四国河川ニュース《2/5(土)〜2/11(金)》 No.179


○今週のニュース○
    ○野村ダム水源地域ビジョン委員会が開催される(肱川水系 愛媛県)
    ○大渡ダム炭焼き窯(茶霧窯)が完成  (仁淀川水系 高知県)
    ○四国のみずべ八十八ヵ所実行委員会が開催される
     (四国のみずべ八十八ヵ所実行委員会事務局)
    ○「石手川ダム水源地域ビジョン」を策定 (重信川水系 愛媛県)

1.野村ダム水源地域ビジョン策定委員会が開催される(肱川水系 愛媛県)

 ○2月8日(火)、西予市野村町で野村ダム水源地域ビジョン策定委員会(委員長:甲斐朋香 松山大学法学部講師)が開催されました。

 ○水源地域ビジョンの策定では、委員会の設置とともにワーキング部会を設立し、市民参加による地域の意見をもとに地域事情を反映したビジョンとする方針です。
 
 ○このワーキング部会は、50余名の規模でスタートし、水源地域における問題点の抽出から対策法まで、ビジョンの検討段階において積極的な参加をいただいております。また、策定後の事業推進についても市民組織を中心とした体制を目指しています。

 ○現在まで、3回のワーキング部会と委員会を開催し、水源地域ビジョンの具体的な取り組みとして、「環境保全」、「ダム湖の活用」、「交流と連携」、「地域活動の活性化」の4本柱を軸として進めており、第4回ワーキング部会と委員会では最終的なビジョンを策定する予定です。

2.大渡ダム炭焼き窯(茶霧窯)が完成  (仁淀川水系 高知県)

 ○2月9日(水)、高知県高岡郡仁淀村高瀬地先において、地元関係者など約40名が参加し、炭焼き窯(名称:茶霧窯)の火入れ式が行われました。

 ○平成16年は度重なる台風の接近により、平年を上回る流木がダムに流れ込んで来ました。流木はこれまで、チップ化して公園などでマルチング材として活用しておりました。

 ○しかし、今年は流木の量が多いため対応に苦慮していましたが、「大渡ダム水源地域ビジョン」の事業の一環として、この流木の一部を利用して炭を作るため「炭焼き窯」を作ることになり、地元自治体や炭焼き愛好グループの協力を得てこのほど完成したものです。

 ○今後、事業の取り組みに当たっては、大渡ダム管理所と仁淀村役場を中心に「茶霧窯体験交流推進協議会」を設立し、流木と茶霧窯を利用して湖水園の方々や仁淀村の小中学生に炭を作る体験学習を通じて伝統・文化の継承をしてもらえればと思います。

 ○出来た炭は、地域のお祭りやイベント等に使用するなど、地域の交流と活性化を図ることを目的とした「大渡ダムワクワク炭焼き体験交流事業」を推進していきます。

 ○この事業が軌道に乗れば、仁淀村内だけでなく、近隣市町村の小中学生や団体などにも利用して頂きたいと思っております。

3.四国のみずべ八十八ヵ所実行委員会が開催される
              (四国のみずべ八十八ヵ所実行委員会事務局)

 ○2月10日(木)、「四国のみずべ八十八カ所」の今後の活動方針などが話し合われる第10回実行委員会が、高松市で開催されました。

 ○会議では、H16.4.1からH17.5.31までの期間で開催されているフォトコンテストの審査方法及び受賞枠が決定されました。

 ○審査方法は、
  ・各県毎に地元著名な写真家により事前審査を行い各20作品を選定
  ・その中から各県部会において上位8作品とユーモア賞の対象1作品を選定
  ・各県部会から報告された合計36作品から実行委員会において受賞作品18点を選定

 ○受賞枠については次のとおりとなります。
  ・金賞  1点:賞金50,000円、モバイル用端末、旅行券、四国の特産品
  ・銀賞  1点:賞金30,000円、旅行券、四国の特産品
  ・銅賞  2点:賞金20,000円、旅行券、四国の特産品
  ・佳作  4点:賞金10,000円、宿泊券
  ・特別賞10点:賞金10,000円、宿泊券
   *特別賞の内訳は、テーマ賞5点、部会賞4点、ユーモア賞1点

 ○応募期間はまだまだ続いていますので、上記受賞を目指して皆様奮ってご応募下さい。


 ○この他、水先案内人クラブ発足に向けた意見交換会の開催や「みずべ」の誘導案内・現地案内の看板設置について活発な意見交換や看板デザインに関する提案などが出されました。
       http://www.shikoku-mizube88.jp/

4.「石手川ダム水源地域ビジョン」を策定 (重信川水系 愛媛県)

 ○2月10日(木)、松山市において、「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」(委員長:鈴木愛媛大学工学部長)の第3回委員会と第7回幹事会(幹事長:矢田部愛媛大学工学部教授)の合同会議を開催しました。

 ○本委員会は、石手川ダム水源地域の活性化を目的に、平成15年11月27日に発足し、水源地域ビジョンについての討議を重ねてきました。

 ○今回の委員会・幹事会において、これまでの討議をもとに作成されたビジョン(案)について最終の討議が行われ、「石手川ダム水源地域ビジョン」が策定されました。

 ○また、今後の事業の推進体制についても話し合われ、平成17年度に「石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会」(事務局:松山市)を設立し、水源地域活性化に向けた取り組みを実施していく予定です。


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      TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
       FAX 087-851-8474(河川計画課)

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