四国河川ニュース《7/3(土)〜7/9(金)》No.148


○今週のニュース○
    ○「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」第4回幹事会を開催
                             (重信川水系 愛媛県)
    ○「第9回川の日吉野川スポーツ交流大会」開催 (吉野川水系 徳島県)
    ○第3回 環境建設フォーラムを開催  (重信川水系 愛媛県)
    ○平成17年度「森と湖に親しむ旬間」全国行事現地実行委員会・幹事会を開催
                             (吉野川水系 高知県)
    ○肱川町で水生生物調査を実施   (肱川水系 愛媛県)
   

1.「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」の第4回幹事会を開催(重信川水系 愛媛県)

 ○このほど松山市において、「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」の第4回幹事会(幹事長:矢田部愛媛大学工学部教授)を開催しました。

 ○今回の幹事会では、第3回幹事会での意見、幹事会後実施した自治体及び水源地域の住民の皆さんへの説明会での意見等を加えた「石手川ダム水源地域ビジョン」の基本理念、基本方針、施策メニューの修正案及びキャッチフレーズ、水源地域ビジョンの推進のための組織体制、委員会に提言する「石手川ダム水源地域ビジョン(素案)」について、活発な討議が行われました。

 ○今後は、8月上旬に第5回幹事会の開催を予定しており、8月下旬に開催予定の第2回委員会に向けて、幹事会としての「石手川ダム水源地域ビジョン(案)」を取りまとめていく予定です。

2.「第9回川の日吉野川スポーツ交流大会」開催される      (吉野川水系 徳島県)

 ○7月4日(日)、徳島県三好郡池田町において、水源地域と四国四県の受益地域の人々が集い「川の日吉野川スポーツ交流大会」が開催されました。

 ○このイベントはスポーツ等を通して水源地域と受益地が交流を図りながら相互に連携し、それぞれが理解を深めると共に川や水、森や湖の大切さを再認識していただくことを目的にしています。

 ○参加数は年々増加しており、今年度は軟式野球6チーム、小学生ソフトボール6チーム、少女バレーボール6チーム、ソフトバレーボール40チーム、Eボート6チームの参加があり、選手、運営関係者あわせて約800  名の方々が集まりました。

 ○競技はどの会場でも白熱した試合展開となり、皆良い汗を流し、勝敗に関わらず楽しみながら交流が行われました。

 ○この大会は嶺北地域と三好地域で交互に開催され、来年度は高知県嶺北地域での開催予定です。

3.第3回 環境建設フォーラムを開催(重信川水系 愛媛県)

 ○7月5日(月)愛媛大学総合情報メディアセンター・大ホールにおいて、「第3回環境建設フォーラム」(主催:愛媛大学工学部環境建設工学科、国土交通省四国地方整備局、土木学会四国支部愛媛地区部会)が開催されました。

 ○特別講演として「今後の治水のあり方」と題し、鈴木幸一愛媛大学工学部長から四国三郎(吉野川)の治水や肱川の治水(整備計画)を例に治水の基本的な考え方、都市化と総合治水対策についての講演がありました。

 ○「松山平野の水環境−水環境に及ぼすため池の役割について−」と題し、愛媛大学工学部助教授 西村文武氏が講演。松山平野のため池の役割について現地調査、室内実験結果をもとに、かわりやすく紹介がありました。

 ○また、松山河川国道事務所からは「重信川の河川整備について」と題し、重信川の治水の歴史と、今後の整備方針について、さらに、重信川の利水と環境の面について現状と将来の整備についての紹介がありました。

4.平成17年度「森と湖に親しむ旬間」全国行事現地実行委員会・幹事会合同会議を開催     (吉野川水系 高知県)

 ○7月7日(水)、高知県本山町のプラチナセンターにおいて、平成17年7月に早明浦ダム周辺で開催する「森と湖に親しむ旬間」の全国行事に向けた現地実行委員会・幹事会の設立会議が開催されました。

 ○「森と湖に親しむ旬間」は、国民に森や湖に親しむ機会を通じて、心身を  リフレッシュし、明日への活力を養うとともに、森林やダム、河川等の重要性について国民の関心を高め、理解を深める事を目的として、昭和62年に制定され、毎年7月21日〜31日を旬間として、全国各地でイベント等が開催されています。

 ○また、全国行事についても、旬間に合わせて各整備局のブロック単位で毎年開催され、平成17年度の早明浦ダム周辺が四国で2回目(平成4年度:野村ダムで開催)通算19回目の開催となります。

 ○実行委員会(会長:本山町長)は、開催町村である嶺北5町村に加え、国  土交通省、林野庁、四国四県、ダムユーザー(利水者)、水源地域対策基金、ダム管理者、警察、消防の計23機関で構成されています。

 ○今後は、関係機関担当者による作業部会を設立し、具体の準備に着手することとしています。

5.肱川町で水生生物調査を実施  (肱川水系 愛媛県)

○7月8日(木)に、喜多郡肱川町の道の駅「清流の里ひじかわ」の裏の肱川で、肱川町立中野小学校3年生13名と引率の先生1名の14名が参加し水生生物調査を行いました。

 ○水生生物調査と併せて水質のパックテスト(pH,COD)も実施し、肱川の水質を調査しました。晴天のなか子どもたちは水とたわむれながら楽しんで虫を集めたり、パックテストを行っていました。

 ○水生生物調査の結果は、カワニナが一番多く、ついでスジエビで水質階級はUすこしきたない水となりました。しかし、きれいな水に生息するウズムシ,カワゲラも採取されました。

 ○パックテストの結果としては、pHは8.5 CODは6程度で水生生物調査の結果を裏付けたような値を示しています。

 ○この調査は、来年からも3年生を対象に継続的して実施していくことになりました。


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