四国河川ニュース《8/21(土)〜8/27(金)》No.155


○今週のニュース○
    ○「茶霧湖まつり」開催される    (仁淀川水系 高知県)
    ○第28回「那賀川流域フォーラム2030」開催される(那賀川水系、徳島県)
    ○「第1回 吉野川堤防強化検討委員会」を開催(吉野川水系 徳島県)
    ○古川樋門・二線堤完成式を実施   (肱川水系 愛媛県)
     ○松原泉の再生に向けたワ−クショップを開催(重信川水系 愛媛県)

1.「茶霧湖まつり」開催される    (仁淀川水系 高知県)

 ○大渡ダムのダム湖「茶霧湖(さぎりこ)」湖畔で第18回仁淀村茶霧湖まつりが高知県仁淀村観光センターで開催されました。

 ○このお祭りはダムの地元、仁淀村の主催で行われるもので、地元の人だけでなく、お盆の帰省者など約2000名の多数の方々が楽しみにしている恒例行事です。

 ○大渡ダム管理所では、子ども達を対象にサイコロゲームを行いました。全員に花火等の入った参加賞があり、サイコロの目がそろった子どもにはさらに賞品がもらえるもので、毎年行列ができる人気ゲームです。

○その他お祭りでは、歌謡ショー(宮路オサム)やカラオケ大会、もちまき、盆踊り、打ち上げ花火など各種イベントがあり、みなさん楽しい時間を過ごしました。

2.第28回「那賀川流域フォーラム2030」開催される(那賀川水系、徳島県)

 ○8月21日(土)、委員22名(全委員35名)、運営会議委員4名参加のもと、「第28回那賀川流域フォーラム2030」が、相生町健康センターで開催されました。

 ○今回のフォーラムでは、「那賀川流域フォーラム2030提言」とりまとめに向けて、「序章 那賀川・桑野川流域づくりの基本的な考え方」「第3章 那賀川・桑野川のあるべき姿」「第4章 河川整備の方向性(ダムの有効活用、河道と堤防の整備、適正な水利用)」について提言(案)のかたちで確認しました。

 ○また「第4章 河川整備の方向性(生態系に配慮した川づくり、河川に関わる教育・文化・広報活動、河川情報の発信、森林の保全と整備のあり方)」「第1章 那賀川・桑野川流域の概要」「第2章 河川整備の現状と課題」について全員で話し合いを行いました。

 ○次回のフォーラムは、9月25日(土)阿南市文化会館において、「那賀川流域フォーラム2030提言のとりまとめ」の議論を行う予定です。
   

3.「第1回 吉野川堤防強化検討委員会」を開催(吉野川水系 徳島県)

 ○8月23日(月)徳島市において「吉野川堤防強化検討委員会」の第1回会合を開きました。

 ○吉野川流域の堤防について、浸透、侵食、地震に対する安全性を評価し、必要な箇所においては、堤防強化対策工の提案を行うことを目的として、「吉野川堤防強化検討委員会」を設置いたしました。

 ○本委員会は、5名の委員の方で構成され、第1回委員会では、下記7項目で堤防の現状及びその対策工の紹介と今後の検討委員会の進め方について審議がおこなわれました。
  <委員会構成>
  委員長:山上 拓男(徳島大学工学部教授)
   委員:澤田 勉 (徳島大学工学部教授)
   委員:岡部 健士(徳島大学工学部教授)
   委員:三神 厚 (徳島大学工学部建設工学科助手)
   委員:石川 浩 (徳島河川国道事務所長)

  <第1回委員会審議内容>
   第1回検討委員会では、堤防の強化検討について
   (1)討議内容及び工程
   (2)河川堤防が破壊に至るメカニズム
   (3)吉野川堤防の概要
   (4)漏水実績と浸透対策工の実績
   (5)侵食と対策工の実績
   (6)耐震点検と対策工の実績
   (7)堤防強化を進めていく上での課題整理

 ○今後2カ年で各年3回の委員会の開催を予定しており、第2回の委員会の開催は10月頃を予定しております。

4.古川樋門・二線堤完成式を実施   (肱川水系 愛媛県)

 ○8月24日(火)、大洲市東大洲において、古川樋門、二線堤(市道)の完成式が、関係者120名の出席のもと行われました。

 ○大洲市は総合的な冠水被害軽減対策として、東大洲地区の暫定堤防の背後地に外水の氾濫防止のため市道に位置付けた二線堤を完成させました。

 ○また、大洲河川国道事務所としても、冠水被害軽減対策の一環として、氾濫水を迅速に排水するため、古川樋門を整備しました。これらの整備により、洪水時の浸水被害軽減が可能となります。

 ○式典は、大洲河川国道事務所と大洲市との共催により行われました。まず、大洲市長、事務所長の式辞で始まり、来賓祝辞の後、工事経過報告と進み、セレモニー会場へと移りました。

 ○会場では、まず、くす玉開放を行い、大洲市長、事務所長による樋門操作後、二線堤を大洲市の広報車、河川パトロールカー、排水ポンプ車がパレードを行い無事終了しました。

 ○なお、式典会場の隣では、水害写真集のパネル展と完成堤防実物大の形状断面を展示し、式典参加者に肱川の治水の必要性をアピールしました。

5.松原泉の再生に向けたワ−クショップを開催(重信川水系 愛媛県)

○8月25日(水)松山市浮穴公民館において、「松原泉を再生・保全する会(会長:森田光一)」の主催で「松原泉の再生に向けたワ−クショップ」が開催されました。

 ○ワ−クショップは浮穴地区の小学6年生12名を対象に行われ、今回は「重信川の自然をはぐくむ会」などから重信川などの説明が主に行われました。

  ・「重信川の概要について」
  「重信川の自然をはぐくむ会」大学生グル−プの森藤隆元氏・松岡晋是氏

  ・「松原泉の昔について」
   「松原泉を再生・保全する会」吉良春美氏・今村桂氏

  ・「泉について」
   「重信川の自然をはぐくむ会」武井糸氏

  ・「重信川の生き物について」
   「重信川の自然をはぐくむ会」川越幸一氏

  ・「松原泉の再生事業の概要について」
    松山河川国道事務所

 ○子どもたちは各講師の説明を熱心に聴き入っていました。松原泉の再生の必要性について理解していただけたものと思います。


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