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四国河川ニュース
《4/8(土)〜4/14(金)》239号
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【2006.4.17発行】
○四国・水こぼれ話談話室Vol.37○
○水清く流れる森の国・松野町 (愛媛県 松野町長 岡 武男町長)
○今週のニュース○
○「鹿野川ダム直轄管理始まる」 (山鳥坂ダム工事事務所)
1.四国・水こぼれ話談話室Vol.37 水清く流れる森の国・松野町 (愛媛県 松野町長 岡 武男町長)
森の国・松野町は、日本最後の清流といわれる四万十川の上流域に位置し、町の中心部を支流の広見川が流れている。流域を同じくする隣町の鬼北町と「広見川を美しくする協議会」が結成され、美しい川を取り戻すため、毎年清掃活動が展開されている。
その川のほとりに町の自慢である「虹の森公園」がある。公園には「おさかな館」と呼ばれる水族館がある。
おさかな館に入ると、奥深い上流の渓谷の情景が再現されている。屋外ジオラマ水槽である。8トン余りの水量の水槽には滝が流れ落ち、周囲には四万十源流の植物が植えられている。水中を覗くと、特別天然記念物のオオサンショウウオが、グロテスクな姿で客を迎えてくれる。
奥に進むに従って、屋外ジオラマ水槽にはアユ・マスの群れや、草魚が泳いでおり、更に進むとオオウナギ・オコゼ・川エビなどの飼育水槽が並んでいる。また、四万十川の河口に住む幻の魚アカメが、名前のとおり赤い眼をしてゆうゆうと泳いでいる。
おさかな館には、四万十川の上流から下流域に住む、約70種・12000匹の魚類等が展示されているので、一見して四万十川の魚類を観察することが出来る。
出口あたりには熱帯地方に住む淡水魚展示館がある。アマゾン川に住む2メートル近くもある魚(ピラルクー)など、淡水魚とは思えない大型の熱帯魚が、パノラマ展示水槽で悠然と泳ぐ姿は圧巻である。
おさかな館を後にすると目と鼻の先に、広々とした美しい広見川が流れている。子供たちが魚つりや、石ころ拾いなどに興じており、夏には「森の国夏祭り」が盛大に開催され、花火が夜空を焦がし、川にまたがる大門橋は観客席に変身し、虹の森公園に特設されたステージでは、太鼓の演奏や歌謡ショーが行われ、お盆帰りの帰省客や町外からの観客で町の人口は2倍に膨れ上がる賑わいであった。
2.「鹿野川ダム直轄管理始まる」 (山鳥坂ダム工事事務所)
○鹿野川ダムはこれまで愛媛県によって管理されてきましたが、平成18年4月1日より国土交通省の直轄管理に移行しました。
○鹿野川ダムは、肱川総合開発の一環として昭和28年に当時の建設省直轄事業として着手し、昭和34年に完成した多目的ダムであり、完成後建設省から愛媛県に管理が移行され肱川の治水に大きな成果をあげてきました。
○平成16年5月に肱川水系河川整備計画が策定され、洪水調節施設として山鳥坂ダム建設と鹿野川ダム改造事業が位置付けされました。これを受けて平成18年4月1日付けで直轄河川総合開発事業「肱川鹿野川ダム改造事業」として、愛媛県から国土交通省に管理が移行されたものです。
○このダム管理の引継ぎ式が平成18年4月12日現地において行われました。
○式典には国土交通省・愛媛県の他、地元大洲市の関係者の方々のご出席を賜りマスコミが多数見守るなかで、四国地方整備局河川部河川情報管理官の挨拶に始まり、最後の庁舎看板掛けが山鳥坂ダム工事事務所長と愛媛県土木部河川港湾局長の手によって行われ、式典を無事終了しました。
式典の状況を、インターネットの「ワイドニュース西瀬戸」で視聴することが出来ます。
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