四国河川ニュース《3/13(土)〜3/19(金)》No.133


○今週のニュース○
    ○「波介川河口導流事業」起工式を行う(仁淀川水系 高知県)
    ○第24回「那賀川流域フォーラム2030」開催される(那賀川水系、徳島県)
    ○「四国のみずべ八十八箇所73〜75」のご紹介
   


1.「波介川河口導流事業」起工式を行う
                  (仁淀川水系 高知県)


○3月14日(日)、「波介川河口導流事業」の起工式が高知県土佐市新居の事業予定地で、地元選出国会議員、地元「新居を守る会」等関係者、
  高知県土木部長、土佐市長、河川局治水課長等約200人の関係者の出席によりとり行われました。
○本事業は、波介川の氾濫による被害を頻繁に受けている土佐市の中心市街地の抜本的な浸水被害解消を目的に、波介川合流点を仁淀川の河口付近まで
  延伸するもので、仁淀川本川の影響を除き、波介川の洪水を安全に流下させ、波介川流域の浸水被害を大きく軽減させるものです。
○現在の計画は、昭和60年に計画決定されたものの着工には至っていませんでした。この度、地元の方々、関係各位のご理解とご協力が得られ着工の運び
  となったものです。
○式では、南部局長が「永い年月、新居地区に多大なご苦労をおかけしました。今後は平成24年度末の事業完了を目指し、重点的、効率的に事業を実施します。」
  と式辞を述べ、引き続き、植田高知河川国道事務所長による工事概要説明、国会議員と高知県土木部長の祝辞、望月治水課長の挨拶、土佐市長の謝辞の後、
  鍬入れ、くす玉開披を行い、工事の安全を祈願しました。
○その後、土佐市主催の「起工祝賀行事」が催され、土佐市中心部の受益地から土佐市波介川改修促進協力会の会長が、あらためて新居地区の
  工事着工同意に対して感謝の言葉を述べられました。
○引き続き、地元、光の村養護学校の生徒たちによる勇壮な黒潮太鼓の演奏、受益地の高石小学校、地元の新居小学校の両校の生徒による紙風船上げ、
  もち投げが行われ、工事起工を祝いました。
○今後は、環境調査や事業説明などを継続し、高知県、土佐市とともに地域振興策の具体化を図り、一日も早い事業の完成を目指します。

2.第24回「那賀川流域フォーラム2030」開催される
                          (那賀川水系、徳島県)

○3月13日(土)、委員23名(全委員35名)、運営会議委員5名参加のもと、「第24回那賀川流域フォーラム2030」が、阿南市文化会館研修室で開催されました。
○今回のフォーラムでは、「那賀川流域フォーラム2030提言」のとりまとめに向けて、「序章:那賀川・桑野川の流域づくりの基本的な考え方」及び
  「第3章:那賀川・桑野川のあるべき姿」について事務局からの説明の後に全員での議論を行いました。
○次回のフォーラムは、4月24日(土)相生町健康センターにおいて、「那賀川流域フォーラム2030提言のとりまとめ」に向けて議論を進めていく予定です。
 

3.「四国のみずべ八十八箇所73〜75」の紹介
                (四国地方整備局)

【香川県】
73番 大見海岸・津島神社(香川県三豊郡三野町)
    ポイント:塩飽諸島を望む静かな海に浮かぶ小島と農漁村が織りなすのどかな風景は箱庭のよう。子供の守り神として信仰を集める津島神社は
          沖合の小島にあり、海上の橋で結ばれていることから“瀬戸の江ノ島”に例えられる。夏の大祭りには大勢の参拝客でにぎわう。

74番 オニバスの咲く池《前池》(香川県善通寺市)
     ポイント:環境省の絶滅危惧植物にもリストアップされているオニバスの群生池。直径1メートル程もある大きな葉が池を覆い、毎年8月から9月には
          赤紫色の可憐な花が咲く。「オニバス保存会」が発足し、前池の環境保全にも弾みがついている。

75番 満濃池と国営讃岐まんのう公園(香川県仲多度郡満濃町)
     ポイント:周囲約20キロ。大河がない香川県に2万余りあるため池の中でも最大・最古。空海が改修したと伝えられる。6月中旬に行われる“ゆる抜き”は
          豪快で、多くの見物客が集まる。公園には昭和中期の里山を再現したエリアがあり、環境教育の場にもなっている。


※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
  MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
  までお問い合わせ下さい。



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