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四国河川ニュース

10/1(土)〜10/7(金)》213号

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2005.10.11発行】

○四国・水こぼれ話談話室Vol.11○

   ○ 天恵の名水「うちぬき」が育む“水の都・西条”(愛媛県 西条市 伊藤 宏太郎市長)

○今週のニュース○

  ○第5回 吉野川現地(フィールド講座)を実施(吉野川水系 徳島県)

 

 

1.四国・水こぼれ話談話室Vol.11天恵の名水「うちぬき」が育む“水の都・西条”(愛媛県 西条市 伊藤 宏太郎市長)

 

○平成16年11月1日、愛媛県東予地方に広がる道前平野に、旧西条市、東予市、丹原町、そして小松町が合併し、新しい「西条市」が誕生しまた。

 

○約509km2もの面積を誇る市域の平坦部には、西日本最高峰の石鎚山を主峰とする石鎚山脈が源流である、2級河川の加茂川や中山川をはじめ、中小の河川が貫流しています。

 

○それらの河川の表流水が地下に伏流して、全国的にもまれな被圧地下水の自噴地帯が、広範囲にわたり形成されていますが、その地帯では15〜20メートルの鉄パイプを打ち込むだけで、良質かつ豊富な地下水が自然に湧き出してきます。市内各所に散在する、その自噴水や自噴井は「うちぬき」と呼ばれ、古くから人々の喉を潤すとともに、多くの山海の幸を育み、そして酒造や手すき和紙など、数々の利水産業の興隆を促してきました。

 

○まさしく本市が「水の都」と呼ばれる所以であり、昭和60年に環境庁(現環境省)から「うちぬき」が「名水百選」に、また、平成7年には国土庁(現 国土交通省)から、本市は「水の郷」に認定されています。

 

○こうした土地柄を背景に、本市では「水の都」の名に恥じることなく、ボランティアによる水源の森づくりや、市街地の水系の一斉清掃を行うなど、市民・事業者・行政が一体となって、地下水や美しい水環境の保全に取り組んでいます。

 

○また、産学官連携により、工場等から排出される廃熱と本市の地下水を、それぞれ温熱源、冷熱源として利用する「省エネ型冷凍システム」の開発を推進するなど、水に秘められた無限の可能性を活かす試みにも着手しています。

 

○市内外から訪れた人々が街角で、ペットボトルやポリタンクを手にして「うちぬき」を汲んでいる-ここ“水の都・西条”では、そのような風景が今日も見受けられます。

 

○なお、標記内容の詳細は、次の四国地方整備局HPにおいても掲載していますので、ご覧下さい。またこのメールは、各市町村長様にもご担当より転送して下さいますよう、お願い致します。

 

        http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/topics/mizukobore/index.html

 

 

2.第5回 吉野川現地(フィールド講座)を実施(吉野川水系 徳島県)

 

○徳島河川国道事務所では、「よりよい吉野川づくり」に向けた取り組みの一つとして、平成14年度から現地において川の調査や河川管理施設等について、流域住民の方々に紹介する吉野川現地(フィールド講座)を開設しています。

 

○10月1日(土)に開かれた第5回吉野川現地(フィールド講座)は、徳島河川国道事務所と吉野川ダム統合管理事務所の共催により、「吉野川の洪水・渇水とダムの役割」について開催しました。

 

○参加希望者は、募集定員40人を遙かにオーバーする155人以上の応募が有り、ダムに対する一般市民の興味の深さが伺われました。

 

○講座の内容としては、6月から続いた渇水と9月に四国を襲った台風14号及び昨年の台風23号による洪水に対するダムの働き(効果)について、池田ダムは吉野川ダム統合管理所の職員と、早明浦ダムは水資源機構早明浦ダム管理所の職員に説明をいただきました。ダムに初めて入った人や早明浦ダムを初めて見て感動する人もいました。

 

○今年も排水ポンプ体験や吉野川下流域の歴史探訪、昨年の土砂災害の復旧状況などの講座を予定していますので、ふるってご参加下さい。

   なお、当講座のご案内は、次の徳島河川国道事務所HPにおいても掲載していますので、そちらをご覧下さい。

 

                 http://www.toku-mlit.go.jp/

 

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TEL 087-851-8061(代)マイクロ88-3753(大谷)

FAX 087-851-8474(河川計画課)

四国地方整備局 ホームページURL(河川)

http://www.skr.mlit.go.jp/kasen/index.html

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