四国河川ニュース《11/13(土)〜11/19(金)》No.168
○今週のニュース○
○「重信川まるごと体験学生作品展」が開催される(重信川水系 愛媛県)
○四万十川自然観察会が開催される (渡川水系 高知県)
○松原泉を再生・保全する会の開催(重信川水系 愛媛県)
1.「重信川まるごと体験学生作品展」が開催される(重信川水系 愛媛県)
○11月13日(土)、愛媛大学総合情報メディアセンター・大ホールにおい て、自然保護への意識を高めてもらうことを目的に、「第2回重信川まるごと体験学生作品展」(主催:「重信川の自然をはぐくむ会」会長:愛媛大学工学部 矢田部龍一教授)が開催されました。
○会場には、重信川の周辺に生息している動植物や水質をテ−マにした水彩画、調査レポ−トなどを68点を展示し、発表会では、43の個人・団体がそれぞれの作品を紹介しました。
○中学生は、清掃活動を作文にまとめ、重信川には多くのゴミが落ちており、自分たちの手でごみを少なくしていきたいとの思いを述べました。
○松山南高等学校は、重信川の地下水と水質についてと、伊予農業高等学校は、塩屋海岸の海浜植物の再生について説明を行い、高校生のレベルの高さに会場の父兄ともども感心していました。
○子どもたちは重信川で体験した思い出を元気いっぱい発表していましたが、それぞれの作品から、子どもたちの自然に対する思いが伝わってくる思いがしました。
2.四万十川自然観察会が開催される (渡川水系 高知県)
○11月14日、中村市入田(にゅうた)地区において本年度2回目の四万十川自然観察会(主催:四万十川自然再生協議会)が開催されました。
○自然観察会は、河道内植物観察を通じて、環境の変化を観察し、後世に残すべき四万十川について考えていく取り組みです。
○今回は、鮎の産卵場付近の河原を歩きながら、台風23号上陸後の河道の変化や、植生の変化を観察しました。
○台風23号では、具同地点で毎秒10,000m3規模の出水があり、6月観察時とは、河道内の様子が一変していました
○現在地元では、洪水時の安全のため樹木を伐採するべきという意見と、良好な景観・環境保全のため残すべきという二つの意見があります。
○自然再生協議会では、今後も現地観察を行いながら、四万十川におけるよい樹木・河道管理のあり方について協議していく予定です。
3.松原泉を再生・保全する会の開催(重信川水系 愛媛県)
○11月19日(金)、松山市浮穴(うけな)公民館において、「松原泉を再生・保全する会(会長:森田光一)」の主催で「松原泉(まつばらいずみ)の再生に向けたワ−クショップ」が開催されました。
○ワ−クショップは、重信川の自然をはぐくむ会の協力のもと行われ会員13名が参加しました。
○今回は、大人が夢見る松原泉と小川の形状、規模、構造などをどのようにするかワ−キング形式により行いました。参加者を含め2つのグル−プに分かれ、二神透氏(愛媛大学工学部講師)と砂野美和氏(重信川エコリ−ダ−)をリ−ダ−として、活発な意見が交わされました。
○意見の中には、ホタルや魚などのためゾ−ンや、田植えが出来るゾ−ンなどを作ってほしいとか、小川には名前を公募しようとかいろいろな意見が出ていました。
○今後は、年内に先例地視察を行い、大人の夢見る松原泉と小川をまとめることにしています。
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