四国河川ニュース《1/8(土)〜1/14(金)》 No.175
○今週のニュース○
○第十堰の形状把握調査を公開で実施(吉野川水系 徳島県)
○ISM(現位置撹拌混合固化)工法見学会を実施 (吉野川水系 高知県)
○第十堰環境調査(冬期調査結果)を公表 (吉野川水系 徳島県)
○2004水害・土砂災害パネルを展示 (吉野川水系 徳島県)
1.第十堰の形状把握調査を公開で実施(吉野川水系 徳島県)
○1月10日(月)、第十堰の現地にて第十堰形状把握調査(第1回公開調査)を行いました。
○当日は寒い中、公開調査には一般参加者約50名、学識者として徳島大学工学部岡部教授(河川工学)、橋本教授(コンクリート工学)、上田助教授(コンクリート工学)に参加いただき実施しました。
○「第十堰の形状把握調査」の概要説明の後、参加者全員で第十堰の下堰および上堰を歩いて回り、平張コンクリートや青石張が流出した箇所をはじめ計12箇所について先生方に現状に至った過程を解説していただきました。
○参加者の方々からは、先生方や職員に対して第十堰の現状について多くの質問があり、それぞれの箇所で熱心に第十堰の現状を見ていただきました。
http://www.toku-mlit.go.jp/index.html
2.ISM(現位置撹拌混合固化)工法見学会を実施 (吉野川水系 高知県)
○1月6日、11日の両日、四国山地砂防事務所発注の「平成15−16年度井口谷堰堤工事」の現場において、ISM(現位置撹拌混合固化)工法の現地見学会を関係者を招いて実施しました。
○本工法は、現場の掘削土を粒径処理した後にセメントミルクと撹拌混合して所定の構造物を構築するものです。
○本工法の特徴としては、残土運搬やコンクリートの搬入に伴う環境負荷の低減、掘削土を利用することによる建設副産物の軽減、建設コストの縮減等が挙げられます。
○6日の見学会には、四国技術事務所、高知県(高知土木、本山土木)等から30名が参加、11日には地元関係者、漁協等の方16名が参加しISM工法の説明、撹拌混合状況の見学を行いました。
○昨年の台風の影響が大きかったこともあり、地元関係者からは砂防堰堤の機能に関する質問も出るなど、砂防事業に対する関心が高くなっていることを感じさせられました。
3.第十堰環境調査(冬期調査結果)を公表 (吉野川水系 徳島県)
○1月11日(火)、徳島河川国道事務所が、第十堰現状調査の一環として平成16年5月より実施していました環境調査について、冬期調査結果がまとまりましたので公表しました。
○今回の調査は「よりよい吉野川づくり」に向けた今後の方針(平成16年4月27日発表)に沿った調査であり、調査結果は今後の第十堰補修検討等の基礎資料といたします。
○調査結果の公表は、冬期調査の鳥類、小動物(哺乳類)です。詳しくは、下記のホームページでご覧いただけます。
http://www.toku-mlit.go.jp/index.html
4.2004水害・土砂災害パネルを展示(吉野川水系 徳島県)
○1月15日(土)より徳島県立防災センターにて「2004水害・土砂災害パネル」を展示します。
○平成16年は近年まれに見る災害多発の年となり、7月に発生した新潟・福島豪雨や福井豪雨、台風10号、16号、21号、23号
等と立て続けに来襲した豪雨、台風により全国各地で水害・土砂災害が発生しました。
○徳島県内においても度重なる台風で大きな被害を受けたことは、みなさまの記憶に新しいことと思います。
○このような水害や土砂災害を最小限にくい止めるためには、必要な河川整備の着実な実施や適切な避難活動等、行政と地域住民とが連携した取り組みが必要と考えます。
○このため、今年発生した災害の教訓を活かし、今後の防災業務や活動に取り組むため、吉野川の水害を含む各地での災害の現状を、あらためて住民の皆様にも「2004水害・土砂災害パネル」としてお知らせすることにいたしました。
○会場では、徳島河川国道事務所でとりまとめた「吉野川の出水状況パンフレット」も無料配布する予定です。より多くの皆様に見て頂きたいと思いますので、ぜひご来場下さい。
【開催日時】
平成17年1月15日(土)〜平成17年1月23日(日)
【開催場所】
徳島県立防災センター エントランスホール他
(徳島県板野郡北島町鯛浜字大西165)
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四国地方整備局 河川部 防災対策官 則 勢
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
FAX 087-851-8474(河川計画課)
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