山鳥坂ダム建設事業、再構築を前提として継続。
山鳥坂ダムは、肱川の治水対策や中予地区の都市用水確保を目的として、肱川町に建設しようとするもので、平成6年に基本計画が公示された。
しかし、分水による影響等から大洲市、長浜町の同意を得られず、事業着手できないまま時間が経過していた。
平成12年11月、事業評価監視委員会において、1年を目途に地域の要請を踏まえて計画を見直し、早期に合意を図ることとの意見が出された。
その後出された愛媛県の提案(肱川の治水、河川環境対策等を優先した上で中予分水することを基本とし、鹿野川ダムの発電容量見直し、工業用水を中止する等により計画見直しをする。)を踏まえ、地域の理解を得るべく、肱川の治水・河川環境・利水を優先した上で中予分水を行う考え方で計画の見直し案を作成し、平成13年5月に肱川流域および中予地区に提示した。
見直し案については、肱川流域の理解は得られたものの、中予側からは分水量が減少することや分水への確約がない等により事業推進は困難との判断が示された。
中予の意向が示された後、肱川流域等から、見直し案で掲げた肱川の課題解消を望む意見が出された。
このような状況の中、平成13年11月16日、四国地方整備局事業評価監視委員会が開催された。
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(1)事業者の判断
委員会に対し事業者としては、
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