四国河川ニュース《5/28(土)〜6/3(金)》 No.195
○今週のニュース○
○平成17年度土砂災害防止功労者に高知県大川村の和田末子さん受賞
(吉野川水系 高知県)
○四国山地砂防事務所による砂防学習会を開催 (吉野川水系 高知県)
1.平成17年度土砂災害防止功労者に高知県大川村の和田末子さん受賞
(吉野川水系 高知県)
○6月1日(水)、平成17年度土砂災害防止推進の集い(全国大会)が鹿児島 県文化センターで開催され、その式典の中で土砂災害防止に関し顕著な功績があり、他の模範として推奨に値すると認められる個人又は団体に対し国土交通大臣表彰が行われました。
○表彰を受けたのは全国で10個人3団体で、管内では四国地方整備局推薦の高知県土佐郡大川村在住の和田末子さんが「地域住民の生命又は身体の保護」に対し特に顕著な功績があったと認められ、表彰を受けました。
○功績概要は、平成16年8月台風15号の際、和田さんは「小松団地」裏山からの水の氾濫や臭いなどの前兆現象に気づき、村へ連絡するとともに裏山に最も近い8軒に避難を呼びかけ、自家用車で住民を避難場所へ誘導しました。その後、裏山崩壊により、床上・床下浸水、土砂流の流入等の被害はあったものの、ひとりの人的被害はありませんでした。
2.四国山地砂防事務所による砂防学習会を開催 (吉野川水系 高知県)
○6月3日(金)に土砂災害防止月間中(6月1日〜30日)の行事として高知県大豊町の落合床固工の現場において、四国山地砂防事務所による砂防学習会が開催されました。
○この学習会には、大豊町立大豊小学校の1年から5年の生徒児童33名と担任の先生方を合わせて総勢40名の参加者がありました。
○学習会では砂防事務所の「土石流3D体感シアター」と「降雨体験装置」を 使用し、土砂災害の恐ろしさや砂防事業の必要性を体感して頂きました。
○また落合床固工には、魚道が設置されていることから、嶺北漁業協同組合(杉本嘉彦組合長)との共同で、参加者全員によるアメゴの稚魚の放流やアメゴのつかみ取りを行い、自然環境の貴重さを学んでもらうとともに、砂防事業における自然に配慮した取り組みについても理解を深めていただきました。
○今後も他の地区において、当月間中に順次、学習会等を開催していく予定です。
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