   完成した施設は、河川の浄化や農業用水の確保、さらには子供にも大人にとってもやさしさのある修景施設を目指したものである。施設では町民の方々の新たな交流が生まれ、せせらぎ水路の清掃、地域や学校で環境教育、ホタルの飼育、健康づくりのウォーキングなど世代を超えて、町民がふれあえる憩いの場となっている。

 

○ 未来を託す子供たちにはこれらの施設を通して、また自然の中での遊びを通じて、水資源を大切にする気持ちを養い、人や自然とふれあう心を育み、やさしさや生命を大切にする心を持った人間として成長してもらいたいと思っている。

 

○.なお、標記内容の詳細は、次の四国地方整備局HPにおいても掲載していますので、ご覧下さい。またこのメールは、各市町村長様にもご担当より転送して下さいますよう、お願い致します。

 

        http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/mizukobore/index.html

 

 

2.四国東南海・南海地震対策連絡調整会議 

  平成18年度 第1回情報共有・広域連携・津波対策合同部会の開催

 

○ 四国東南海・南海地震対策連絡調整会議 平成18年度 第1回情報共有・広域連携・津波対策合同部会を6月6日(火)に高松市内で開催いたしました。

 

○ 会議では、平成18年度に実施するプロジェクトの検討体制、検討内容について議論し、了解されました。

  今後、この結果に基づき、地震、津波対策の検討を進めていきます。

  詳細については、後日記者発表させて頂きます。

 

○ 連絡調整会議で作成の「防災Webポータルサイト」

   http://www.skr.mlit.go.jp/bosai/bosai_portal/index.html

  

                      

○ 問合せ:四国地方整備局 企画部 防災課(代表:087-851-8061)

 

 

3.「第3回」 身近な水環境の全国一斉調査終了

 

○ 河川をはじめとする身近な水環境に対する市民の意識の高まりを受け、全国各地で、数多くの市民団体等により水質調査が行われています。

   このような調査を全国統一の手法で同一日に実施し、その結果を分かりやすいマップにまとめることで、身近な水環境に関する市民の理解と関心が深まることが期待して、全国各地で水質調査を行ってきた主な市民団体の代表者が集まって設立した「全国水環境マップ実行委員会」が統一的なマニュアルを作成し、「身近な水環境の全国一斉調査」を市民団体と国土交通省が協働して行いました。

 

○ 今年の「身近な水環境の一斉調査」は、平成18年6月4日(日)を中心に、各参加団体へ配布された調査マニュアル、調査器材に基づき、身近な水辺を調査地点に選定し実施されました。

 

○ 四国内におきましても、四国内各地で40以上の団体が身近な水環境の調査に取り組みました。

 

 

 

 

    「四国河川ニュース」に関するご意見、ご要望や四国の河川についての資料の要求、

     また河川に関するニュースなどがありましたら、以下までご連絡をお願いいたします。

 

  ■連絡先■  四国地方整備局 河川部  河川管理課 課長補佐  永原 隆 

          760-8554高松市福岡町4丁目26−32

          TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(永原) mailto:rivers-news@skr.mlit.go.jp

          FAX 087-851-8474(河川計画課)

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       四国地方整備局 ホームページURL(河川)

           http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html

         四国地方整備局 ホームページURL(四国河川ニュース)

               http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/news/news.html