四国河川ニュース《6/11(土)〜6/17(金)》 No.197

○今週のニュース○
    ○石手川ダム放流警報周知会を開催 (重信川水系 愛媛県)
    ○「吉野川の竹でケーナを作ろう」のイベント実施 (吉野川水系 徳島県)
    ○三加茂水辺の楽校「ぶぶるパークみかも」の開校式(吉野川水系 徳島県)
    ○瀬切れが進む中、コイの救出作戦の実施  (重信川水系 愛媛県)

1.石手川ダム放流警報周知会を開催 (重信川水系 愛媛県)

○6月10日(金)、松山河川国道事務所石手川ダム管理支所は、事務所2階大会議室において、出水期に先立ち石手川ダム放流警報周知会を開催しました。 この周知会には、操作細則に基づく関係機関の代表者、石手川沿川の学校関係者及びダム下流の堰管理者等の総勢14名が参加しました。
 
○周知会では、石手川ダムの概要、警報や通知の方法、警報時の注意事項、利水放流管(ホロージェットバルブ)の改造(最大放流能力が6.8m3/sから10.1m3/sへ) に伴う注意点などについて説明を行いました。

○出席者からは活発な質問がなされ、ダム放流時の放流警報やダムの役割について広く理解して頂くことが出来ました。

2.「吉野川の竹でケーナを作ろう」のイベント実施 (吉野川水系 徳島県)

○6月12日(日)、徳島河川国道事務所と“ふる〜ぶ編集部”並びに“ふる〜ぶめいと”は、三加茂水辺の楽校「ぶぶるパークみかも」の開校に合わせて、「吉野川の竹でケーナを作ろう」のイベントを実施しました。

○当水辺の楽校周辺は竹林が広く残っています。吉野川の竹林は、これまで水防竹林として「緑の堤防」の役割を果たして来ました。そこで当イベントの名称を「吉野川の竹を使ったケーナづくり」としました。

○ケーナは、南アメリカアンデス地方の縦笛です。“ふる〜ぶめいと”の協力により、事前に50本あまりの原竹を準備しました。参加者にケーナを作っていただき、簡単な曲を演奏して頂くという催しです。

○10時30分から14時迄の間に、100名近い小学生や親子連れの参加があり、事前に準備した竹は、売り切れとなりました。竹を切り、穴をあけ、歌口を削ってケーナが完成です。ノコギリや彫刻刀をはじめて使ったという小学生もいました。ケーナは出来ても、音を出すのに苦労した方もいたようです。今後もこういった親子で参加できるイベントを実施してほしいと言う、強い要望もありました。

○その他、石井町の佐藤さんの提供により、吉野川の竹で作った風車を参加者の皆さんにお配りしました。

3.三加茂水辺の楽校「ぶぶるパークみかも」の開校式(吉野川水系 徳島県)

○6月12日(日)、徳島県三好郡三加茂町の吉野川において三加茂水辺の楽校(ぶぶるパークみかも)の開校式が行われました。

○開校日当日は、前日に梅雨入りしたものの晴天となり、式典、イベント(徳島ヴォルティスサッカー教室、竹細工教室、ガラクタ音楽会、ネイチャーゲーム、ボランィアによる炊き出し)、川のPR展が行われ、参加者約800名の皆さんと開校式典を祝うことが出来ました。

○当楽校は、年間を通じて豊かな自然環境が残る加茂地先付近の水防林及びそ の周辺の河川敷を活用し、こどもたちがその中で「学ぶ」「遊ぶ」「作る」ことを通して自然に親しみ、自然を理解し、自然を大切にする心を養い、健全な成長に寄与すると共に次世代の地域づくりの担い手となる事を目的としたものです。

○加茂第一箇所の当楽校の整備は、市町村要望事業として、平成11年11月に登録され、平成13年5月に設置の三加茂町水辺の楽校推進協議会により整備計画 を策定し、その後、平成14年3月から平成17年5月にかけて国土交通省と三加茂町が協力して、整備を進めてきました。
  国土交通省は、直轄河川環境整備事業により、河川管理用堤防坂路、管理道(散策道)や河岸整備等の基盤整備を実施しました。また、三加茂町は、各種利用施設やトイレ、駐車場などの施設整備を実施しました。

○今後は、小学生の学習活動、地域住民・ボランティア団体による各種イベントや河川愛護活動などによる施設利用を推進してまいります。

4.瀬切れが進む中、コイの救出作戦の実施  (重信川水系 愛媛県)

○例年、この時期になると重信川・石手川では瀬切れが発生し、水たまりの中にコイが大量に取り残されます。今年も多数のコイが取り残され救出を求める住民の声が、重信川出張所に数多く寄せられました。

○そこで出張所では、6月の上旬、職員及び現場技術員等の協力のもと、重信川及び石手川においてコイの救出大作戦を実施しました。

○当日は猛暑の中、汗だくになりながら逃げまどうコイをタモ網ですくい上げ、(中には1m近くもある巨ゴイも)両河川で合計約260匹のコイ・フナ・ナマズなどを中央公園を流れる比較的水量の多い傍示川へ移動させました。

○今回の救出作戦では、現地にたどり着いた時、既に数十匹のコイが干からびて死んでおり、今後は早期発見に努め、対応したいと考えております。


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