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四国河川ニュース

5/6(土)〜5/12(金)》243号

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                                                                                                      【2006.5.15発行】

 

○四国・水こぼれ話談話室Vol.40○

  ○高松市の地下水開発の取組みについて(香川県 高松市長 増田 昌三市長)

 

 

1.四国・水こぼれ話談話室Vol.40   高松市の地下水開発の取組みについて

                                     (香川県 高松市長 増田 昌三市長)

 

○ 高松市の水源確保の状況について

 延べ69日間にも及ぶ時間断水を余儀なくされた平成6年の異常渇水を教訓として,本市では,節水型都市づくりと水源確保を基本とする「高松市水問題に関する基本指針」を策定し,全市を挙げて節水と水の有効利用に取り組み,節水機器や節水意識の定着,また,雨水利用の助成制度や下水再生水の利用などにより,水道使用量は大きく減少しています。また,水源開発についても,椛川ダムの整備促進や地下水源の開発等に取り組み,県営水道用水供給事業(以下県水)との受水比率はほぼ同率となっています。

  昨年の夏季渇水は,平成6年を上回る規模でありましたが,自己水源の確保や配水コントロールによる減圧給水,そして,何よりも市民の皆様方の節水と水の有効利用の実践等により,断水という非常事態を回避することができました。

  このような中,本市は昨年度,近隣6町との合併により,給水人口42万人,1日最大給水量18万5千立方メートルを要する都市として,ますます安定した水源開発が不可欠となり,高松地域の地下水調査の結果に基づき,既存井戸を含む地下水開発に取り組む水運用計画を策定しました。

○ 地下水開発事業の概要について

  事業の概要は,栗林公園の南西に位置する岩清尾山のふもとの西春日町と室新町にまたがる,有効貯留量20万立方メートルの奥の池を調整池として位置付け,その周辺井戸の地下水を予備水源として,浅井戸および深井戸等の開発を行い,日量最大5,000立方メートルを取水し,これに奥の池貯留水の日量最大5,000立方メートルを併せた日量最大10,000立方メートルを,現在,計画中の都市計画道路を利用して御殿浄水場へ導水するものです。

  なお,この計画の実現により,渇水時の安定度が大幅にアップすることから,早期完成を目指し,今後とも,渇水のないまちづくりに努めてまいります。  

 

 

 

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